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2024年05月31日

あなたの関心領域は?

こんにちは!

かねてから気になっていた映画「関心領域」を観に、先日下関まで行ってきました。

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物語の舞台は第二次世界大戦中のポーランド。
アウシュヴィッツ強制収容所の隣の家に住む、ナチスドイツの官僚とその家族の日々の暮らしを描きます。

家族は川遊びをしたり庭いじりをしたり、仲睦まじく、幸せに暮らしていますが、塀を隔てた向こう側は何十万もの命を奪った収容所。
グロテスクなシーンこそありませんが、銃声や怒号、悲鳴が作品を通してずっと聞こえてくるのです。

それにもかかわらず、家族や関係者はまるで何も聞こえていないかのような振る舞い。
そんなのあり得る?と思うかもしれませんが、かくいう私もその家族の物語に集中してしまい、奥で聞こえるその音が聞こえなくなる瞬間がありました。
慣れによって生まれる自身の「無関心」に恐怖を感じる映画でした。

人は、何かに慣れきったり、満足したり、集中したりすると、自分の外で起きていることに「無関心」になってしまうのかもしれません。
そして、その幾百幾千ともなった「無関心」が、誰かの苦しみや悲しみの増幅に加担しているとしたら。もし私たちが現在進行形で加担しているとしたら?

自分の周りを取り囲む高い塀の向こう側、怖いけど少し耳を澄ませてみよう。
ちいさな関心が、未来を変えていけるのかもしれません。

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ちなみにアカデミー賞国際長編映画賞と音響賞を受賞した本作、
じわじわと反響を呼んでいるものの、山口県で観られるのは下関だけ!
ご覧になられた方いらっしゃいましたら、ぜひ感想会したいですね。

<スタッフ:畑中>

posted by さぽらんてスタッフ at 09:30 | Comment(0) | スタッフのつぶやき