20年にわたり山口市のひきこもり支援をけん引してきた認定NPO法人支えてねットワークが3月末をもって解散することになり、3月19日に秋穂の拠点、和の家で行われた最後のイベント、「ありがとうフェスタ」へ行ってきました。
コロナ禍のためイベントの開催はひっそり個別に関係者へお知らせされたとのことでしたが、元利用者さんやそのご家族などが60人以上来場。改めて、支えてねットワークが多くの人たちのよりどころとなってきたことが伺い知れました。
会場には複数のブースが設けられ、素敵なハンドメイドアクセサリーなどが並んでいました。
懐かしの写真コーナーというのもありましたよ。アルバムの量に長年にわたる活動の重みを感じずにはいられません。
ステージでは、バンド演奏やギターの弾き語りなども披露されました。
さぽらんての寄付つき商品プロジェクト「支え人。」がはじまった2013年から、支えてねットワークの提携企業として長年ご支援いただいた去司やすの社長ご夫妻も来場され、さぽらんてから寿司やすさんへこれまでの感謝の意を込めて感謝状を贈呈させていただきました。
ひきこもりが社会問題として大きく認識されるようになったのはここ数年。ひきこもり支援の先駆者として、公的支援も整っていないなか、試行錯誤しながらずっとひきこもりの当事者やご家族に寄り添ってこられたのが支えてねットワークさんでした。
4月からは違う団体が、ひきこもりの方たちの居場所づくりや就労支援をひき継ぐそうです。寂しいですが、いい新陳代謝となって支援の幅が広がることを切に願います。
(スタッフ 川上)