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【修業日記】2015年2月6日 2015年02月13日(Fri)
【ひわだや修業】2014年12月25日 2014年12月25日(Thu)
【ひわだや修業】桧皮採取現場見学【2014年11月15日(土)】 2014年12月05日(Fri)
【修業日記】2014年11月31日 2014年11月07日(Fri)
修業日記(2014年10月18日) 2014年10月18日(Sat)
修業日記(軒積み講習会)2014年9月20日 2014年10月04日(Sat)
修業日記(2014年9月17日) 2014年09月19日(Fri)
修行日記(2014年9月10日) 2014年09月12日(Fri)
修業日記(2014年9月3日) 2014年09月05日(Fri)
修業日記(2014年8月27日) 2014年08月29日(Fri)
【修業日記】2015年2月6日 [2015年02月13日(Fri)]

寒さが厳しい季節。

修業を始めてから1年と3ヶ月、製品として10束目を完成させることができた。
10束作ることが、ひわだやでの修業の大きな区切りとなる。

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3月から、和の家横にある作業場「なごみ工房」での桧皮拵えを始めて、
4月から本格的に一人の職人としてやっていく。

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ボランティアの方に作っていただいた「なごみ工房」の看板

一人の職人としてやっていくことになっても、一人前の職人になるには、
まだまだ修業をつづけていかなくてはならない。

担当:オカムラ
【ひわだや修業】2014年12月25日 [2014年12月25日(Thu)]

修業を始めてから1年以上が経った。

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これまでに長平を8束作った。まだまだ道半ば

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来年も引き続きひわだや修業を頑張っていこうと思う

担当:オカムラ
【ひわだや修業】桧皮採取現場見学【2014年11月15日(土)】 [2014年12月05日(Fri)]

2014年11月15日(土)、柳井市にある大帯姫八幡宮(おおたらしめ はちまんぐう)へ、原皮職人さんの桧皮採取の見学へ行ってきました。

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最初に社殿へお参り

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専用のヘラで、立木から表皮を傷つけずに皮を剥いでいく

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ロープの両端に木の棒を結んだ道具で桧木に登る

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命綱なしでの作業

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木に登る作業・皮を剥ぐ作業、共に技術と経験が必要

普段、精製している皮がどのようにして採取しているのか見ることができ、桧皮に対する理解を深めることができた素晴らしい機会でした。

担当:オカムラ
【修業日記】2014年11月31日 [2014年11月07日(Fri)]

空気の寒さがつらく感じるようになってきた。

作業内容:洗い皮

綴り皮時に扱いやすよう加工・形成について考えながら出来るようになってきた。
これまでは、とりあえず皮を剥いできれいにすることしか頭になかった。

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綴り皮で一把作るのに必要な皮の枚数(約120枚)を、どれだけの時間でできるかを記録するようにした。
洗い皮を何時間で何枚できて、綴り皮で1把がどのくらいの時間で出来るかが分ってくると、月に何束長平が作れるのかが分かってくると、次回の目標が見えてくる。


担当:オカムラ
修業日記(2014年10月18日) [2014年10月18日(Sat)]

肌寒さを感じるようになり、作業服を厚いものへ衣替えした。


作業内容

前回の日記の更新からの間に、長平1束・軒2把・8寸などを作った。

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長平

その間に新しく学んだことが沢山あった。

・皮の口の開け方について
 口の空いた所から剥ぐ。剥いで皮が厚ければ、さらに口を開けて剥ぐ。
 「総持ち」で厚くとる。外側の皮がこの一枚を取ると薄くなって使いにくい皮になってしまうと分っている場合は剥がずに残す。
 「一番外側は皮を厚めに残す」、そうすることで一番外側の皮も使えるものになる。

・長平の木口の幅を揃える
 決められた幅に揃えて作らないと、屋根に葺くときに足らなくなる
・木口を綺麗に切り揃える
 この部分が屋根に使われたときに見える部分で、切り揃えをきちんとすることが屋根の美しさにつながる

・綴り皮で余った皮の扱い
 細い・曲がっている・薄くてペラペラの皮は軒にする
 尺2の長さに作って、綴り皮で余ったら軒にする

・綴り皮について
 左右の外側につかう皮は、真っ直ぐそろった皮を使う(そうすることで、結束時のすりこみがラクにできそうだ)
 平皮の幅を揃える(見た目の美しさとすりこみのしやすさにつながりそう)

・洗い皮作業を早くするには
 「決断の早さ」がカギ
 いらない皮を剥ぐ決断、皮の厚みの決断、皮の削り方

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担当:オカムラ
修業日記(軒積み講習会)2014年9月20日 [2014年10月04日(Sat)]

9月20日(土)に「軒積み」講習会がひわだやで開かれました。
軒積み作業は初心者でも比較的できるということで、ひわだやで修業しているメンバーだけでなく、和の家から3名が参加しました。

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師匠である佐々木さんが講師として指導していただきました。
細長い三角形をした桧木の皮を、台の上に右から左へ左から右へ少しずつ重ねながら積み上げていきます。

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自分達で実際に軒積み作業

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積んだ軒の結束作業
ひざで積み上げた軒を押さえながらの結束はかなりコツが必要なものでした。

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出来上がった軒を見比べる参加者たち
自分達で作った軒を積み上げると、それぞれ個性がでて出来上がりによって、実際に屋根に使われる場所が変わります。

今回の軒積み講習会で、これまで漠然と軒を作っていたものが、どのような軒を作れば積みやすい軒になり見栄えのよいものにできるか知ることができました。


担当:オカムラ
修業日記(2014年9月17日) [2014年09月19日(Fri)]

作業内容:洗い皮
今回の目標は、長平15枚と1把(15枚)に必要な皮を精製すること。
しかし目標にはすこし届かないかもしれない。

先日、長平1束を完成できた。(修業を始めて4束目)
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結束を他の修業者にアドバイスをもらいながらやってみた。
皮の差し込み作業(すりこみ)の結果が下の写真。(すりこみの難しさは8月27日の日記を参照)
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まだ互い違いに皮を差し込めてない所があり、さらに経験を積むことが必要。

次回は、綴り皮作業。

近いうちに、和の家から新しい修業者が参加予定。一緒に切磋琢磨して技術を磨いていきたい。

担当:オカムラ

修行日記(2014年9月10日) [2014年09月12日(Fri)]

扇風機が無くても作業できるが、昼前ごろになると暑さを感じる。

作業内容:綴り皮
前回の日記に書いたやり方でやってみた。
繋げにくい皮同士から作業を始め苦心するかと思ったが、皮同士の相性(皮の形によって繋ぎやすい繋ぎにくい)が少し分ってきたせいか、それほどでもなかった。
課題として、色々な皮の形の繋ぎ方バリエーションを知ることが必要だと思った。

先日、途中までだった1把が出来た。

皮を載せた台を工夫
綴り皮のときに選びやすいように、洗い皮で精製した皮を大きさや長さで分別している。
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先日、ほとんど利用しない折り畳み物差し(写真の黄色のモノ)を使って、皮が混ざらないよう仕切りを作ってみた。
綴り皮で皮を取り出す際に取りやすくなった。

来週中にもう1把作って、1束完成させる予定。

担当:オカムラ
修業日記(2014年9月3日) [2014年09月05日(Fri)]

小雨が降って風の強い日で、作った長平一枚が風で飛ばされそうになるくらい。
扇風機は必要なかった。

作業内容:綴り皮

1把と10枚。今回は余裕をもって1把作れた。
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次回、余った皮で出来るところまで長平を作る。


他の職人さん達と会話をしていて、綴り皮作業のスピードアップするには、これまでのやり方を変える必要があると分かった。
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現在、イラストの上のやり方でやっている。組み合わせを考えてから包丁で繋ぐやり方。
下のやり方は、皮を手に取った段階で考えながら繋いでいくやり方。組み合わせを考える時間が無いぶん早く作業ができる。

次回の作業では下のやり方で挑戦してみる。

担当:オカムラ
修業日記(2014年8月27日) [2014年08月29日(Fri)]

だいぶ作業しやすくなってきた、まだ扇風機は必要。

作業内容:長平結束・綴り皮

長平結束、師匠に教わりながら。
幅の広い部分(下の写真では左側)トランプの切り方のように(トランプ解説動画、34秒辺りまで)皮を差し込む工程から。
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これがとても難しく長平結束の大きな難関だが、今回はスムース出来た。
最後の紐での結束時しっかりと体重をかけながら紐を締めるのが、まだ締め付けが甘く次回の課題になった。(過去の結束の様子
今回の長平で、修業を始めてから3束目。

綴り皮作業では、前日の洗い皮作業で1把分の皮を精製できたと思ったが、実際はギリギリの量だった。(師匠に皮のつなぎ方のバリエーションを教えてもらうことで何とかできた)
次回の洗い皮では充分な量の皮を精製したい。

担当:オカムラ
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