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2016年01月12日

北原本郷遺跡の土器が展示されています

 出雲大社のお隣にある古代出雲歴史博物館で、特集展示『出雲に米作りが伝わった!--弥生時代の始まり--』が開催中です。

 その中に、北原本郷遺跡の土器や石器があるのですが、注目はこちら。

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 縄文後期の土器ですが、赤色が塗り込められた文様、縁から立ち上がる蛇の渦……、こ、こ、これは。。。と立ちすくんでしまいますよ。
 会期は2月14日まで。開館時間/午前9時〜午後5時(最終入館は午後4時半) 。入館料は常設展示と共通でおとなひとり610円。会期中の休館日は1月19日(火) のみです。
 
 北原本郷はいま、湖底に沈んでいます。写真の手前あたりの50メートル潜った底です。ここで、確かにこの土器がつくられ使われていたのです。約3000年前にね。「今」は湖底に眠るその大地ですが、さて3000年後にはどうなっているのでしょう。古代の土器を見ることのひとつの楽しみは、ふだん感じたり考えたりしえないような長い長いなが〜い時間を、感じることなのだと思います。

北原本郷付近


posted by 面代真樹 at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史