2023年02月17日
人との関わりを感じられた4日間
2022年09月11日
中間支援と人とのつながり
夏期インターンシップに参加してくれた県立大学の学生さんに書いてもらいました↓
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夏のインターンシップに参加させていただきました。
さぽらんてさんの活動内容、多文化共生(多聞加共生)、災害・防災、各団体さんの取り組み、プレーパークボランティア等多くのことを体験し、学ばせていただいた五日間でした。
様々な活動をさせて頂く中で、頑張っている人や困っている人を支える方法がたくさんあることに気づきました。インターンシップに来るまで、「中間支援」について、あまりイメージが湧かず、ボランティアや市民活動をしたい人と、該当の団体さんを繋ぐのかな?としか思っていませんでした。しかし、実際にインターンシップで体験をしてみると、多くの発見がありました。ここで、いくつか例を挙げようと思います。
まず、一言に「中間支援」といっても、紹介だけではないと知りました。団体さんが活動しやすいように、印刷できる環境を整えたり、PR活動のサポートをしたり、代表者さんの個人的な負担を減らすために各団体さん用の郵便受け(ポスト)を用意したり、助成金の情報についてお知らせしたり、困りごとの相談に乗ったり、団体さんのイベント開催をお手伝いしたりと、様々であるとわかりました。日々、一生懸命活動に取り組まれている団体さん達をきめ細やかにサポートする体制が整えられているのだと知りました。
次に、ええやん新聞についてです。ええやん新聞は、20代から50代くらいのお母さんをターゲットにしており、市民活動の発信を主軸として、健康やSDGsについて等様々なトピックを取り上げながら、誰もが豊かに暮らすためのはじめの一歩となるようにという思いが込められた情報紙です。実際に手に取って、隅々まで読んでみると、初めて知ることも多く、為になると感じました。また、ちょっとしたコメントやデザインも、主な読者層であるお母さんたちが、ほっとするような仕上がりになっていて、感動しました。実家の母にもぜひ読んでほしいなと思いました。(でも実家が県外なので、地元にもこんな新聞があったらいいなと思いました。)これはまさに、日々一生懸命なお母さん達を間接的に応援する手段だなと感じました。
他にも、団体さんのボランティア募集の情報を発信したり、団体さんの活動を知ってもらえるような企画をインターンシップのプログラムに組み込んだりされていて、これらも間接的な支援につながっているのだと気づきました。
また、この五日間を通していくつかの団体さんと直接お会いして、お話を聞く機会があったのですが、どの団体さんも熱い想いをもっていらっしゃるということを肌で感じることができました。何も予定のない休日に家でダラダラするのも良いけれど、ボランティアや何かの市民活動にちょっと顔を出してみるのも楽しいのではないかと、今は感じています。バイトをしてお金を稼ぐことはもちろん大切なことだけれど、人と人のつながりも同じくらい大切で、素敵なことだなと感じられた五日間でした。
さぽらんての皆様、団体さん、今回のインターンシップに携わってくれた方々、本当にありがとうございました。ぜひまたお会いできたらと思います!
市民活動が起こす「バタフライエフェクト」を体感!
さぽらんてさんで5日間インターンシップに参加させていただき、アルバイト先や大学などの自分の身近に、さぽらんてさんとつながりのある団体さんが活動していらっしゃることに初めて気が付くことが出来ました。私は5日間の活動の中でリレー・フォー・ライフさん、ポポメリーさん、市役所の健康増進課の方が来られ展示に関する話し合いに参加させていただいたこと、避難所HUGという防災ゲームを実践したことが印象に残りました。
まず展示に関する話し合いでは、3つの団体さんが各自展示をするにあたって、どのような内容の展示をするのか、どう配置をするのかなどを決めていました。私は、ポポメリーさんが作成されていた、“クイズに答えながら癌について学ぶことができるノート”が面白いと思いました。カラフルでとてもかわいらしく、クイズの解説までついているため勉強になる作品で、来られる方を惹きつける作品だと思いました!
また話し合いの中で団体さんが展示について話している間は、他の団体さんが相槌を打ちメモを取りながら真剣に話を聞いている姿に感銘を受けました。そして、3つの団体さんが1つのコーナー(触診のコーナー?)について、資料や知識、経験で得たことを提供しながら関わりあう姿が素敵でした!
そして避難所HUGの防災ゲームでは避難所に来られた方をどのように誘導し、ゲーム中に生じる「イベント」という様々な問題にどう対処していくのか考えるゲームでした。避難に来られた方はアレルギーを持った方や障害を抱えた方、妊婦の方やペットと一緒に避難されてきた方など様々でした。このような方に対してどう対処することがベストなのかを考えながら誘導していくことは難しく、防災に関する知識はもちろん、大学で学んだ福祉に関する知識も全く生かすことができなかったことが悔しかったです。。。これから勉強をもっと頑張ろうというやる気が生まれました!
この5日間で、さぽらんてさんの活動内容について学ばせていただく中で実際に現場を見て学ぶことでしか得られない知識やつながりがあることを知りました。また、今回のインターンシップで経験したことは自信につながり、落ち込んだり悩んだりした時に励まされるような気がします!本当に新しい発見ばかりで楽しく、忘れられない5日間になりました!ありがとうございました!
2022年02月21日
「新しいことだらけの6日間」 山口大学人文学部2年久保みのり
さぽらんてさんで6日間インターンシップに参加させていただきました!この期間だけで、様々な境遇にいる方に出会い、たくさんの知らなかったことを学べました。そのなかで私の印象に残ったことは、「ええやん新聞」のモニター会議と避難所HUGという防災のゲームです。
まずモニター会議についてですが、ここでは、市民活動に関する情報を発信している「ええやん新聞」を作っている記者の方とその新聞の読者さんと、新聞のことや今後取り上げてほしいテーマについて話し合いました。私は今回初めてこの新聞を読んだのですが、見た目がカラフルで、内容も堅苦しくなかったので、読んでいてとても楽しかったです!
この会議に参加している記者さんと読者さんが、みんなお母さんだったので、現役のお母さん方がどんなことに関心があるのか、どんな悩みを持っているのかなど、お母さん方の生の声をたくさん聞くことができました!私自身子育てのことや、女性の働き方に興味も持っていたため、参加していてとても楽しかったです!
(『ええやん新聞』モニター会議の様子)
そして避難所HUGでは、避難所で起きる様々な出来事や、避難所に来た、障害者の方や外国人の方といった色んな事情を抱えている人たちにどう対応していくのかを考えました。このゲームを通して私は、周りにそのような方がいない環境下では、当事者がどのようなことで困っていて、どのように支援してあげるのがいいのかを考えるのは難しいなと感じました。
(親子で防災@みやの代表 ”ふくちゃん先生”に防災や避難所での動きについて学びました)
この6日間で、普通に生活していたら出会うことがなかった世界を知って、たくさん衝撃を受けました!そしてもっといろんなことを知りたいという気持ちになったので、インターンシップ後も、ここで得たつながりを活用して、市民活動やボランティアに関わっていけたらなと思っています。さぽらんてのみなさんや様々な団体の方のおかげで、とても有意義な6日間を過ごせました!本当にありがとうございました!
(写真左:久保さん)
「今の自分にできること」 山口大学経済学部3年 蜷川あみ
インターンシップでの5日間は、
様々な人、多様な価値観との出会いが詰まった5日間でした。
また、自分がどれだけちっぽけな世界で生きているのか痛感した5日間でもありました。
「個性が溢れ、大事にされる世界を作りたい」
「困っている人にポジティブな選択肢を提供できる人になりたい」
大袈裟かもしれないけど、そんな気持ちが溢れ出す瞬間が何度もありました。
この人のために何かできないかなという気持ちを行動に移すことが、
沢山の人を救うことになるのだと改めて感じることができました。
インターンシップ初日、フリースクールを運営するHappy Educationの代表である村上さんに偶然会うことができました。
「学校に行かなくてもいいんだよ」
この言葉は私にとって衝撃でした。
様々な理由で学校に行くことのできない子どもとその親御さんを救う言葉。
“学校は行かなきゃいけない場所、子どもを学校に連れて行かなきゃいけない”
その概念を払拭して、子どもたちやその家族を安心させる場所が存在する。
インターンシップ初日から自分の知らない世界に一歩踏み入れた気分でした。
何も知らない自分が怖くもあり、その現実と向き合っていかなければならないと強く思いました。
(みんなでHappy Education村上さんのお話を聞きました)
私には、社会課題に対する当事者意識が無さすぎる、そう痛感しました。
事実、市民活動団体の方は当事者の方が多い、
結果、届けたい人に届かないという状況があることも知りました。
でも、近くで当事者の方やさぽらんての方と話す度に自分のことのように考える機会も増えていくように感じました。
だからこそ、私のように市民活動に触れ合った人が伝えていくべきなのだと学ぶことができました。
情報発信として「知らせる」ことも大事ですが、
私のような人が「知ろう」とする努力が本当に今、重要だと思います。
「知らない」ではなく「知ろう」に、
「知ろう」を「知っている」に、
変えていきたいと思います。
私自身、このインターンシップで
まだまだですが、市民活動について知ることができました。
また、この経験をどう生かしていくのかが重要だと考えています。
インターンシップを経験して、
「個性が溢れ、大事にされる世界を作りたい」
「困っている人にポジティブな選択肢を提供できる人になりたい」
という想いをどう行動にしていくのかしっかり考えていきます。
難しく考えるのではなく
“今の自分にできること”を行動に移していきたいです。
この5日間、
市民活動団体のこと、
NPOのこと、
山口市でのお困りごと、
沢山のことを知ることができました。
そして、沢山の想いの部分に触れることができました。
この5日間は、
私の価値観を変える瞬間だったと言っても過言ではないくらい
様々な価値観に触れることができました。
これからは、
社会課題や地域課題に対して当事者意識を持ち、
今自分ができることを行動に移して生活していきたいです。
さぽらんての皆様、
本当にありがとうございました。
(写真右:蜷川さん)