何気なくノートパソコンを見ていたら、なんだかフレームがビミョーに歪んでいるのに気が付いた。
おかしいな…と思って片目ずつ見たら、左で見ると全く何もない。
右で見ると、輪郭が少し曲がって見える。
あー、これは自分の目が変なんだ。
かかりつけの眼科に行ったら、黄斑上膜という診断だった。黄斑という網膜の一番よく見えるところに、何やらかさぶたみたいなものがかぶさってきて網膜が引っ張られて、物がゆがんで見えているという説明だった。
ほおておいてもなおらないし、進行すると黄斑円孔(穴が開く)になって視力が低下する、とのこと。手術の予約をした。
といっても、かなり日にちがある。
だんだん見え方が変になってきて、横方向は波打っているし縦も曲がっているし、
エクセルを開いたら、マス目がぐにゃぐにゃになっていて気持ちが悪い。
毎日仕事で使うものだから気分が悪いことこの上ない。
GW前に入院して手術を受けた。幸い、黄斑円孔まではなっていなかったので、簡単な手術で済んだ。(黄斑円孔だとガスを入れて何日かうつぶせで過ごさないといけないそうで)。
元に戻るかどうかは何とも言えないけど、少なくとも進行はしないという話だった。何かしらサルコイドーシスで炎症(ブドウ膜炎とか)が過去にあって、その名残ではないか、今は炎症はないようなので、心配ないという。
術後経過はよく、確かによく見えるけど相変わらず波打っている。
こんな感じ。

パット見では、箸も曲がっているし、ボールペンも曲がっているし、ホントコレ大丈夫?と確かめたくなる。
そのうち、曲がっているだけでなくて、見たいところのど真ん中やや左が、文字が潰れて読めないことに気付いた。一番困るのは、楽譜を見るときだった。
音符に、♯(シャープ)や♮(ナチュラル)や♭(フラット)が左にくっついているのは、皆さんご存じと思います。これが判別できない!
水平線が上下にぶれて、ちょうど5線紙の一行分ぐらい上下にずれて見えるので(いちおう五線も一緒に上がり下がりはしますが)、何気に見ているとE とCを読み間違う。F とDも間違える。
こういうのは最悪。

落ち着いて何度も読めばわかるけど、初見でサーっと演奏するときはすごく困る。
たいていA4で渡される楽譜をB4に拡大して、多少は見やすくなった。
とにかく譜読みして、なるたけ暗譜していけば本番は何とかなるでしょう。