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2012年10月28日

風化させない!

急に寒さが訪れた先日、東北県人会・じゃがいもの会主催の「被災地の本当の話しをしよう」を聞きに行ってきました。
震災の1か月に前に市長になられた戸羽太さん。1時間半の間、会場に向けて顔を上げたまま原稿も見ずに話してくださいました。

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水の中から探し出したご遺体を県知事より土葬にしてほしいと言われた時に、やっと探し出したご遺体をまた、土に戻すことができないと悩んでいたところに、国交省からの意外な支援で棺桶を支援してもらった話、逆に200年に一度の緊急時に平時のルールで動く官僚の「意味わからん」対応に憤慨したこと、歯に衣着せぬわかりやすい「本当の話」は震災を風化させてしまいそうになっていた私を呼び戻してくれました。
小6、中2の男の子を残して、最愛の奥様を亡くされたくだりにいたたまれない想いになったのは、私だけではなかったと思います。
私のボキャブラリーでは表現できない、悲しみ、悔しさ、憤り、勇気、決意様々なメッセージが私の胸に押し寄せてきました。
「東日本の震災は終わっていません。復興も立ち遅れています。どうぞ、何もしなくてもよい、来てください。来て見て、知ってもらうだけで支援になるんです。」
絶対に陸前高田に行こう!この思いに至ったのも、私だけではなかったと思います。

東日本大震災を風化させない!
山口でも、この思いで活動されている人たちを紹介します。

■松の苗木 里親プロジェクト
【内容】 被害にあった沿岸部の風景(松林)を呼び戻すための、松の苗木1本10,000円の経費を捻出に向けて、一口1000円の松の木里親(寄付)の呼びかけ。
【主催】 山口災害救援、山口県立大学災害ボランティア実行委員会ぶちボラYP勇気
     ボランティアサークル騎兵隊 
【詳細】 山口災害救援ブログ
安全ブザー、まごころバケツで絆づくりと震災直後から活動してこられている団体です。
さぽらんてでも里親受付中です(平成25年3月31日まで)

■あらいぐま洗浄部隊(写真洗浄)参加者大募集
【内容】 ここ山口でできる支援をと、被災地で流された写真を洗浄して、持ち主の元にもどしていく活動
    被災地からの信頼も厚く、頼りにされている団体です。
   (周南会場がメインでしたが、阿東町でも活動が始まりました!)
【主催】 りす会山口支部
【詳細】 あらいぐま洗浄部隊ブログ

誰でもできる風化させないプロジェクト参加してみませんか?

<わたなべ>
posted by さぽらんてスタッフ at 17:19 | Comment(0) | 災害支援