【イベント報告】松山西中等教育学校「新世界学辞典」まつやま環境フェア
[2024年10月27日(Sun)]
みなさん、こんにちは。
まつやまNPOサポートセンターの白石です。
本日10月27日にアイテムえひめで、まつやま環境フェアがありました。そこで、松山西中等教育学校「新世界学辞典」が出展していたので、取材に行ってきました。
まつやま環境フェアは、脱炭素を始めとする松山市の環境への取組を知ったり、企業・団体・市内の高校生などが出展して、生活の中で環境への配慮を取り入れるヒントを、楽しみながら学ぶイベントです。
このイベント会場で、松山西中等教育学校「新世界学辞典」は、海ごみキーホルダーづくり、牡蠣パイプ研究でした。
※上記の2画像は、牡蠣パイプについての啓発についてのものです。
※団体が配布しているチラシ
そもそも、牡蠣パイプとは、牡蠣の養殖に使われるプラスチックのパイプで、牡蠣と牡蠣の隙間を空けるスペーサーの役割をしているものです。この牡蠣パイプが、台風などで流出します。
自然環境に放置されたプラスチックは、分解されるまでに400年から1000年以上かかるとされ、微細な破片にはなるものの、完全に分解されることはありません。こうした破片は「マイクロプラスチック」と呼ばれ、海や川、大気中を漂い続けます。マイクロプラスチックは有害な化学物質を吸着しやすく、これを誤飲した魚を人が食べることで健康被害を受ける可能性も指摘されています。
この問題の解決策として、牡蠣パイプを生分解性プラスチックに変更すれば環境負荷を減らせますが、このプラスチックは従来の約10倍のコストがかかり、牡蠣の価格が上昇する結果につながります。
この問題の解決のため、松山西中等教育学校「新世界学辞典」では、「私たちが『業者の環境負荷を減らす努力』にかかる費用を負担する」というエシカル消費(倫理的消費)を促すことを提案しています。
来月には、エミフル松前で開催される「おもいやり消費ランド2024」に
も出展されるそうです。
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