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2012年12月18日

これが私のイキルミチ!

アメリカ、中国に続いて、日本の新しい指導者が決まる16日、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さん(NPO法人自立生活サポートセンターもやい理事)の講演を聞いてきました。
その内容のおすそ分けです。

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話のテーマは、人権を大事にすると社会は活性化するのか?

湯浅さんの三つ違いのお兄様は、電動車いすで40分かけて、もう25年福祉作業所に通われているそうです。そこから講演は、始まりました。
「身体障害者1級の福祉年金を月に8万円もらい、健常者の10分の1の生産性の印刷業務に携わるくらいだったら、自宅に引きこもった方が社会のためになるという意地悪な考えもあると思います。もし、兄が自宅にいると想定すると、まず母が、趣味のダンスをしたり、教えたりすることができなくなり、精神的にも参ってしまう。そうすると所帯を別にしている自分も、母と兄の面倒を見なくちゃいけなくて、支援活動はもちろん、本を書いたり、講演活動もできなくなります。経済活動も停滞します。だから、福祉施設などで働く人は、隠れた社会の稼ぎ頭だと思うのです。その人たちが居ないと働けない人たちがたくさん出てくるという現実があります。」
 なるほど、そうよね!保母さんだってそうだわ。福祉施設は本人のためだけではなく、明らかに社会の活性のためでもあるんですね。

その後、日本が14年間連続で3万人を超え続けている自殺者の問題に。
自殺者が3万人と聞いて、今更驚く人はいない、数字的に慣れてしまい、異常なことが普通のことのようになりつつある現状を指摘しながら、ちなみに、他殺者 約600人/年、交通事故死 約5000人/年と、比率から見ても自殺者の多さに驚きです。

これがどういうことかというと、
年間が3万人が追い込まれているということ。
14年間の合計が約45万人、家族が4人としたら約200万人の関係者がいるということ。
 自殺者は家族に対して、「ごめんね」ということばを残しいくことが多く、遺族は「まさか!」 と思っている人が殆ど。必然的に、家族は自分を責める。
閉塞感を抱えた200万人の人がいるということ。
これでは社会が明るくなるわけがない。
 ※NPO法人自殺対策支援センターライフリンクによると、自殺未遂者は自殺者の10倍、年間30万人とあります。その関係者は200万人。14年間の合計ではなく、1年間に200万人の人が暗鬱とした状況であるということになります。

自殺者に対して、これまで周りはどうすることもできないと思われていたけど、平成21年3月に内閣府が自殺対策強化月間を行ったことで、前年比18%減少した。このことで自殺は防止できることが明らかになった。平成24年は3万人を切る見通しだそうです。

自殺対策の活動の中では、命日に家族に電話をする。止められなかった自分を責める家族の後追い自殺を防ぐためだという。自殺者を交通死亡事故による補償金額に当てはめると、2兆7千万/年になるという。自殺者を減少、なくしていく活動は、社会の損失をなくしていくことになる。つまり全ての人の生活につながっている。この問題意識をどう社会に広げていくのか。。。本日講演を聞いた人は、年内3人は必ず伝えてほしい。

一人一人の人権に寄り添い、活動をしている人たち(ボランティア)は、間違いなく社会を支えていることになる。でも、まだまだ一部の人たちに過ぎない。自分たちは、価値観の違う人たちにも耳を傾けてもらうために伝え方、接し方、話し方を鍛えて、お互いが気付く方法を編み出していく必要がある。こんな風に自分の球種を増やしていく、マニュアルにない創造的作業が、人を鍛えていき、社会が活性化し、発展する。


非正規雇用が4割を占めるという社会。異常なことが普通になっていく社会。
追い込まれて、決定権を任せて、適当に決めといてと「おまかせ民主主義」にとなってしまう社会。
湯浅さんは、現状は悲観的でも将来には楽観的だという。日本社会の底力を信じていると。短期では強い危機感を持ちながらも、自分の創意工夫でアプローチの球種を増やしていくことがおもしろいという、支援者の鏡。

この頭脳、行動力は比にならないけど、私もこのマインドだけは忘れることなく、地方でも日々手法を工夫した支援をし続けたい。
そして多様な生き方、価値観を当たり前に受け入れ、誰もが心豊かに暮らせるまち。
一人の自殺者も居ないまちに向けて、私にできることを創意工夫していくことが、「これが私の生きる道」なんてね。
ちいっちゃな力でも、大切なのは、あきらめないことだと思うから。

手元の写真だけでも撮って、FB・ブログに載せたいとお願いしたら、少年のような笑顔で答えてくださった。温かな温かな男子でした。
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〈わたなべ〉


posted by さぽらんてスタッフ at 07:25 | Comment(0) | 社会を変える!(ヒト)
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