(有)寿司やす×認定NPO法人支えてねットワーク
おもいやり、寄り添う心プロジェクト
内容:日本人はもともと相手の気持ちを思いやる気遣いがあふれている。ご先祖様を敬う気持ちを少しだけ地域におすそ分け。
寄附付き商品:親族が集まる日の法要膳のうち、15円を寄附。
今回は、従業員の方の寄附も併せて10万円の寄附を頂きました。
障がい者やひきこもりの人達への支援として、居場所や就労体験の場を提供し続けている山口市秋穂に拠点をおく認定NPO法人支えてねットワークさん。
ひきこもりはさまざまな要因が絡み合って起きる状態で、社会状況が相互に関係しあって立ちすくんでいる状況を示しているとも言われています。そんな彼らを社会でどうやって支えていくかが今後の重要な課題となってきます。
彼らを受け止める場は増えつつありますが、制度の狭間にある彼らを就労等につなげるまでの体制はまだまだ不十分。ひきこもりの若者たちがスキルや経験を身につけるルートを増やし、回復段階に応じた支援を提供するために寄附金は使われます。
今回、熱い思いで寄附を申し出くださったのは、周南市にある(有)寿司やすさん。
NPOのことを何も知らなかった2年前、「支え人。」のプレゼンテーションに参加され、支えてねットワークさんに一目ぼれ。帰り際に「しっかり応援しますけ〜」と声をかけられたそうです。
「今日は幼いころからの夢が叶い、ありがとうございます。」
ご自身も小学生の時に登校拒否の経験がありつらい思いをされ、いまだにトラウマが残っていると言われる社長の第一声。そしてここからスタートし「ひきこもりの人を地域社会で支援できるように輪をひろげたい」という社長あいさつに支えてねットワークの上村理事もさぽの新人スタッフも涙。。。
ずっと、支えてこられた奥様によると、障がい者の就労をこれまでも受け入れ、もっとたくさんの就労を支援したいと野菜工房も構想されたこともあるそう。しかしそれは、リスクも手間もかかること、それが寄附付き商品プロジェクト「支え人。」である意味実現し「社長の夢がかなった」と。そして、これからも応援し続けることができるように本業を頑張って行くと言っていただきました。
支えてねットワークさんも、これまで制度の狭間にある人たちなんとかしたいとの一心で支えてこられた苦労を理解してくださる社長との出会いは、これからの支援を確実にしていきたいという大きな決意につながったようです。
やはり、今回も温かかった。
集まってくださった記者の方とも中身の濃い話しができました。
テンポはゆっくりですが、経済よりも心を中心に置きたいと思っているネットワークは広がっていると感じます。
改めて「支え人。」を応援してくださった、専門家方に感謝しつつ、これからもじっくり大切に進めたいと心に誓いました。
<わたなべ>
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