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NPO会計・税務リクツとコツ
中尾さゆり(税理士・准認定ファンドレイザー)

NPO法人ボランタリーネイバーズ(https://www.vns.or.jp/)理事長
税理士法人TAG経営(https://tagkeiei.tkcnf.com/)社員税理士
個人としての、NPOの会計税務専門家

さまざまな立場の経験を活かして、
バックオフィサー・経営者向けにリクツとコツをかいています。

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行政委託の会計支援[2009年02月24日(Tue)]
 大口町との契約で、町内のNPOに対する会計支援を行っています。団体の事務所にお邪魔して、担当者の方とお話をしながら会計を適切に進めていくための相談を承っています。

 2月23日(月)も1件おじゃましてきました。なんと、明日24日にNPO法人の設立総会を行うということで資料の最終チェック、当日のすすめ方などお話をしました。きちんとされているので問題はないのですが、一応外部の者に確認しておくと安心感があるようです。

 今日のハイライトとして2点。
(1)任意団体からNPO法人への資産等の引継
 なんとなく任意団体のものはNPO法人へそのまま引き継いでしまえばいい、って思っていませんか?任意団体の規約には解散時の財産は○○(総会や運営委員会)で決める、などの文言が入っていることが多いです。内部の手続きに気をつけてください。
 また、外部から寄贈を受けたものなどで一定期間処分禁止のものについても、NPO法人に移す場合手続きが要るのかどうか、確認したほうがいいですね。
(ちなみに、今回の団体さんは会計ソフトを使用しているので、過去からの資産・負債もきちんと把握できています。任意団体時に収支計算書しか作成していない場合は、その財産を貸借対照表上記載していくのか、団体の財産か個人の財産か、かりているものかいただいたものか区分がつきにくく悩まされることが多くあります)

一般的な方法はこちらから。
https://blog.canpan.info/sally_nakao/archive/131

(2)任意団体⇒NPO法人は組織見直しのチャンス
 NPO法人になると、総会で選定された理事が「理事会」を構成し、法人の運営を行うことになります。その下に事務局(長)などが置かれます。この機会に組織図を整えて、組織内の機関(理事会・事務局会議・各事業担当部会など)の関係について合意を作っておくと後々の運営がスムーズになるかと思われます。

 行政職員の方にはNPOの運営や基盤の弱さを危惧している方が多く見えるという印象をもっています。JICAのNGOサポートというのと枠組みは似ているのですが、行政が介在して外部の専門家にNPOの基盤強化をまかせるというのもひとつの有効な手段になりうるのではないかと感じている今日この頃です。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/sally_nakao/archive/277
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Tracked on 2009年02月26日(Thu) 07:44

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