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「東日本大震災と絆」―神社こそ絆の原点― [2015年05月11日(Mon)]
「東日本大震災と絆」
―神社こそ絆の原点―


東日本大震災から4年が経過した。現地はまだまだ復興途上である。

大震災発生直後のメディアのキ−ワードは『絆』であった。「日本人としての絆」「被災者との絆を大切に」等々、多くのボランティアが被災者との絆を求めて復興支援に参加し、活動した。再三ご報告しているように、日本財団も多種多様な支援活動に取り組んできた。

絆とはなんだろうか? 辞書によると「断つにしのびない恩愛、離れがたい情実」とある。

私は絆の原点は神社にあると考えている。なぜならば、氏子たちは、古代から氏神に守られ、五穀豊穣に感謝して神に感謝の祭りを捧げてきた。被災地でも獅子祭の獅子踊りや太鼓、笛などを、爺、婆が孫の世代に教え、伝統を代々引き継ぐ中で、祭りの役割分担を決め、一致協力することでコミュニティーの結束を固めてきた。

日本財団では、鎮守の森がある神社こそ被災地の絆の原点と考え、祭りに使用する道具を180団体に、鎮守の森を復活させるための植樹を20カ所で、被災地の人々やボランティアの協力で行ってきた。社(やしろ)は流失、破壊されたが、被災者の皆さんには植樹した木々の成長を見守りながら、心の故郷である鎮守の森に思いを馳せていただきたく思う。

流出・崩壊した社(やしろ)は145カ所に上る。最近は、全国的に宮司が不足し、一人で20カ所もの神社を管理する宮司さんもいると聞く。神社はその氏子の寄進で成り立っており、全国的に運営が困難になりつつある。特に被災地では、氏子が仮設住宅や県外に移住した神社も多く、運営が一層困難になりつつある。

そうした中で宮城県石巻市雄勝町の葉山神社は、千葉秀司宮司の努力で社殿が再建された。この神社は雄勝法師神楽(国指定重要無形民俗文化財)の奉納で知られ、雄勝、女川地区にある18の神社の中核的存在でもある。

日本財団は1億4137万5000円を拠出して協力し、3月28日、無事、上棟記念奉祝祭が行われ氏子ら約500人が集まった。亀山紘市長も、震災後、これほど多くの町民が一度に集まったのは初めてと驚き、神楽の奉納をはじめ屋台の出店もあって、にぎやかな祭りとなった。

散餅・散銭の儀.JPG
沢山の人が集まり散餅・散銭の儀が行われた


姉妹財団である日本音楽財団がロンドンで売却したヴァイオリン「ストラディヴァリウス・レディ・ブラント」の代金11億6800万円も、日本財団・枡方瑞恵の努力によって、全額、伝統文化の復興のために活用された。

被災地の復興は、ともすれば住宅建設や道路、港湾の整備事業などに集中しがちだが、被災者にとって本当の復興は、何よりも心のケア、心の復興であり、日本財団も引き続き被災地復興に貢献したいと考えている。
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