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笹川 陽平
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「中国の小話」その263―サッカーと各国の関係― [2021年10月22日(Fri)]
「中国の小話」その263
―サッカーと各国の関係―


2022年サッカーワールドカップのアジア最終予選。日本は先日、ホームで強敵オーストラリアに勝ちましたが、同じグループの中国はサウジアラビアに負けてしまいました。

欧米からの帰化選手4人を抱え、ヨーロッパ各国のプロリーグで活躍するスター選手を高額で獲得して臨んだ最終予選ですが、今までの成績は1勝3敗。ベトナムに1試合辛勝しただけでした。これで同グループ6チーム中の5番目になり、来年のカタール大会にコマを進める道はほぼ閉ざされました。

スポーツ大国の中国はどういうわけか、国民に絶大の人気を誇るサッカーの代表チームだけが弱く、今まで本大会に進出できたのは2002年日韓ワールドカップの1回だけ。あとは国民の熱い期待を悉く裏切ってしまいました。

サポーターたちは、各国のサッカーが何故強くなったかを分析し、サッカーと各国の国情の関連性を探ってみた結果、下記のような結論に至りました。

※サッカーは経済状況の良し悪しと関係ないことを、イラクが証明した。

※サッカーは戦争や平和と関係ないことを、シリアが証明した。

※サッカーは人口の規模と関係ないことを、カタールが証明した。

※サッカーは熱い気候と関係ないことを、ベトナムが証明した。

※サッカーは国民が腹一杯飯が食べられるかどうかに関係ないことを、北朝鮮が証明した。

※サッカーは人種と関係ないことを、日本が証明した。

※サッカーは中国と関係ないことを、中国が世界に証明した。
【私の毎日】10月21日(木) [2021年10月21日(Thu)]
10月21日(木)

6:48 財団着

11:00 日枝 久 (株)フジ・メディア・ホールディングス相談役

15:00 森 祐次 日本財団常務理事

16:00 富岡勝則 朝霞市長

16:30 田南立也 日本財団顧問

17:30 グレイトブリテン・ササカワ財団・年次理事会(オンライン)
「無料PCR検査」―200万人突破― [2021年10月21日(Thu)]
「無料PCR検査」
―200万人突破―


日本財団のコロナ無料PCR検査は10月16日現在、延べ73,238カ所、主に老人介護のための施設で働くエッセンシャルワーカーと言われる方々を中心に実施してきたが、検査を受けられた方々は2,073,737人となり、その間の陽性者は374名であった。また、お台場に設置した療養施設は、8月31日の52人をピークに10月16日には入所者が3人と激減し、東京都が発表する陽性者の激減と平仄(ひょうそく)が一致している。

今回のコロナのパンデミックでは、陽性者の人数発表と医療逼迫問題のみが報道の中心になっていたのは、今後の大きな反省点とすべきではないだろうか。人々にPCR検査の必要性の啓蒙活動を活発にすることによって、不安感の抑制と人流の減少に役立ったはずである。PCR検査の実施がほとんど無視され、しかも医院での検査は有料で、1万5000円を超える高額であったことも問題であった。医療は素人の私ではあるが、ワクチンと同じくPCR検査も無料で大々的に行うべきであったと思う。また、本来ならばPCR検査の人数とその陽性者の人数の関係が掌握されていれば、全体としての陽性者の発生推移もある程度予測され、最悪の場合のコロナ対策をどうするべきかも検討できる時間的余裕が得られたのではないだろうか。

コロナ対策が全てドロ縄式であったことは、今後予測される災害対策にも重要な示唆を与えてくれた。幸い、関係者の懸命な努力で収束の方向に向ってはいるが「喉元過ぎれば熱さ忘れる」にならぬよう、「備えあれば憂いなし」の精神で、十分な分析のもと、今後の活動をお願いしたいものである。

「アゴダコ汁とは何だろう?」―能登の高校生開発― [2021年10月20日(Wed)]
「アゴダコ汁とは何だろう?」
―能登の高校生開発―


かつては「男子厨房に入るべからず」の長い時代が続いたが、最近では男性が台所で料理をするのは珍しくなく、コロナ禍で更に顕著になっているようだ。

以下は日本財団の「海と日本プロジェクト」に参加した能登の高校生の話です。
10月5日付「北陸中日新聞Web」から引用しました。

〜隠し味にいしり、全国出場へ


 高校生が地域の魚を活用した缶詰で競う全国大会「ローカルフィッシュカングランプリ」で、能登高校地域産業科2年の小堀将太郎さん(16)と高砂信章さん(16)が地元のトビウオを使って開発した「アゴダゴ汁」が、県代表に選ばれた。四日は、全国大会用の映像の収録が同校で行われた。

 同グランプリは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、海に関心を持ってもらおうと今年初めて企画された。能登高からは2、3年生の11グループが応募し、小堀さんと高砂さんのペアが県内選考を勝ち残った。

 クラスメートの2人は、5月からアイデアを考え、だしを取るためによく使われるが、それ以外の活用法があまり知られていないトビウオを材料に選んだ。アジとイワシのつみれ汁をモチーフにして、トビウオの地元での呼称「アゴ」と、だんご汁の呼び方「ダゴ汁」を合わせ、アゴダゴ汁という名前も考えた。

 2人で試作し、1カ月ほどで完成。トビウオのつみれは「魚のおいしさが詰まった癖になる味」だといい、味付けには隠し味として能登地方特産の魚醬(ぎょしょう)「いしり」も入れた。つみれはフワっとした食感ではなく、若い人にも食べ応えのある肉団子のような食感にこだわったという。骨まで使い、食材廃棄を減らす工夫もした。東京での全国大会はコロナ禍のため映像での出演となり、四日には、15日の審査で使われる紹介動画を撮影した。

 小堀さんは「自分たちが伝えたいことを伝えられるような発表ができた」と話し、「調味料の少しの量で味がだいぶ変わることがよく分かった」と開発過程を振り返った。高砂さんは「魚にもいろんな調理法があることを若い世代に知らせたい。魚離れの解消につながれば」と語った。
【私の毎日】10月19日(火) [2021年10月19日(Tue)]
10月19日(火)

6:45 財団着

8:00 関係団体役員会議

9:00 海野光行 日本財団常務理事

10:00 日本財団理事会

15:30 スピーチ打合せ

16:30 「精神科病院における課題抽出に係る有識者検討会」打合せ

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き
「メルカリと日本財団」―寄付型梱包資材開発― [2021年10月19日(Tue)]
「メルカリと日本財団」
―寄付型梱包資材開発―


メルカリの創業者・山田進太郎氏に初めてお目にかかった折は、急成長の会社の創業者とは思えないような静かな物腰で、社会貢献活動に大いに興味を示され、ゆっくりとした口調ながら確固たる信念のある方のように拝察した。

その後すぐに反応があり、メルカリと日本財団は共同してユーザーが発送に使用する「寄付型梱包資材」を共同開発し、メルカリストアで販売を開始した。

フリマアプリ「メルカリ」で売れた商品の発送に使用できるダンボール箱で、5枚組1セット325円。その内25円が日本財団が全国に500カ所建設する「子ども第三の居場所」に寄付されることになった。

メルカリはこれを機会に新たな寄付の仕組みを構築。わが国の寄付文化の醸成に寄与し、社会・環境課題の解決に貢献すると明言されている。なにしろメルカリの累計出品数が20億品突破しているというから、寄付の仕組みが実現すれば社会的インパクトは計り知れない。

メルカリには膨大な参加者がおられる。これらの方々が金額の多少にかかわらず商品の売却代金を寄付してくれたら、かつて日本人の美徳であった助け合いの精神は近代的な寄付文化による助け合い、即ち共助の精神に基づく新しい寄付文化が醸成されることになる。

メルカリとの寄付文化の実現を願ってやまない。
【私の毎日】10月18日(月) [2021年10月18日(Mon)]
10月18日(月)

6:50 財団着

9:00 ”Don’t Forget Leprosy”キャンペーン 
    ウェビナーのためのインタビュー動画撮影

10:00 大住 力(公社)難病の子どもとその家族へ夢を 代表理事

11:00 大野修一 社会変革推進財団理事長

12:40 松浪健四郎 日本体育大学理事長

13:30 年度内募集事業打合せ

16:00 「WMU笹川フェロー認定証授与式」(スウェーデン・オンライン)

21.10.18 WMU笹川フェロー認定証授与式.jpg
オンラインで認定証授与式
来年こそは元気な笑顔を対面で・・・
「罪を犯した少年・少女の実態」―職親事業者の発言― [2021年10月18日(Mon)]
「罪を犯した少年・少女の実態」
―職親事業者の発言―


日本財団は、再犯を防止するために、経営者が少年院や刑務所の出所者をただ職員として雇用するだけでなく、親代わりとなって再チャレンジの人生をサポ−トする「親職プロジェクト」の活動を行っている。

関西を中心に心ある経営者が積極的に参加・協力してくれているが、正直なところ成果は十分とは言えずに悪戦苦闘が続いており、6月16日のブログで報告した通り、上川法務大臣へ規制緩和の要望書を提出したところである。

親職のプロジェクトのメンバーの一人・黒川洋司氏は、非行少年の更生を支援する『良心塾』の運営と居酒屋や美容院を経営され、積極的に出院・出所者を採用してくれている。

彼とノンフィクション作家、石井光太氏との対談がフライデーで報じられた。
読者の参考にと借用させていただいた。

以下、石井光太氏の記事です。

*****************

 少年院の子供たちと聞いてイメージするのは、暴力的でいかつい不良少年たちだろう。しかし、近年の少年院の子供たちのタイプはかなり異なる。むしろ、いじめを受けていたり、障害があったり、不登校だったりする、弱い立場の子たちが多くを占めているのだ。
 大阪で、非行少年の更生を支援する『良心塾』の黒川洋司は言う。

 「少年院に行くと、中にいる少年たちから『ここを出たくない』と言われることがあるんです。少年院にいれば、安全だし、衣食住を確保できるし、理解者もいる。だから、外に出ないでここにいつづけたいというんです。一時代前は、脱走してでも、一日でも早く出たいという子ばかりでしたから、考えられないことです」

 なぜ、自由を求める10代の子供たちが、よりによって少年院に住みつづけたいと考えるのだろうか。その闇を追った。 
 少年院に入る子供の数は、20年ほど前から減少の一途をたどっている。最近では定員50名ほどのところに、5、6人の少年しかいないといったところもあり、合併なども行われている。
 先述の黒川は、居酒屋や美容院を経営する傍ら、日本財団が行う「職親プロジェクト」に参加し、非行少年の更生支援をしている。少年院を出た子供たちが社会に順応するのはたやすいことではない。そのため、在院中から面接をして自社への雇用を決め、出院と同時に寮に入れ、仕事だけでなく、人間教育を行うことで、社会に出ていく手助けをするのだ。
 黒川は言う。

 「昔は、少年院にいるのは暴走族みたいなヤンキーばかりで、怒りのエネルギーが社会に向いてました。暴走、ケンカ、校内暴力はその典型です。だから、そのエネルギーを正しい方向へ向けてあげることが更生の方法だった。
 今の少年院にいる子はまったく違います。うちは8年間で25人の少年少女を受け入れてきましたが、全員すさまじい虐待を受けてきている子でしたね。施設出身の子もたくさんいます。
 彼らに共通するのは『生きる力の弱さ』『自尊心の低さ』『無気力』などです。多くの子が、小学生とか早い段階で不登校になって、人とうまく付き合えず、自傷や自殺未遂をするなど生きることに絶望しています。そんな子たちが、悪い大人に利用されて犯罪に巻き込まれ、トカゲのしっぽ切りのように捨てられて少年院に入ってくるんです」


 これは現在の非行少年の大半に共通することだ。虐待をはじめとした劣悪な家庭環境にあったため、自分の人生にさえ希望を見いだせない。認知がゆがみ、人を信頼できず、社会に希望を抱けない。また、虐待は脳に大きなダメージを与え、発達障害と類似した症状を生み出すので、特性的な生きづらさ抱えてしまう。
 社会の悪い大人たちが、そんな弱い子供を利用する。だまして特殊詐欺の受け子をさせる、SNSをつかって買春する、覚醒剤を打って中毒にさせる……。そのように搾取された子供たちが、捨て駒同然にされて少年院に入ってくるのだ。
 こうした少年たちは早い段階から不登校になり、ゲームやアニメなどにのめり込むため、「非社会の少年」と呼ばれている。暴走族などの「反社会」とは異なり、社会にあらざる子供という意味だ。
 彼らは社会で生きるために必要な「信頼」「自信」「希望」といったものをことごとく奪われてきたため、少年院を出たところで、うまく生きていくことができない。

 たとえば、黒川のもとに来た子供の例を紹介しよう。
 滋賀県で、Aは長男として生まれた。母親は覚醒剤中毒で、妊娠中も使用していたからか、わずか850グラムの超低出生体重児だったという。
 病院のNICUでの集中治療によって生存できたが、母親は連日覚醒剤をやっては、Aに暴力をふるったり、育児放棄をしたりした。何日間も食事をもらえずゴミを漁るような日もあった。
 小学生に上がると、Aは自分がトランスジェンダーであることに気づく。体は男なのだが、心は女なのだ。同級生たちもそれを察し、からかい、いじめるようになった。これにより、Aは学校という数少ない安全地帯を失った。
 ある日、家に来た母親の知人の男性が、嫌がるAに覚醒剤を打った。同じ世界に引きずり込んで利用しようとしたのだろう。Aは何度も打たれているうちに依存症になり、抜け出せなくなった。そして家に来る母親の仲間たちとともに覚醒剤に溺れては、様々な犯罪に巻き込まれるようになる。
 最初の逮捕は15歳だった。警察が母親を逮捕しにきた際、Aも覚醒剤を使用していたことが明るみに出て少年院へ送られた。
 約1年で出院した後、Aは滋賀の実家ではなく、大阪の自立準備ホームに住むことになる。衣食住を用意してもらい、職員の指導を受けながら、社会で自立する準備をするための施設だ。
 だが、物心ついた頃から虐待と覚醒剤の中で生きてきたAにとって、中卒の少年院出という重荷を背負って社会で生きていくのはたやすくはない。人間関係や仕事などあらゆるところでつまずく。
 そんなある日、滋賀にいる母親から連絡がきた。
 「今、出所して滋賀におるねん。もう苦労かけへんから、おかんと大阪で暮らそ。早くもどってきな」
 社会で生きることの挫折感に打ちひしがれていたAは、「母親が心を改めたのだとしたら、仲良くやっているかもしれない」と思い、滋賀へ帰ることにした。だが、その期待は、一瞬で裏切られる。なんのことはない。母親はAと暮らすことで生活保護を受給したかっただけなのだ。その金はすべて覚醒剤に費やされ、再びAも巻き込まれた。そして19歳で逮捕となり、二度目の少年院送致が決まった――。
 少年院では、Aのような子は決して珍しくない。というより、典型的な例だと言えるだろう。
 Aは虐待による認知の歪みに加えて、トランスジェンダーであり、かつ10代前半からやらされてきた覚醒剤の後遺症を抱えている。自殺未遂の経験もあり、信頼できる家族や友人がいるわけでもない。そんな子にとって、社会で自立して生きることがどれだけ難しいことか。
 黒川の言葉である。

 「Aもそうですが、少年院にいた子は本当に弱いです。障害があり、生きづらさを抱え、信頼や努力の意味すらわからないという子だっている。それだけの多くを奪われて生きてきたんです。
 そんな弱い子たちにとって、社会はジャングルのような危険なところです。どうやって生きて行けばいいのかわからないし、油断すればA子が母親からされたように、いろんな大人が近寄ってきて犯罪に巻き込んでくる。悪い大人っていうのは、弱い子供を見抜ぬく嗅覚がすごくて、あっという間に利用するんです」


 取材経験から、私もこれを実感する。たとえば、西日本の女子少年院にいた子は「家出をしたら、その日のうちにSNSで噂が回って、5、6人の半グレやヤクザが覚醒剤を持って近づいてきた」と語っていた。覚醒剤漬けにして売春をさせるのだ。それほど弱い子はすぐに餌食にされる。
 こうしたことを踏まえれば、黒川が社会を「ジャングル」にたとえることに納得できる。少年少女にしてみれば、社会は猛獣がいたるところに忍んでいるような恐ろしい場所なのだ。
 黒川は言う。

 「少年院の子たちが、社会に出るのを怖がり、『少年院を出たくない』『少年院にいつづけたい』と言う気持ちはわからないでもありません。彼らからすれば、社会より少年院の方がずっと安心できるところなんですよ。餓死することも、襲われることも、搾取されることもない。だから、少年院で生きていきたいって言うんです」

 似たことで思い出すのが、「るい犯障害者」だ。
 障害者の中には支援も得られず、社会でホームレスのような生活を余儀なくされている人もいる。だが、雨風にさらされ、飢えや病気に苦しむ生活をするのは非常につらいことだ。
 そんな者たちにしてみれば、ホームレスとして野外で寝泊まりするより、刑務所で衣食住を保障してもらった方が安全だ。ゆえに、無銭飲食など簡単な犯罪をくり返し、出所しては逮捕してもらって刑務所にもどる…という生活を何十年とくり返す。それが、るい犯障害者だ。
 黒川によれば、「少年院を出たくないと言う子供たち」は、るい犯障害者の予備軍という見方もできるという。
 弱い子供が10代で少年院に入り、「社会よりここの方が安心できる」と思えば、また犯罪をして入ろうとするだろう。だが、少年院は未成年が入るところなので、20歳以上は刑務所となる。たとえば、Aが20歳を過ぎてそれをすれば、覚醒剤の後遺症を抱えるるい犯障害者となるだろう。
 黒川は言う。

 「刑務所では、るい犯障害者は大きな問題です。社会より刑務所の方が居心地がいいなら、いくら『更生しろ』『もどってくるな』と言っても、犯罪をくり返します。でも、彼らは大人になって突然そうなるわけじゃなく、子供時代から様々なことがつみ重なって、そうなっているんです。
るい犯障害者をなくすには、少年院を出たくないという子供たちの支援からはじめなければならないと思います。簡単ではありませんが、若い段階で支えられれば、更生の可能性も高まる。そう信じて更生の活動をしているのです」


 黒川が行っている「良心塾」の取り組みはまさにそのためのものだ。少年院を出た時点で手を差し伸べることで、一人でも多くの人を社会のレールに乗せようとしている。
 ただし、こうした取り組みは、一部の人の善意に委ねるだけでは進まない。社会全体が、「少年院を出たくないと言う子供たち」に目を向け、抱えている問題を知り、支援をしていく必要がある。
 その時、一般社会にいる人たちは隣人として、社会人として、人の親として何ができるのか。一人ひとりが考えていくべきことだ。

【私の毎日】10月15日(金) [2021年10月15日(Fri)]
10月15日(金)

6:55 財団着

9:30 スピーチ内容打合せ

11:00 前田 徹 ブルネイ大使

14:00 角南 篤 笹川平和財団理事長

14:30 笹川平和財団との打合せ

終日 原稿書き、寄付金への礼状書き
「18歳意識調査 衆議院議員総選挙」―55.2%が「投票する」、「たぶん投票する」― [2021年10月15日(Fri)]
「18歳意識調査 衆議院議員総選挙」
―55.2%が「投票する」、「たぶん投票する」―


年内に実施される衆議院議員総選挙を視野に8月、「国政選挙」をテーマに第41回目の18歳意識調査を行った。わが国の選挙権年齢は2016年6月の改正公職選挙法の施行で、それまでの20歳以上から大半の国が採用している18歳以上に引き下げられ、直後の参院選での18、19歳の投票率は46.78%だった。しかし、翌年10月の衆院選では40.49%、2019年の参院選は32.28%まで落ち込み、20代、30代も加え、わが国の若者の投票率の低さが国際的にも際立つ形となっている。

※(再送)会長ブログ用図(国政選挙).PNG


投票する理由(複数回答)は「国民の権利である」(55.5%)がトップ。以下、「国民の義務である」(46.4%)、「選挙結果が自分自身に影響する」(20.9%)の順。逆に投票しない理由では「面倒だから」(51%)、「忙しい、時間がない」(22.5%)が1、2位。「投票の仕方を知らない、わからない」も16.2%に上っている。

衆院選で重視されるべき社会問題は、新型コロナ禍を反映してウイルス感染症やワクチン開発など「保健衛生」が1位。次いで働き方改革など「経済成長と雇用」、出生率や育休・産休などを内容とした「子育て・少子化」が続き、「子どもの権利保護」や「税金・税制度」なども上位にランクされている。

投票に関しては「次代を担う若者の意見を政治に反映させるためにも高い投票率が望まれる」(48.1%)、「世代間で投票率に大きな差があると政策の重点が特定の世代に偏る恐れがある」(37.2%)といった意見が上位を占めた。逆に「若者は、志の高い政治家が少ない、あるいは見当たらないと感じている」といった指摘も25.2%に上っている。

若者の投票意欲を高める改革・改善策(複数回答)としては、「ネット投票の実施」が最も多く64.1%。次いで「投票を行った際のプレゼント・記念品の配布」(50.2%)、「政治や選挙に関する分かりやすいネット情報の充実」(49.5%)、「若者と関係が強い問題の争点化」(47.5%)、「若い候補者や当選者の増加」(47.3%)などが上位に並んでいる。

若者の投票率の低さは国や社会の将来を考える上でも深刻な問題である。本調査実施後、自民党総裁選が行われ新政権もスタートした。多くの若者が争点に挙げた新型コロナ禍にも変化が出よう。10月末に投開票される衆院選で、若者の投票行動に果たして変化が出るか、注目したい。
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