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「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2017」 [2018年02月09日(Fri)]
「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2017」

一昨年に続き2回目となる「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム」を昨年11月17日から3日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催した。日本財団が目指す「みんながみんなを支える社会」の実現に向け、市民、企業、政府、国際機関など幅広いセクターに集まってもらい、社会に新たな変化を引き起こすようなアイデアを生み出してもらうのがフォーラムの狙い。今回は3日間で5000人を超す関係者に参加いただき、昨年以上の盛会となった。

ほぼ満員の会場.JPG
満員の会場


事務局によると、参加者の約57%は10代、20代の若者。少子高齢化の中で、ともすれば若者の内向き志向が指摘される中、これだけの若者の参加は予想外で、うれしい“誤算”でもあった。初日には成熟した国際都市の建設を目指し日本財団と包括連携協定を締結した東京・渋谷区の長谷部健区長、さらに昨年に続き自民党若手実力者の小泉進次郎衆院議員から基調講演をいただき、筆者も主催者として以下のような挨拶をした。

小泉進次郎議員、長谷部健渋谷区長、筆者との対話.JPG
小泉進次郎議員、長谷部健渋谷区長、筆者との対話


********************

2017年11月17日
於:東京国際フォーラム

皆さん、ようこそお越しくださいました。今日はたくさんの方々にご参加いただき、ありがとうございます。皆さんにお会いできて嬉しく思います。

今日、参加してくださった皆さんの動機はそれぞれ違うかもしれません。でも、「ここに来れば何かが起こる」「何か新しいことができる」そんな期待を持って、全国から集まってくださったのではないかと思います。

この会場には、いろいろな方々に来ていただいています。たとえば、学生の皆さん、災害支援ボランティア経験者の皆さん、NPOで日々活躍されている皆さん。あるいは企業の中で「本業と、社会課題の解決を両立させよう」と努力されている皆さん。また、行政の皆さんにもお越しいただいています。「何か社会のために関わってみたい」と、一歩を踏み出す思いで来てくださった方もいるでしょう。立場や所属が違っても、関心の分野が違っても、参加者の皆さんは、共通して、これからの日本をどうしたらいいかということを考えていらっしゃるに違いありません。

私たち日本財団は、このソーシャルイノベーションフォーラムで、そんな皆さんが集まり、多くの人と新たに出会い、にっぽんの将来について熱く議論をしてほしい。そんな強い想いをもってこのフォーラムを準備して参りました。

さて、少子化、高齢化、地域の過疎化。これらは、現代の日本社会を表す言葉です。皆さんも毎日のように耳にしていることでしょう。しかし、社会課題はこうした「型にはまった一言」で表せるかというと、もはや、そう単純なものではありません。

たとえば、高齢化がすすむ日本では、介護の問題が表面化しています。家族が介護をする場合、働き世代の子どもが仕事を辞めなきゃいけないとか、年老いた夫婦がどちらかを介護しなくてはならないなど、ひとつの問題はいろいろな問題に連鎖し、それらが絡み合っていきます。このように、問題が複雑になっているのは、皆さんもよくご存知のとおりです。

社会課題の状況は、一言で括ったり、個別に取り出して語ったりできません。また、決められた枠組みの中で、慣例に従って活動していては複雑化している社会課題に対して解決策を見出していくのは難しいと言えます。さらに、変化のスピードに対応して、既存の自分たちの組織の枠組みを変えていくのは、なかなか言うは易しでしょう。

今の状態を放置していては、にっぽんの将来がどのようになってしまうのか。私はずっと懸念していました。この状況を打開したい。組織や、年齢などの垣根をとっぱらったオープンな議論の場が必要だと考えました。分野は違っても、にっぽんの将来のために活動している方々が、全国各地に数多くいらっしゃいます。みんなで年に一度集まって、定型化された、筋書きどおりに考えるのではなく、新たな視点で課題を見つめなおす場所、それぞれのアイデアを持ち寄って議論しあい、従来には考えられなかった解決策を生み出し実践していく場所、にっぽんの将来をみんなでつくっていく場所をつくろうという思いに至りました。

そして、昨年、初めてソーシャルイノベーションフォーラムを企画し、開催致しました。多少の不安もありました。しかし、予想以上に多くの方に集まっていただくことができました。昨年参加された皆さんからは、「こんなに幅広いテーマを一度に扱ったイベントはめったにない」「新しい発想のヒントを得た」という、思いがけないポジティブなコメントをいただきました。

そして私たちも、皆さんの社会課題を自らの手で解決したいというやる気と行動力、大きなエネルギーを実感できました。新しい発想と大きなエネルギーを結集することが、明るいにっぽんの将来のために価値があると確信しました。

日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムは、全国各地で、日々、それぞれに活動している皆さんが、年に一度、ぎゅっと集まれる場所、たとえるなら「磁石」のような場所です。人と人が出会い、アイデアとアイデアが繋がって明るい未来へのイノベーションが生まれる場所になると信じています。磁石にはS極とN極、両極にある物同士が引かれあうという特徴があります。このフォーラムも、分野の異なる専門家の皆さんや企業の方が出会える場です。あまり関係ないかなと思っていた人と出会うことにより、なにか新しいヒントをつかめるかもしれません。

政府、行政、NPO、企業、ここには、そのような枠組みはありません。企業のトップ、学生、年齢差、そういうのも一切関係ありません。もうひとつ、磁石には別の特徴があります。それは反発しあうことです。反発からは大きなエネルギーが生まれます。反発して、時にぶつかったって構いません。関係ないと思っていた分野の人と数多く出会って、どんどん大きなエネルギーが生まれたら、こんなに素晴らしいことはありません。

今回、数多くの面白い分科会をたくさん用意しています。分科会を多く集めすぎて、あいにくプログラムの文字が小さいので読みにくいかもしれませんが、中身は濃いはずです!是非、この盛りだくさんの分科会に参加してください。

私たち日本財団も、イノベーションを起こすために、皆さんと話をしたいと思います。どの分科会にも必ず日本財団の職員が参加していますので、遠慮なくどんどん相談してください。今年は屋外のオープンスペースに自由に交流できる場所も用意しました。時間がなくて話し足りなかった人も、秋空の下で話すことができます。ぜひ活用してください。

私はこのイノベーションフォーラムを、皆さんのエネルギーもお借りしてより大きな磁石にしていきたい。フォーラムの磁力が大きくなれば、参加された皆さんもたくさんの磁力を帯びることができる。その磁力を活かして、もっともっと多くの人を仲間に巻き込んでください。そうすれば、皆さん自身の活動が広がるに違いありません。そうして、全国各地で皆さんが磁力の中心となって明るいにっぽんの将来をつくるイノベーションを起こしてほしいと私たちは願っています。今日から3日間、イノベーションの可能性を信じて、数多くの人との新しい出会いを通して、皆さん大いに盛り上がってください。新しい出会いは、可能性を広げてくれます。

にっぽんの将来は、私たち一人ひとりにかかっています。
日本財団は、皆さんと一緒にソーシャルイノベーションを起こして、明るいにっぽんの将来をつくっていきたいと思います。


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コメント
初めまして、一般社団法人 日本二輪車文化協会と申します。
とても素晴らしいフォーラムに、感激致しました。
弊団体は、オートバイライダーの環境改善と、ライダーの社会的地位向上、オートバイ文化の確立の為に活動しております。
現在は、交通社会を通じてライダーが世の中の役に立てる様に、ファーストエイド(人名救助応急処置)の講習を実施してます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 日本二輪車文化協会
ファースト・エイド普及推進本部
Posted by: 日本二輪車文化協会  at 2018年02月15日(Thu) 15:02