「同性愛!! 二大超大国 アメリカと中国」 [2009年01月21日(Wed)]
![]() サンフランシスコの浜辺にたたずむのは・・・ 「同性愛!! 二大超大国 アメリカと中国」 派手な大統領選挙に隠れてあまり目立たなかったが、同時に行われたカリフォルニア州の同性婚禁止をめぐる住民投票は、大方の予想に反し、小差ながら賛成多数で可決された。 カリフォルニア州の最高裁は今年5月、結婚を男女間に限定した州法を違憲と判断した。これに対し、憲法に同性婚禁止条項を盛り込もうとするのが今回の住民投票であった。 賛否両者への寄付金は総額6000万ドルにもなり、壮烈な戦いを展開した。「圧倒的に民主党・オバマ有利のカリフォルニア州で逆転現象が起こったのは、米国社会に着実に進行している保守化の波が衰えていない」と、産経新聞・松尾記者は伝えている。しかし小差の可決であり、ことがそう簡単であるとも思えない。 アメリカでは、今から50年近く前でも同性愛は珍しいものではなく、「アメリカ訪問時は同性愛に気をつけろ」と注意されたものである。バス停で待っているとキャデラックが停まり「どこに行くんだ? 送ってやるよ」としばしば誘われた。また知人の家を訪問した折には大の男が二人、一つのベッドに寝ているのを見て気分を悪くしたこともある。 当時は1ドル360円時代である。日本からの貧しい留学生は、保証人や住宅の確保を善意のアメリカ人に頼らざるを得なかった。そうした善意のアメリカ人の中にも同性愛者がおり、興味本位か経済的理由であったのかは知らないが、彼らによって、その道に入った日本人留学生もいた。 サンフランシスコでは随分前から、市長選挙は同性愛者の支持なくしては絶対当選しないといわれ、強い影響力を持っている。 私自身は、性同一性障害という不幸な病気を背負った人のいることは承知しているが、同性愛はどうしても理解できない。 現在、中国の同性愛者は約3000万人といわれ、最近までは精神的障害者として精神疾患の公式一覧表に掲載されていた。ところが中国社会科学院の李 銀河研究員の調査によると、「同性愛者であることが職業選択にあたって不利な条件になるか?」との調査で「ならない」と答えた人が米国の86%を超えて90%であるという。この結果「中国社会が、同性愛により寛容になったことは大きな進歩だ」としている。 近頃は公共の場で抱き合ったりキスをする姿も珍しくはない。一人っ子政策の結果、男女の比率は男130に対し女100。この数字は将来更に同性愛者が増加することを意味している。 同性愛者が異性愛者と人格的に平等で、雇用も平等の機会を持つ社会になったというアメリカと中国は、同性愛者の二大超大国である。 *************************************************************** 私の軽率な発言で人権を否定するような誤解を与えてしまいましたことを反省するとともに、お詫び申し上げます。 「お詫び」(1月24日掲載) 「LGBT関連団体代表者との面談」(3月9日) 「面談について(ゲイジャパンニュースより)」 *************************************************************** |