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一億総活躍社会 [2015年12月02日(Wed)]
一億総活躍社会の理念で、やっと難病の患者が就労するべき存在であるという認識を国が示してくれました。これまでは障害者雇用だけがどんどん先行して難病は実質切り離されていたわけですが、今回の11月26日発表の一億総活躍国民会議の文書では、「障害や難病のある方も」と、しっかり明文化されています。これで堂々と開示して就労したいと声を上げられると、大げさに言えば山が動いたという感じでしょうか、元気が出ました。人並みに働いて人並みの暮らしをしたいということ。それだけです。以下に「基本的考え方」の、さわりの部分を転載します。

(包摂と多様性がもたらす持続的な成長)
若者も高齢者も、女性も男性も、障害や難病のある方々も、一度失敗を経験した人も、みんなが包摂され活躍できる社会、それが一億総活躍社会である。すなわち、
一人ひとりが、個性と多様性を尊重され、家庭で、地域で、職場で、それぞれの希
望がかない、それぞれの能力を発揮でき、それぞれが生きがいを感じることができ
る社会を創る。そのために、一人ひとりの希望を阻む、あらゆる制約を取り除き、
活躍できる環境を整備する。
こうした取組の中で、国民一人ひとりの安心感が醸成され、将来の見通しが確か
になることにより、消費の底上げ、投資の拡大が促され、経済の好循環がより一層
強化される。また、個々人の多様な能力が十分に発揮され、多様性が認められる社
会を実現していくことにより、新たな着想によるイノベーションの創出を通じた生
産性の向上によって経済成長を加速することが期待される。
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