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NPO会計・税務リクツとコツ
中尾さゆり(税理士・准認定ファンドレイザー)

NPO法人ボランタリーネイバーズ(https://www.vns.or.jp/)理事長
税理士法人TAG経営(https://tagkeiei.tkcnf.com/)社員税理士
個人としての、NPOの会計税務専門家

さまざまな立場の経験を活かして、
バックオフィサー・経営者向けにリクツとコツをかいています。

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一宮市市民活動支援センター アドバイザー[2016年01月23日(Sat)]
2016年1月23日 一宮市市民活動支援センター アドバイザー
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【おまけ】
社会 アウトリーチの林日奈さん、こちらに事務所を借りたということで、
たまたまお会いし、一枚パチリ。
*****************
月に1度のお当番。
今日は朝一の相談者が体調不良でキャンセルとなりました。

午後の相談の方は任意団体の代表と事務局さん。
帳簿はつけているけどこれでよいのか?
私たちの活動って税金かかるの?
スタッフに人件費を払いたいんだけれど、マイナンバーとかいいのか?
というご相談に対応しました。

●税金の対象になるか?
まずは全体像の把握のためやっていることをお聞きし、
法人税の「収益事業」、
消費税の「課税売上」について説明しました。

税金、売上1000万円!ってどこかで聞き覚えてがあるけれど、
一定の非営利組織の法人税と
消費税とは別のお話、この辺りを整理します。

●人件費を払いたい
今も「人件費」を支払っているが、ある時払い。
人件費を払うには、原資が必要だけれど、今の経営状況も適宜把握できていない、ということで定期的に決算をまとめ、「どれだけ払っても、団体が維持できるか?」ということを考えようということにしました。

ちなみに、
「人件費」を払う前に、まずはボランティアスタッフの「持ち出し」がないようにすることを目指しましょう。

経済的負担があると、活動に継続的に参加しづらい。とくに主婦で活動経費を家計に負担させているとなると、家族と対等で健全な関係ではなくなるリスクがある。持ち出しなしのボランティアをまずは目指す。

その上で、
ちゃんと人件費を払う団体になっていきたいのか、
ボランティアベースで楽しく続けていきたいのか、
仕事としてやっていくということは組織としてそれなりの責任と負荷がかかることだから、
自分たちがこの団体を通じて何をしていきたいのかの合意形成をする場を設けましょう。

結論として、
現時点では実費の一部を払っているというのが実態のようでしたので、支払根拠を整理していただくようにお伝えしました。実費弁償の場合、謝金とかマイナンバーとか源泉所得税に関係ない世界と考えられます。

●多桁式出納帳による管理
現金1、通帳2ということでした。
まだ事業規模は小さかったので、多桁式出納帳をご紹介しました。
その上で、勘定科目の整理をしました。

次回は多桁式出納帳をできたところまでお持ちいただきます。
「自分でやります」にすると、忙しさに構けてたいていやれませんので、
次回のお約束も入れちゃいます。

「先生、優しそうな顔して、結構スパルタですよね。」と言われましたが、
結果を出すためには「溜めない」ことが大事。
幸いこちらのアドバイザーは月に1回はありますので、これをペースメーカーにしていただき、一緒に走ります。

【次回予定】
日時:2月27日(土)10-16時
場所:一宮市市民活動支援センター
http://www.138cc.org/event/soudan/
この記事のURL
https://blog.canpan.info/sally_nakao/archive/2468
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