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2019年08月29日

「つなぐ支援」「現場の思いと幸せ」

こんにちは!
さぽらんてで5日間のインターンに参加させていただいた雨村です。今回のインターンを通じて、私は今まで体験したことのなかった多くの経験をし、新しい多くの視点を体験することが出来ました。そのなかでも、本レポートでは「つなぐ支援」「現場の想いと幸せ」について書かせていただきたいと思います。

 さぽらんての業務内容は幅広く、市民活動団体に対する相談支援、団体や補助金についての情報発信、市民の皆様に地域の社会問題について興味を持ってもらうための広報誌「ええやん新聞」の作成などがあります。さぽらんての目的は「つなぐ」ことです。困難を抱えている方と、支援を行っている団体。市民活動に興味がある方とスタッフを必要としている団体、同じような課題に向かって活動している団体同士や行政、活動を行っている人と行っていない方など、様々なネットワークをつなぐ初めの一歩がさぽらんてです。
実際にさぽらんてでよくある質問に合う団体を、登録団体検索を用いて探して紹介するという作業を体験しましたが、私では探し出せなかった団体や最近活動報告のない団体などがあり、つなぐことはとても難しいことだと感じました。さぽらんてが「つなぐ」ことができるのは、行政や市民活動の方と親しい関係を持っているとともに、「たすけあいの気持ちを諦めない」という強い思いをスタッフの皆様が持っているからであると体感しました。

 実際に市民活動を行っている現場を見学するため、子供の貧困を課題としているこども明日花プロジェクトと不登校児とその親を課題としているハッピーエデュケーションの二つの支援の現場に実習に行きました。どちらの現場でも、当事者の皆様や関心をもつ方々が熱い思いを持って課題に対する活動をされていました。現場は元気いっぱいの子供たちとその笑顔がいっぱいで、この幸せをを支えてくださっている皆様に、私は尊敬と感謝の気持ちでいっぱいでした。多くの市民活動は、問題を抱える当事者を含めすべての人々が「幸せに生きる」という、社会の当たり前であるべき目標を立てて活動をされていました。つまり、誰もが幸せに生きる社会を実現するためには行政の制度だけでなく、私たち市民が手をとり助け合うことで実現するものだと実感すると同時に、さぽらんてで行われている広報誌発行などの情報を通じて、より多くの市民が様々な課題に関心を持つことがとても重要であると体感しました。

私がさぽらんてをインターンシップ先に選んだ理由は、私が大学で支援に対する心持ちについて学んでいるため、「支援の現場を見てみたい」という思いがあったからです。今回の活動の中で、さぽらんてのスタッフの皆様、ええやん新聞の市民記者の皆様、市民活動を行っている皆様、支援を受けて生き生きしている子供たちなど、支援に関わる様々な方と過ごしてきました。今回の実習を受けて「自分の助け合いに対する思いを諦めない」ことが支援を行う上で大切であると学びました。この思いを忘れずに、これから自分のできる助け合いに挑戦していきたいと思います。
posted by さぽらんてスタッフ at 15:49 | Comment(0) | インターンシップ
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