『四日間の奇蹟』を読み解く[2021年09月14日(Tue)]
9月10日(金)に行われた読後会たまりばのテーマ本は
『四日間の奇蹟』浅倉卓弥。
第一回「このミステリーがすごい」大賞 金賞受賞作品。
将来を嘱望されていた青年が少女を助けたために薬指を失い
ピアニストの道が断たれる。脳に障害を持つその少女と青年が
経験する四日間の奇蹟の物語です。
四日間の情景が幻想的で、面白かったからということが、推薦理由。
脳について叙述が、分からなかったという人にも、分かるからこそと
いう人にとっても、難点となったようです。
事故で即死したかもしれない女性が、少女の体と入れ替わる。
そのことで、四日間に自分の人生と死を考えることができ、
自分は周囲の人に肯定されていたのだと知る。
この点は皆の意識に残ったようです。
それでも、それぞれの人が細部について読み込み込んでいて、
色々な観点から話が進みました。
今回は参加者7名で、星5つ★★★★★の評価にすると……
★★★★1/2
星4つ半 3名
★★★1/2
星3つ半 1名
★★★
星3つ 1名
★★
星2つ 2名
次回は10月8日金曜日、城山文化センターで、10時半からです。
テーマ本は『いのちの停車場』南杏子
ご参加をお待ちしています。
■photo&レポ:読後会たまりば参加者 堀尾
Posted by
支え合う会みのり
at 11:14
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