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「イスラエル・パレスチナ問題」その2―民間神風外交 アッバス大統領と会談― [2014年06月20日(Fri)]
「イスラエル・パレスチナ問題」その2
―民間神風外交 アッバス大統領と会談―


昨11日のエルサレムでのペレス大統領との会談後、一旦アンマンのホテルに戻り、翌日、あらためてアッバス大統領(日本での呼称は議長であるが、正式には大統領)と会談すべく、ヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区ラマッラーの大統領府を訪れた。

アッバス大統領は、2004年11月、アラファト大統領死去に伴いPLO議長に選出され、2005年、大統領選挙に当選して名実ともにパレスチナの代表者となった。

バチカンから帰国直後の超多忙の中ではあるが、ヨルダンのハッサン王子が直接電話で私のアポを交渉してくださり、夕方7時からの会談が実現した。

以下、アッバス大統領の発言ポイントのみ記載した。

1.日本への謝意
a) 自分は2012年4月に東日本大震災の被災地を訪問した。しかし、これが初めての訪日ではなく、それ以前にも訪日している。その際は、広島も訪問した。
b) 日本政府は、経済面のみならず、政治的支援や人道的支援も行ってくれている。また、国連におけるパレスチナの地位に関する総会決議においても賛成票を投じてくれた。こうした日本政府と日本国民へのサポートに対し、パレスチナ自治政府は、深い敬意と感謝の気持ちを感じている。

2.ペレス大統領およびバチカンでの共同礼拝について
a) ペレス大統領は、いい奴(good guy)であり、ピースメーカーである。ペレス大統領は、1993年のオスロ合意に署名した人間であり、私はそこで初めて彼と会った。それ以来、我々は親しい友人であり、私も彼を信頼している。
b) 先日のバチカンでは、共同礼拝の後、和平対話についてもペレス大統領と話をしたが我々の間には何の相違もないことがわかった。我々は、いかにして和平交渉を再開するか、和平交渉の妨げとなっていることは何か、将来に向けて何ができるのかを議論した。
c) ペレス大統領は傑出した、歴史的な指導者である。多くの人が彼を尊敬しており、多くのイスラエルの政治家が彼の発言には耳を傾け、これに敬意を表する。私は彼を信頼しており、彼が今までの和平に向けた努力を継続してくれると信じている。彼は91歳だが、まだ現役である。

3.イスラエル/パレスチナ間の和平交渉について
a) この9ヶ月間の間、我々はいつでも和平交渉を再開(Resume)する用意があった。なぜなら、和平交渉は、米国が提案したものだったからである。過去3ヶ月間、我々はただ一つの問題に集中してきた。それは国境の問題であり、 我々はイスラエル政府に対し、入植活動を中止するよう要求してきた。もしもイスラエル側でこれを受け入れる準備ができ、我々に戻ってほしいと望むのであれば、我々はいつでも和平交渉のテーブルに戻る用意がある。
b) イスラエルは、我々とハマス(ガザ地区を支配する政党。イスラエルはテロ集団とみなしている)が和解を遂げたことに腹を立てている。しかし、我々はハマスとの間の国民的統一を進める。新政府を立ち上げ、6ヶ月以内に大統領選挙と議会選挙を行う予定であり、すでに準備を開始した。イスラエルが我々の国民的和解の努力に反対する何の正当性もない。米国、欧州、日本を始め、世界各国が我々の和解プロセスを認め、これを祝福している。イスラエルのみがこれに反対している。我々は忍耐強くイスラエルが交渉の席に戻ってくるのを待っている。

4.安倍総理のパレスチナ訪問について
a) 我々は、安倍総理がパレスチナを訪問するよう公式に招待したい。我々はいかなる時でも総理のパレスチナ訪問を歓迎する。これを総理にお伝え願いたい。我々は、日本政府と日本国民による支援を高く評価し、これに深く感謝している。

5. 和平交渉再開の見通しについて
a) ペレス大統領が、新大統領やネタニヤフ首相に対して何かができるのではないかと期待している。もしも、イスラエル側が交渉のテーブルに戻る用意ができれば、我々は何の前提条件もなしに交渉を再開する用意があるし、その準備はできている。
b) 我々は忍耐強く待っている。我々はイスラエル政府と安全保障面で協力することに合意しており、両国に対するいかなるテロや暴力も防止するつもりである。

*なお、会談冒頭の写真撮影では、異例なことに、大統領は同行者三人ともツーショットを命令し、会談終了後、自ら写真にサインして各人に手渡して下さった。

アッバス大統領.jpg
全員にサイン入り写真を
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