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NPO会計・税務リクツとコツ
中尾さゆり(税理士・准認定ファンドレイザー)

NPO法人ボランタリーネイバーズ(https://www.vns.or.jp/)理事長
税理士法人TAG経営(https://tagkeiei.tkcnf.com/)社員税理士
個人としての、NPOの会計税務専門家

さまざまな立場の経験を活かして、
バックオフィサー・経営者向けにリクツとコツをかいています。

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ボランタリーネイバーズ通常総会 記念トーク&セッション〜20代、30代と考える〜NPO・社会的活動のこれからのカタチ![2015年06月21日(Sun)]
IMG_0500.JPGボランタリーネイバーズ通常総会 記念トーク&セッション
〜20代、30代と考える〜NPO・社会的活動のこれからのカタチ!

日時:2015年6月21日(日)15:30〜17:00 
場所:アイエムワイ(千種駅徒歩3分)

ゲスト:
■高橋 綾太さん
(株)mobility design(モビリティデザイン)代表■
自転車タクシーの普及に取り組むNPO法人HOMIESの設立・解散を経て、2013年に会社設立。ベロタクシーを活用した広告・イベント運行、プロモーション・イベント事業等を展開。
http://www.mobility-design.jp/

■金城 愛さん
奥三河地域雇用創造協議会事業推進事務局■
沖縄出身。2012年より東栄町でルーガリーモ(森ガールの反対読み)、地域おこし協力隊に携わる。今春より、同町で民宿経営・モデル事業開発を行っている。
http://danon-toei.com/

■荒井 和樹さん
NPO法人全国こども福祉センター理事長■
支援が届かない子どもに対し街頭にてアウトリーチ(直接接触)し、安心できる居場所の提供・社会へつなげる活動を実践・研究。支援者養成も活発に取り組んでいる。
http://kodom0.jimdo.com/

「若者と社会活動」「NPOの事業承継」がテーマでしたが、
結果としては、社会活動に関わる若者の多様性、異なるモデルが表出したシンポジウムとなりました。

大丸1️三者三様の若者像
高橋さんは、都会的な社会起業家タイプ。
NPO法人でやってきたが限界を感じ解散、株式会社を立ち上げました。今のNPO法人の「イメージ」では若い人は寄ってこない、と言い切ります。
若い人を集めるコツに「ぶっちゃけ、うちは時給がいい」「Lineなどでの情報交換」ということを挙げてみえました。クールに割り切ってます。

金城さんは、「ルーガリーモ(森ガール)」。
バックパッカーっぽい、自由人の雰囲気です。
そういう女子が地域の元気な人を巻き込むために、地域のイベントに入って楽しむ。
東栄町に来て欲しいのは20〜30代のアウトドアフェスに来るような人、とターゲットを明確にして、その人達向けにフライヤー(チラシ)を作成し、出かけていく。
関わりたい人のターゲティングと、捕まえる力がすごい。

荒井さんからは、広い意味での自助活動の必要性と苦しさが垣間見えた。
着ぐるみで街頭を回り、誰でもきて良い雰囲気を作る一方、
ボランティアは実力主義、ともいう。
「いろいろなことに挑戦できるのは仲間や安心感があるから。そういうものを平等に与えられないか」というところに、シビアな現状分析がみえます。

大丸1️NPOで得たもの失ったもの
ここは割と共通。
得たものは人との関わりや期待、といった気持ちが多い。
失ったものはプライベート、とのことでした。

大丸1️大人の視点
・世代間のズレ、「おもんばかって」のズレ
・世代間の議論も必要
・世界の平和と家庭の平和の二項対立は伝統的課題

大丸1️その他の論点(シンポジウムや懇親会を経ての感想)
今回は、自分で立ち上げた人たちがゲストで、承継というものとは少し違ったかたち。
組織を引く継ぐか、活動を引き継ぐか、魂を引き継ぐかでやりかたは違うのだろう。
「引き継ぐ」で来てくれる人と、自分で立ち上げる人は違う種類の人間。引き継ぐよりも吸収や合併の方が実際的かもしれない。

ということで、結論が出るものではないのですが、なかなか面白い時間を持てました。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/sally_nakao/archive/2237
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