さぽらんてでええやん新聞を担当している藤岡です♪
今回は珍しく、まじめな話を書きますね!最後までどうぞお付き合いください。
この10月に発行した「ええやん新聞26号」で特集テーマとして取り上げた
家族みんなの健康〜からだ編〜
実はこのテーマ決めの時、市民記者の間で
「母ががんで亡くなって」
「がん検診で再検査になってとても不安だった」
という話があがっていて。
健康第一、とても大事なことなのに二の次になっている。
子育て中のママたちに身近に感じてほしいテーマだけど…
私たち自身、現実と向き合うのも怖い…
みんなで悩んだ末、やっぱりこのテーマで行こう!ということになった経緯があります。
少し重いテーマになるので、気楽に読んでもらえるように紙面を可愛く明るくしよう!という工夫も施したんですよ。
私事ですが。
がんで母親を亡くし、自身も数年前から乳がんと闘っている大切な幼馴染がいます。
彼女は念願だった職場復帰の数日前、子宮にがんの転移が見つかりました。職場復帰が延期となり、どれだけどん底まで落ちたんだろう。でも、生きたい気持ち一心で、今もなおがん治療を頑張っています。
彼女には何もしてやれない。何か私にできることはないのかと考えた時、そんな「彼女」が切に願う「検診を受けてほしい」という思いをたくさんの人に届けることかな、と。
でも…他人事にしてはいけないと頭では思ってはいたものの、私自身、どこか「自分は大丈夫」と思っていたのでしょう。
で、今年の6月ごろだったかな。
私は以前から時々お腹がチクチクすることがあるなーと思っていて。
たまに「これは不正出血なのか?」と思うようなこともあって。
そういえば、去年の定期健診で大腸の精密検査しなさいになっていたわ
でも、ええやんピープルの藤本さんの取材に一生懸命で、病院は後回しだったんです。
藤本さんのお話を聞いて「がん検診に行かんといけんね」と話していたのに、です。
で、私の重い腰が上がったのが、ええやん26号発行前の9月のことでした。
近所に住むママ友が「頭痛がひどくて。でも、検査で何か見つかるのが怖い」と話していました。私は「今、がんサバイバーさんの取材をしていてね。やっぱり早期発見がいいらしいよ!」と言いました。
彼女は私の言葉(藤本さんの言葉)を受け止めてくれて、頭部MRIを受けることに。
「検査怖かったけど、何事もなくて安心できた!よかった、背中を押してくれてありがとう!」
お役に立ててよかった、と返した私に、彼女のこの一言。
「今度は藤岡さんの番よ!忙しいと思うけど、ちゃんと行ってね!」
え!あ、そうか(笑)
というわけで、ピンクリボン月間になってようやく大腸カメラ(寝ている間に済むやつ!超オススメです)と婦人科の内診を受けに行ったんです。
大腸は異常なしでしたが、なんと婦人科でかなり大きな卵巣腫瘍が見つかりました。
卵巣は沈黙の臓器と言われていて、痛みもあまり感じないのだそう。
もちろんショックで震えましたが、ポポメリーさんのような団体もあるし、周りにがん経験者もいるし、相談できる人もたくさんいる。「私はひとりじゃない」と心強く感じることができたんです。
10月にさぽらんてで開催した「がんを知る日」「がんを知る展示会」では、そんな私のような悩んでいる人に「ひとりじゃないよ」と伝えたいという思いも込めました。
身をもってがんの苦しさを見せてくれた「彼女」の姿。
一緒に健康でいようねという「彼女」の思い。
そして取材やイベントで伝えてくれた「彼女」の市民への願い。
そんな「彼女」たちに支えられ、私は来月入院して左卵巣を摘出することになりました。
今では、卵巣を取ってしまえばお腹が引っ込むかも!?とまでポジティブに捉えられるように(笑)
大事なことは
★検診行こうと声をかけあう、話題にする
★「大丈夫」と思うのは検査してもらってから
★ひとりじゃない!相談できるところはある!
なのかなと思いました。
手術が終わったら、今度はピロリ菌の除去が待っている私です(笑)
(どんだけ異常あるん!?)
【さぽスタッフ 藤岡】
posted by さぽらんてスタッフ at 14:17
|
Comment(0)
|
スタッフのつぶやき