
第21回全国食事サービス活動セミナー参加レポート[2018年07月30日(Mon)]
7月29日(日曜日)
【第21回 全国食事サービス活動セミナー】に参加しました
会場はジョンソン・エンド・ジョンソン本社で開催されました。
今回のテーマは 〜「食」がつなぐ人・地域・暮らし〜です。
開催挨拶は当会の副理事長でもある石田惇子さん。
(一般社団法人全国食支援活動協力会代表)

Session1では
高齢者の栄養問題を見つめる「地域における食支援のこれから」
熊谷修氏(東京都健康長寿医療センター研究所 協力研究員)
■偏った栄養摂取は老化を助長し病気の併発にもつながります。
子どもの頃に何を食べていたかも重要になってきます。
テイクテン(10品目)に沿ってバランスよく栄養を接収する、
何かと悪玉にされがちな肉類や油、卵こそ高齢者はしっかり摂ることが大事です。

Session2では
施策・先進事例を知る「食を通じた居場所・生活支援の取り組み」
■「孤立」を防ぐために、これからは専門職からのサービス提供のみならず、
コンビニ・スーパーや各種NPO・ボランティア団体、地域の高齢者やご近所など
地域全体が関わり居場所づくりをすることがますます必要になってきます。
「食」は個人のものだけではく、地域も巻き込み創意工夫し考えていくことが必要で、
「食」から見える気づきを見逃さないことも学びました。
Session3では
活動の輪を広げる・つなぐ講義とグループワーク
■グループワーク
グループワークでは、各方面から集まった仲間が「私たちの活動があってよかった」を
題に、対象者にとって、地域にとって、自分にとって、そして地域課題の4つについて
言語化し伝え合いました。
官民を巻き込み、集まった情報、ニーズの情報を提供し個人、各団体、
地域などとネットワークをつくり仲間を増やし活動していく必要があります。
“ひとりぼっちの食事から、つながり合う食事が人々の暮らしを変える”という
山崎美貴子所長の言葉が心に残りました。

みのりからは石田さんを含めて、10名が参加しました。
〜「食」がつなぐ人・地域・暮らし〜ということで、
まさにみのりの理念・活動そのものを反映したものと思われました。
詳しくは“会報みのり9月号”でご報告いたします。
■photo:山本&増井 ■レポート:増井