支払資金収支差額についてA [2013年01月14日(Mon)]
こんんちは、
税理士法人サムライズ 横山です。 年末年始は、会計と違ったお話でしたが、 今回は少し前の支払資金収支差額の続きをお話します。 ご存知の方も多く、今さらながらおさらいで、 旧会計基準でのお話となりますが、 原則 どうして支払資金収支差額=流動資産−流動負債 となるかについてお話します。 上の式が成り立つには、当然 @流動資産が増加した金額=資金収支計算書の収入金額が発生 例) 未収金 ○○ △△収入 ○○ A流動負債が増加した金額=資金収支計算書の支出金額が発生 例) 職員給与 ×× 未払い金 ×× B流動資産が減少した金額=資金収支計算書の支出金額が発生 例) 旅費交通費 ×× 現預金 ×× 流動資産・負債と資金収支だけの関係を みると概ねこのようになり上記の式が成り立ちます。 もちろんこの他にも、取引の内容によっては、 未払い金の相手先に収入が発生して相殺する 流動負債の減少額=資金収支計算書の収入金額が発生 などのケース等も考えられますが、通常では、上の@〜Bのパターンにまとめれら、 C流動資産の増減額=流動資産の増減額 例) 現預金 □□ 預り金 □□ 未払い金 ×× 現預金 ×× D流動資産(流動負債)の増減額=流動資産(流動負債)の増減額 例) 現金 ○○ 預金 ○○ (引き出し) のような流動資産・負債の増減だけの取引は、基本的には 資金収支計算書には反映されないこととなります。 以上が、取引により貸借対照表において、 流動資産・負債のみ増減する取引について 紹介させていただきました。 次回は、固定資産・負債が増減するケースを紹介します。 |
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税理士法人サム・ライズ
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