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「ミャンマーの民族紛争」―解決に日中協力は可能か?― [2018年07月23日(Mon)]
「ミャンマーの民族紛争」
―解決に日中協力は可能か?―


ミャンマー最大の問題は、巷間話題のロヒンギャ問題ではなく、15とも19ともいわれる70年間に亘る少数民族武装勢力との停戦であり、統一ミャンマー連邦成立への悲願達成にある。

筆者はミャンマー国民和解担当日本政府代表として全面停戦への協力が任務であり、既に10のグループとの停戦が実現し、外務省の支援を受け、長年苦労してきた住民に和平の果実として住宅、診療所、学校建設等の復興支援も開始している。

カレン州やモン州の停戦により、ヤンゴンからタイに抜ける東西回廊の可能性が実現したことは大きな成果であったと思われる。この間、政府、国軍、少数民族武装勢力の調整と停戦協議の会議実現のための裏方作業に、5年間でミャンマー及びタイ(武装勢力幹部は主にタイに在住)への出張は83回となった。

70年間に亘る闘いで醸成された相互の不信感は、第三者にとって到底理解できるものではない。無駄を承知で足を運んで個人的な信頼関係を築くのに、これだけの訪問が必要であった。

残された北部紛争地域は中国と国境を接しており、中国の影響力の強い地域だ。先般、中国・王毅外相来日の折、「残された停戦合意未署名グループの説得について、日・中で協力しませんか?」と問いかけたところ、即座に関係者に連絡しますとの思い掛けない返事を得た。

7月12日、第三回パンロン会議が首都ネピドーで開催された折、中国政府代表・アジア問題特使の孫国祥代表との会談が実現し、双方、情報交換は勿論のこと、積極的な協力によってミャンマーの全面停戦を実現しようと、おおむね同意を得た。

日本は外交史上、第三国の紛争解決の実績はない。既に紛争地の半分は実現しているので、残りの地域について、日・中両国の協力によって成功するか否か。筆者の能力が試されることになる。

この件はミャンマー政府、軍の了解も得ているので、積極的に活動を続け、全面停戦を実現し、責務を完了したいものである。

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5年間で83回とは、月に一度以上の訪問で築き上げた信頼関係の上に成り立っていることが明確に伺える。
ニュースでは知ることがない地道な交渉が水面下であったことを知った。
中国との協力で早期実現を心から願う。
Posted by: 石野恵子  at 2018年07月23日(Mon) 08:00

5年間で83回とは、月に一度以上の訪問で築き上げた信頼関係の上に成り立っていることが明確に伺えた。
ニュースでは知ることがない地道な交渉が水面下であったことを知った。
中国との協力で早期実現を心から願う。
Posted by: 石野恵子  at 2018年07月23日(Mon) 07:59