今年6月から、市内の小学校を中心に「外国ルーツのこども支援ネットワーク会議」が3カ月に1回のペースで開催されることになりました!
さぽらんては会議のファシリテーションや板書などをお手伝いさせてもらっています。
「外国ルーツのこども」とは、「両親またはそのどちらか一方が外国出身者であるこども」という意味。山口市にも約40名のこどもたちが学校生活を送っています。
日本生まれ日本育ちの子もいれば来日したばかりの子もいるため、一口に「外国ルーツのこども」と言っても、母国の文化や在住期間によって抱える課題や必要な支援はさまざま。こどもたちが自分らしく学校生活を送り、学習の機会が奪われることなく自由に進路が選べるよう、きめ細かな支援体制を整えようと始まったのが「外国ルーツのこども支援ネットワーク会議」というわけなのです!
ちょうど1か月前の9月29日には、第2回のネットワーク会議が開催されました。参加団体は、「こどものための日本語教室」を運営している青年海外協力隊山口県OB会さんと、懇談会などの学校行事で通訳のサポートをしている国際交流ひらかわの風の会さん。教育の現場からは小学校2校から先生が3名、そして学童保育の先生のご参加もありました!
市内の小学校2校からは外国ルーツのこどもたちを取り巻く現状と課題が共有され、市民団体からは現在の活動の紹介や今後の支援体制への提案などが積極的に行われ、話し合えなかった分は宿題に!参加者ひとり一人の想いがしっかりと共有され、結束感の高まった時間となりました。
次回は年を跨いで1月に開催予定。こどもたちだけでなく、保護者への支援体制も考えていけたらいいなと思っています。
こどもたちを想う気持ちは皆同じだということがわかる真剣なまなざし
「どうにかしてあげたい」気持ちが前のめりな姿勢に!
現在さぽらんてでは、習字セットや鍵盤ハーモニカなど小学校で必要な学用品の寄付をお預かりし、必要としている小学校にお届けしています。親の都合で来日するこどもたちは、学用品購入のタイミングに間に合わないこともしばしば。転入した直後から、”みんなと違う”疎外感を感じてしまい、学校に通うことが難しくなってしまうこともあるそうです。
大掃除の季節ももうすぐ。誰かに使ってもらいたいものがあれば、ご連絡くださいね(^^)