【イベント報告】特定非営利活動法人ひめだん主催「視覚に障がいを持つ方の自立支援事業」
[2025年06月20日(Fri)]
こんにちは。
まつやまNPOサポートセンターの白石です。
6月17日火曜日に、特定非営利活動法人ひめだん主催「視覚に障がいを持つ方の自立支援事業」に行ってきました。集合場所は、若草総合福祉センターで、16名の参加がありました。このイベントは、走行会視覚障がい者のマラソンを支援するために定期的な走行会と同時に伴走者の訓練を行っております。
今回のイベントの目的を説明する前に、松山市の社会的背景から説明したいと思います。
松山市には視覚障害により障害者手帳を所持している方および所持していないが弱視である方を含めると4,000人近くおられます。視覚に障がいを持つ方はその障害の特性上、孤立しやすい傾向にあり、コロナ禍を経てその状況はさらに厳しいものとなりました。その状況の中、外出せず自宅に引きこもってしまうのは想像に難くないと思います。
この事業の目的は、そういった方がスポーツを通して、地域社会との繋がりを持ち、身体的にも精神的にも健康でいられるようにするためです。
この目的を踏まえて、当日のイベントに参加させていただきました。
センター内の研修室では、視覚障がい者の方とその伴走者の方が、走行前の注意について聞いていました。熱中症の注意はもちろん、汗をかいた場合、汗が風にあたってしまい急激に体温が下がってしまうことを避けるようにも案内していました。
※このひもを視覚障がい者と伴走者が持って、誘導などの伴走支援を行います。
このようなイベントは、視覚障がい者や弱視を社会参画を促すものもありますが、
マラソン大会に向けてやると、参加者のモチベーションがあがるということで、
県外のマラソン大会の案内もしていました。
そして、実際の伴走者のお仕事は、危険予測をして、先ほど紹介したひもを使って、
視覚障がい者を誘導することです。ですが、単に危険予測力を高めるだけでいいかと言うと違います。一緒に走るので、走力も必要になります。対象者の足が速ければ、それなりの
走力、体力も必要になるでしょう。危険予測力は、一緒に伴走支援をすることが高められるということと、対象者との連携も高まるので、日々の訓練を積み重ねが必要とのことでした。
※実際の訓練の様子(カメラで捉えることが難しいかったです。)
マソランをしているの直に見たら、これは確かに大会に出れると思いました。
また、松山にこのような団体があることは、市民のQOL向上につながると感じました。
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