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「ちょっといい話」その70―ホームホスピス われもこう― [2016年06月24日(Fri)]

「ちょっといい話」その70
―ホームホスピス われもこう―


ホームホスピス「われもこう」(竹熊千晶理事長)は、熊本市内に2カ所ある。昨年初めて訪れたが、その後地震でどうなったのか心配で、熊本市長に救援活動の報告の後、寸暇を惜しんで慰問に訪れた。

屋根瓦の損傷が激しく、見積もりでは2000万円ほどが必要だと竹熊さんは顔を曇らせたが、「皆さん、怪我はなかったですか?」との問いには「全員無事で何とかやっております」と、少し微笑んで下さった。

地震の被害は大きくなかったとはいえ、屋根瓦が剥がれて室内に雨漏りがするとのこと.JPG
屋根にはブルーシート
地震の被害は大きくなかったが、屋根瓦が剥がれて雨漏りが・・・

地震後、多くの支援物資が届いたと、竹熊千晶理事長が説明してくださいました.JPG
地震後、多くの支援物資が届きました!


大きな屋敷の中では9人の患者さんが生活しており、台所で介護の女性たちと楽しそうに談笑している方、安堵した安らかな顔で眠りについている方もいた。

われもこうには現在9名の入所者の方がいらっしゃいます.JPG
家庭にいるような雰囲気の中で・・・


昨年訪れた折には、この家をホームホスピスとして提供したおばあさんが、病を得てまたこの家に戻り、仏間で安心したように静かに寝ている姿が印象的だった。人さまの終末医療に自宅を提供した積善の方が、自らも病のために自宅に戻られ療養している姿は、何とも心温まる思いがした。一年振りにお元気で再会できたことも嬉しいことでした。

多くの終末期に近い患者は、自宅、又はこのような家庭的な雰囲気のホームホスピスを希望されるという。日本財団では、自宅での療養を希望する患者さんを支える在宅ホスピスケアの実践者を養成するプログラムを実施している。看護師、介護士などケアの専門家である彼らの意欲は高く、既に40名が受講を修了して各地で活動を開始している。日本財団では、研修中の生活費は勿論、起業に必要な費用も助成している。

また、ホームホスピス用として篤志家から提供された家屋などの改装費に、この3年間で34件、4億2900万円を提供してきた。

この活動を全国に拡げ、一人でも多くの高齢者が終末期をこのような家庭的な心温まる環境で迎えられるように活動を強化していきたいと、努力を続けているところである。
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