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2022年10月29日

「外国ルーツのこども支援ネットワーク」が広がっています!

今年6月から、市内の小学校を中心に「外国ルーツのこども支援ネットワーク会議」3カ月に1回のペースで開催されることになりました!

さぽらんては会議のファシリテーションや板書などをお手伝いさせてもらっています。



「外国ルーツのこども」とは、「両親またはそのどちらか一方が外国出身者であるこども」という意味。山口市にも約40名のこどもたちが学校生活を送っています。


日本生まれ日本育ちの子もいれば来日したばかりの子もいるため、一口に「外国ルーツのこども」と言っても、母国の文化や在住期間によって抱える課題や必要な支援はさまざま。こどもたちが自分らしく学校生活を送り、学習の機会が奪われることなく自由に進路が選べるよう、きめ細かな支援体制を整えようと始まったのが「外国ルーツのこども支援ネットワーク会議」というわけなのです!



 ちょうど1か月前の9月29日には、第2回のネットワーク会議が開催されました。参加団体は、「こどものための日本語教室」を運営している青年海外協力隊山口県OBさんと、懇談会などの学校行事で通訳のサポートをしている国際交流ひらかわの風の会さん。教育の現場からは小学校2校から先生が3名、そして学童保育の先生のご参加もありました!


市内の小学校2校からは外国ルーツのこどもたちを取り巻く現状と課題が共有され、市民団体からは現在の活動の紹介や今後の支援体制への提案などが積極的に行われ、話し合えなかった分は宿題に!参加者ひとり一人の想いがしっかりと共有され、結束感の高まった時間となりました。

次回は年を跨いで1月に開催予定。こどもたちだけでなく、保護者への支援体制も考えていけたらいいなと思っています。



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こどもたちを想う気持ちは皆同じだということがわかる真剣なまなざし


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「どうにかしてあげたい」気持ちが前のめりな姿勢に!



現在さぽらんてでは、習字セットや鍵盤ハーモニカなど小学校で必要な学用品の寄付をお預かりし、必要としている小学校にお届けしています。親の都合で来日するこどもたちは、学用品購入のタイミングに間に合わないこともしばしば。転入した直後から、”みんなと違う”疎外感を感じてしまい、学校に通うことが難しくなってしまうこともあるそうです。


大掃除の季節ももうすぐ。誰かに使ってもらいたいものがあれば、ご連絡くださいね(^^)


《さぽスタッフ はたなか》
posted by さぽらんてスタッフ at 17:07 | Comment(0) | 協働に向けて

2022年10月24日

「知ること」って大事!

20221023日(日)

さぽらんてにて「がんを知る展示会」が開催されました。


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当日は団体さんによる展示やワークショップ、ベジチェックや薬膳カレー等

食べること・知ること・楽しむことを体験できるイベントでした。



そして午前午後と2部にわたって

がんサバイバーによるトークセッションも。


私は午後の「もしがんと宣告されたら〜家族や周りの人の対応〜」に

参加させてもらいました。


三者三様の体験談で、

実際にがんを体験した方から語られる話は

とてもリアルで説得力があり、あっという間の1時間半でした。

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・がん体験者(がん友)という共感できる人と出会えて救われたこと

 自分も救われたし、仲間と支え合える関係になっている


・家族が寄り添ってくれた、いつも通りに接してくれた、

 団体活動を応援してくれたことが嬉しかった

 でも他の人にがんになったことを勝手に話されたのはつらかった


・がん治療でかかったお金や保険の話

 抗がん剤や部屋代にどれぐらいかかったか

 もしもの時の備えは大事



高額療養費や傷病手当金の話も出たので

総務も担当している私としては

会社側としても

その辺りの知識も必要だと思いました。


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勉強になった波多野さんの 家族としての言葉がけ の話

“オウム返し”で共感する

「痛い」と言ったら「痛いね」

「つらい」と言ったら「つらいね」

そうやって共感する言葉がけにより、

寄り添うことができ穏やかになれる



“がん家族は第二の患者”という言葉があるそうで、

本人も家族もがんと向き合わなければならなくなります。


藤本さんの

家族ができることを、できるだけしてくれたことが嬉しかった」という話。


もし家族や周りの人ががんになった時

当事者意識を持ち、自分のできることを探し精一杯やって

少しでも寄り添えるようになりたいと思いました。



そして國光さんの

がんになって人生が豊かになった。色んな人に出会えた」という言葉。


がんになっても人生は続く。

がんになったことで得るものもあり

それがよりよい人生へと繋がることもあると知りました。



今回のイベント「がんを知る

“がん”と聞くとなんとなく怖いイメージがあったのですが

知ることの大切さを実感。


自分や家族ががんになった時、どうしたらいいか?どうして欲しいか?

知っていればイメージもわくし、

山口市にこんな団体があることを知っているから心強い。

(参考団体:ポポメリーリレー・フォー・ライフ・ジャパンやまぐち


そして、少しでも早くがんを見つける大切さを考える一日になりました。




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< ベジチェックで この日まさかの最低数字を叩きだした

                   スタッフ たけだ >


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posted by さぽらんてスタッフ at 16:52 | Comment(0) | さぽらんて講座報告

2022年10月17日

今週末は「がんを知る日」へおいでませ

ピンクリボン月間にちなみ、さぽらんてでは16日からがんを知る展示会が開催されています。


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また、23日(日)には、ガンサバイバーによるトークセッションとお子さま向けのウン知育教室、チャリティバザー、ワークショップ、ベジチェックなどのイベントを開催します。詳細はこちらから。


日本人の2人に1人がガンになると言われている現代。かくいう我が家も実家の家族5人中3人がガンを罹患。父は6年前に肺ガンで亡くなりました。

最初の異変は微熱でした。地元の病院ではただの風邪と言われて1か月、それでも微熱が続くためさすがにおかしいと家族で父を説得し大きい病院へ連れていった時には、ステージ4で余命半年の宣告。11か月後にホスピスで最期を迎えました。

父が微熱を訴えていた時、明らかな痩せとおかしな咳もあったんです。その時にひっぱってでもすぐに大きい病院へ連れていっていたら―その後悔はいまだに尽きず、わが子にはそんな思いをさせまいと、毎年健診に行っています。

早期発見がんの約7割は健診で見つかっているそうです。つまり、定期的に健診を受け必要に応じてがん検診も受けていれば7割のがんが早期発見できるということです。

しかしながら山口県のがん検診受診率は、全国平均を下回っており、特に女性の受診率が低い状況とのこと。ぜひ、この機会に展示やイベントに触れ、自身の生活を顧みて検診にいくきっかけにしてみませんか?

(スタッフ 川上)
posted by さぽらんてスタッフ at 13:15 | Comment(0) | スタッフのつぶやき