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「新聞に見る日本語の乱れ」―外来語の氾濫 その1― [2013年11月25日(Mon)]
「新聞に見る日本語の乱れ」
―外来語の氾濫 その1―


語学な苦手な筆者ではあるが、日本語の表現の豊かさは、世界に37,000以上の言語があるといわれている中でも、世界屈指ではないだろうか。碩学の白川静先生の「字通、字統、字訓」の三部作は何よりの証拠で、色を表す言葉だけでも数百はあるだろう。

写真.JPG


かつての日本人は、洋書を翻訳する時、言葉の造語に苦労した。明治時代の脱亜入欧の息吹の中で、福沢諭吉や西周(にしあまね)などは、翻訳のための造語作りに呻吟した。

共産主義、労働者、資本家、哲学、美術、文化、芸術等々。現在中国が使用している約1,400語といわれる日本の造語なくして、現代中国の社会科学系の本の出版は勿論のこと、学問の進歩もあり得なかった。

共産主義、社会主義に関する中国の書物は、ほぼ日本で出版されたものの翻訳である。中国の学生に「中華人民共和国の漢字は中国語ですか?」と問いかけるとほぼ全員が頷くが、実際は、人民、共和、国は日本語である。

日本には漢字、ひらがな、カタカナが存在し、特に外来語には表音文字としてカタカナの使用が便利で、三通りの表現方法の文字を持つのも日本だけではないだろうか。

最近、会話における日本語の乱れが識者によって指摘されており、尊敬語や謙譲語の使い方だけではなく、略語や若者だけに通用するような言葉もあるらしい。NHKにも外来語が多用されて理解不能とのクレームがあったと報道されたことがあるが、正しい日本語、美しい日本語を守る使命は新聞にもあると思うのだが、最近の新聞の外来語の乱用は少し考えものである。

11月17日(日)の読売新聞、産経新聞、朝日新聞、毎日新聞の朝刊から外来語を拾ってみた。スポーツとテレビ欄は含まれていない。新聞社はよく「知る権利を主張する。正論ではあるが、有料である以上、読者には「読む権利」があることも理解してほしい。

新聞の読者は平均年齢が50歳をはるかに超えたといわれている。各紙の外来語や略語を見ると、顧客(読者)無視の商品(新聞)といわざるを得ない。

******************


「読売新聞」11月17日(日)
アイデア          アイドルコンサート     アドバイザー
アドバイス         アピール          アンケート
イノベーション       イメージ          イヤホン
インタビュー        ウィット          エキサイト
エチケット         エネルギー         エピソード
カード           カバー           カフェ
ケース           キャラクター        キャリア
キャリアセンター      キャンペーン        ケース
ケーブル          コイル           コスト
コンサルティング      コントロール        サイト
サイドカー         サービス          サブチーム
サミット          サロン           システム
シナリオ          シール           スクラム
スタイル          スト−リー         ストレス
スーパーコーディネーター  ゼネラリスト        ダイナミック
タイトル          タスクホース        チェック
チャレンジ         チャンス          ツィッター
デザイン          テスト           データベース
デビュー          テロ            トップ
トピック          トラブル          ニーズ
ニュータウン        ネット           ネットワーク
ノンフィクション      パイオニア         バイク
ハザードマップ       バッグ           パネル
バランス          パワーバランス       パンク
ビジネス          ビジネスマナー       ブーム
プラス           プラン           プリズム
フルネーム         プロ            プロジェクト
ベクトル          ページ           ベテラン
ペーパーカンパニー     ベビーカー         ベランダ
ポイント          ホーム           ホームページ
ボランティア        マナー           マネージ
マネジメントサポート    マネージング・ディレクター ミステリー
ミニマム・アクセス     メス            メカニズム
メリット          メール           メールアドレス
メンタリティー       メンバー          リスク
リストアップ        リーダーシップ       ルール
レセプトコンピューター   レトロ           レベル 

「産経新聞」11月17日(日)
アイドル          アウトドア         アーティスト
アップダウン        アトバイザー        アプローチ
アールデコ         イズム           イベント
イラスト          インサイダー        インターナショナル
インタビュー        インテリゲンツィア     インフラ
ウェディングイヤー     ウェディングドレス     エネルギー
エンディングテーマ     オーディション       オープニング
オープン          オンパレード        カット
カップル          カテゴリー         カバー
ガバナンス         キーホルダー        キャッシュカード
キャリア          キャンペーン        クーデター
クリア           グループ          ケージ
ケース           コスト           コミュニティー
ゴールイン         コンサート         コンパクトカメラ
コンプレックス       サイバー          サブカルチャー
サブキャップ        サプリメント        サンプル
シェア           シニアアナリスト      ジョギング
ショップ          シリーズ          シンプル
シンポシウム        シンボル          スクープ
スケルトン         スタイル          スタート
スーツケース        ステージ          ステッカー
ストレス          スピーチコンテスト     スピード
スペシャル         スポット          スマホ
スローガン         ソフトカバー        タイトル
タレント          タンカー          チェック
チケット          ティーンエイジャー     デジカメ
データ           デビュー          テーマ
テロリスト         テンポ           トライアングル
ドライバー         ニューカラー        ニュースサイト
ノウハウ          ノンフィクション      ハイキング
パターン          パート           ハードル
パネル           バラエティー        バランス
バリエーション       ビジネス          ピース
ピッチャー         ヒット           ヒットメーカー
ヒント           フェリー          フェンス
ブース           ブーム           ブラックホール
プリズン          フルタイム         フルーツ
ブレーキ          プレゼント         ブロック
フロンティア        ペース           ベストセラー
ベルトコンベアー      ポスター          ポストカード
ポピュリズム        ホーム           ホームページ
ボランティア        ボランティアガイド     マイナス
マイナスイメージ      マーケティング       メカニズム
メディア          モデル           ライフプランニング
リストラ          リーダー          リニア
ルート           ルール           レパートリー
マンネリ          メディア          メディアリテラシー
メニュー          メロディー         モダニズム
モデル           ユース           ランチタイム
リサイクル         レイアウト         レシピ
レトロ           ローテーション       ロードマップ

(つづく)

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コメント
おっしゃるように日本人は言葉を話し始める幼児の頃から、様々な文字種を操る術を鍛えています。それが他国に比べて、日本人の特質として数えられる人的資質に繋がっているのですが、それへの研究があまりに日本では貧困です。
そのために、日本人の賃金が世界と単純な労賃比較をされてしまうという憂き目にあっています。
特質には、それなりの処遇があってしかるべきというのが世界の基準です。
世界の中で高い労賃を得てもよい意味をしっかり、世界に向けて示すことが年功賃金で高止まりし、競争力を失いかけている日本の雇用に活力をもどすために必要だと思います。

是非、日本の特質を世界に広め、日本人の人的資質の特性を世界に伝えるという、こうした活動に目を向けていただければと思います。
Posted by: 玄間千映子  at 2013年11月25日(Mon) 15:43

新聞社のデスクになった時から感じていました。新聞としては、流行っている言葉は逆になるべく使いたい、読者にも知ってもらいたいという気持ちがありまして、カッコで説明、補足する努力をしながらも、どちらかというと使っています。すみません。ただ、、外来語は言い換えができないものがあったり、無理に言い換えるとニュアンスが違ってしまうしまうものがあります。ロックミュージシャンを洋楽演奏者に、パスワードを暗号番号などと言い換えることはありません。外来語に限らず、日本語でも同じです。たとえば、「真逆(まぎゃく)」は若い記者がさかんに使って出稿していました。当初は、そんな日本語はないと、削っていましたが、テレビなどで多くのタレント、芸能人が使って、コメントでもあるようになり、日本語として認めざるを得ないようになりました。近年、私たちの知らない外来語がいつの間にか、日本語として使われていることはよくあるようになっています。多くの人が当たり前の言葉として話すようになれば、残念ですが、それはもう日本語でしょう。拙書「笑う、日本語」では、「ぜんぜん」の誤用をとりあげました。ぜんぜん、と言えば、その後に続く言葉は否定の言葉でなければならないのですが、「ぜんぜん大丈夫」などと、肯定の言葉にしてしまう。否定を肯定にすることで意味を強調するのです。正しい日本語を守る国語学者や高齢者には許せないことでしょう。誤用なのですが、多くの人が使うようになり、すっかり立派な日本語になってしまっています。誤用だから使うのをやめるのではなく、来れも文化。否定するのではなく、新しい日本語がうまれていると受け入れなければなならいというのが私の思いです。外来語でも多くの日本人が使うようになれば日本語です。外来語を日本語として積極的に取り入れるために、先人はカタカナを生み出していたのかもしれません。
Posted by: 草野 達雄  at 2013年11月25日(Mon) 14:26

ご趣旨、納得します。共感を覚えます。
なお、日本財団の助成をいただいて出版された、『宣教師ニコライの全日記』第一巻注解17には、幕末、明治初期の日本知識人にとって、英語ではなく、漢文が西洋への橋であったことが書かれています。ご参考までに。
なお、毎回ブログを拝読する度に、笹川さんのご努力に感服しています。どうぞ、お元気で!
Posted by: 中村健之介  at 2013年11月25日(Mon) 11:25