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「ちょっといい話」その91―チリのアタカマ天文台― [2018年04月02日(Mon)]
「ちょっといい話」その91
―チリのアタカマ天文台―


東京大学宇宙線研究所の吉井譲博士が苦節10数年、チリのアタカマ天文台(標高5640メートル)に口径なんと!6.5メートルの日本製赤外線望遠鏡が年内には完成し、来年には本格的に観測を始めるとの知らせをもって10数年振りにお越しになった。

これまで地上では観測不可能とされてきた100億光年以上遠方にある非常に明るい天体のクエーサーや、その中心にあるブラックホールや形成過程にある惑星などの観測に取り組むことになったとの事である。

吉井教授の話によると、当時この計画には誰も賛同者がおらず、何とか実現したいと藁(ワラ)をも掴む思いで当時参議院議員であった広中和歌子女史に話したところ、気宇壮大な人が一人いると私が紹介されての初対面となった。

当時、私は不可能と言われていた北極海航路の開発委員長として、ノルウェー、ソ連、日本の学者と共に、チャレンジ、チャレンジを相言葉に活動していた最中だったので、吉井教授には何のお役にも立てなかったが、その後、驚異的な情熱とご努力で不可能を可能にされたわけである。

th[3].jpg
来年には観測が始まる!


吉井教授曰く、「金銭だけではこの計画は実現できませんでした」と、同行のチリ日系人の松原修氏を紹介してくれた。日本でも富士山をはじめ高山は神が宿るといって信仰の対象であるが、チリも同じで、天文台を設置するチャナントール山も原住民の信仰の対象で、この松原修氏の原住民へのねばり強い説得なくしては不可能であったという。

アタカマ砂漠のチャナントール山山頂.jpg
神が宿るといわれるアタカマ砂漠のチャナントール山山頂に建設


その松原氏の「ご息子」が日本財団にお世話になっているという。縁は異なもので詳しく聞くと、日本財団が行っている世界の日系人子弟への奨学金制度に合格して5年間日本に留学することになり、できれば東京大学で学問をしたいと合格通知書を持参された。

この奨学金制度は、特に南米を中心に日系人の若者に日本人としてのアイデンティティを学んでもらい、帰国後、それぞれの国で活躍してもらいたいと設置しているもので、学問中心ではなく、太鼓製作者、家具製作者や文化服装学院でファッションの勉強、帰国後、日本式の美容院のチェーン化に夢を持つ女性もいた。勿論、学者志望の若者もいる制度で、卒業生も在校生も日本財団とネットワークを作り、情報交換は勿論のこと、在日者は年に一度、日本財団で親交を深めてもらっている。

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