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2020年01月21日

「鹿児島をまるごと味わう学校給食」

「鹿児島をまるごと味わう学校給食週間」

鹿児島県では、学校給食記念日の1月24日を含む1週間を
「鹿児島をまるごと味わう学校給食」と定め,
新鮮で安心・安全な県内産の食材を活用した学校給食について
啓発を進める活動を実施しています。

全校朝会では学校給食に関するお話でした。
(保体・給食委員会の皆さんのクイズもよかったよ!)
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給食に携わってくださる皆さんに、
感謝のメッセージを届けたいと思います。
(ここでは一部紹介させてください。)

いつも僕たちにおいしい給食をつくってくださり,ありがとうございます。
僕は毎日,給食センターの人たちがつくる給食を楽しみに待ち,おいしく食べています。
このおいしい給食があるおかげで,毎日の学校生活が楽しく過ごせたり,
学校での勉強ができたりしています。
なので,いつも食べている給食が大切だということも日々思っています。
これからも,僕たちにおいしい給食を作ってください。
           S(^o^)/

給食に関わっているみなさんへ
私は中学生になってすぐに不登校になり,給食も食べていませんでした。
小学生の時は給食が1番の楽しみと自信を持って言えたんですけどね。
今は転校してまた登校できるようになりました。一度体験に行ったときに,
「また,楽しく給食を食べたいな!」というのが大きなきっかけにもなりました。
今学校に行く理由の一つに,「給食」がやっぱりあります。
いつも,おいしい給食を食べさせてくれてありがとうございます!
そしてこれからもよろしくお願いいたします。
              S(^^)/


いつも私たちのために給食を作ってくださったり,
運んでくださったりしてありがとうございます。
毎日,給食の時間になるのを楽しみにしています。
私は家でご飯をつくるとき,野菜を切ったり片付けをしたり
するのでさえ「大変だな」と思っているのに,
給食センターでは毎日多くの給食を作っていてすごいと思います。
これからも,たくさんおいしい給食を作って下さい。
                  Y(^_^)/


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↑たんかん丸君です
posted by 長ア at 12:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 児童生徒作品紹介

2019年12月27日

家族でタナガとり

〜新聞報道に関する御紹介〜
本日(27日)付け奄美新聞です。

環境省 奄美野生生物保護センター
第20回「やせいのいきもの絵画展」
※あざやか賞 受賞
【家ぞくでたながとり】
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受賞した、2年T・R君は
家族でタナガとり という作文でも受賞しています。

まさに今年は、
【御家族】と【タナガ】に感謝ですね。

かぞくでタナガとり

    崎原小学校 2年T・R

日曜日の夕がた,ぼくが,
「タナガとりに行こう。」
ときゅうに言うと,おとうさんが,
「うん,みんなで行こうか。」
と言いました。ぼくはうきうきしながら
水ぎにきがえて,うきわとゴーグルと
あみを四本もちました。
ぼくのかぞく六人とおばあちゃんもさそって,
みんなで田ぐも川に行きました。

川についたらすぐ,バシャバシャおよぎました。
つめたくてきもちがよかったです。
すると,おばあちゃんに,
「こら,バタバタするな。タナガがにげるがね。」
とおこられました。四さいのいもうともおよいでいました。
二さいのおとうとは,こわがって川にはいらないで,
きしの上であそんでいました。
だから,おかあさんは,赤ちゃんをだっこして,
おとうとのせわをしていました。

おばあちゃんはいわの上にすわって,
川の中にいるタナガをあみでひょいっとすくいました。
すごいわざです。ばあちゃんは,タナガとりの名人です。
お父さんは,歩きながらまず,川にいるタナガをかた手でつかまえました。
つぎは,あみでひょいひょいとつかまえてバケツに入れていました。
タナガとりの天才です。

ぼくも,ばあちゃんからこめぬかという
きなこみたいなえさをもらいました。
だんごみたいに丸めてあみの中に入れて川の中にしずめると,タナガがよってきました。
右手にもったあみを石にかぶせて,左手でそうっと石をかえすと,
十五センチぐらいのとうめいなくろ色のタナガがいました。
いっしゅんでタナガをおしりからすくいました。
「おばあちゃん,つかまえた。」
「おう,大きいがね。」

ぼくは,五さいのころからおばあちゃんといっしょにタナガとりに行っています。
はじめは,うまくとれなくてくやしかったけど,
一年生ごろからぼくもとれるようになりました。
「パパ,ママ見て。」
と見せると。
「すごいじゃんRがとったわけ。」
と言ってくれました。

バケツの中には,おばあちゃんが二十五ひき,お父さんが二十五ひき
ぼくが十ぴきつかまえたタナガがいました。おとうさんが,
「いっぱいとったね,大りょうだね。そろそろかえろうか。」
と言ったとたん,おとうとがバケツを足でけりました。
なんとタナガがぜんぶ川にながされました。ぼくは,
「ショックー。」
と言いました。でもおかあさんが,
「前とったタナガがれいとうにあるから,みんなで
それをやいて食べよう。」
と言いました。みんなも,
「そうだね。そうしよう。」
と言いました。ぼくも大きいタナガをとって
たのしかったなあと心の中で思いながらかえりました。


令和元年度奄美市児童生徒作文コンクール 特選 受賞
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posted by 長ア at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童生徒作品紹介

2019年12月22日

「やせいのいきもの絵画展」

大和村にある,
環境省 奄美野生生物保護センター
で第20回「やせいのいきもの絵画展」が行われています。
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「見つけて、教えて!奄美のくらしと自然のつながり」
がテーマで,出品した崎原小の4名の作品も展示されています。


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2年生 T・R君
【家ぞくでたながとり】
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※あざやか賞 受賞おめでとう!

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3年生 N・Mさん
【タナガとわたし】

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3年生 M・K君
【きけんなバブとり】

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4年生 Y・S君
【はじめてのハブとり】

展示は,令和2年2月2日(日)までです。

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posted by 長ア at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童生徒作品紹介

2019年12月10日

【土曜日のアーケード】

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【土曜日のアーケード】
     2年 M・Y さんの作品

 美しい彩色と繊細な遠近法を使って
商店街の華やかさが表現されています。
 また,透き通ったような影の表現で
少しだけレトロっぽい(懐かしい)雰囲気も
描かれていますね。

鹿児島県図画作品展 特選 受賞作品です。

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posted by 長ア at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童生徒作品紹介

2019年12月02日

読書感想文を紹介します。

中学校二年生の読書感想文を紹介します。

スポーツと成長
   奄美市立崎原中学校二年 N・S

「走るのが苦手な僕のランニング日記」この本を初めて手にしたとき,
そのサブタイトルが目に入った。
「おそらくこの物語の主人公は運動が苦手で,
それを克服するための日記なのだろう。」そう思ったが,
読み進めると,主人公のジョセフが注意欠陥障害を抱えていることが分かった。
そして「ジョセフがランニングをするのは大丈夫なのだろうか。」と心配になった。
しかし,さらに読み進めていくと,その心配は感動へと変わっていった。
ジョセフは周りの人たちの支えと自分の努力の結果,
マラソン大会で自己ベストを更新していく。
「障害を乗り越え,努力を重ね完走することができるなんてすごい。」
と胸が熱くなった。さらに,この本のあとがきで,
作者の息子がジョセフのモデルだということを知り,
作者自身が身近で成長をみていたのかと想像し,
ジョセフの成長がさらにうれしく感じられた。
 本を読み終え,ジョセフと僕には共通点があると感じている。
ジョセフにとってマラソンが彼を成長させてくれたように,
バドミントンが僕を成長させてくれている。

 僕がバドミントンを始めたのは約一年前。
それまでは「バドミントン」という競技がどういうものかさえ知らなかった。
しかし,実際にやってみると想像以上に楽しく,自分でもできそうだと思った。
ゼロからのスタート,その四カ月後には,奄美大島の大会に出場し1勝した。
そのとき僕は初めて「スポーツで勝つことの快感」を感じた。

 それから約八か月後の五月一八日。僕はその日,桜島体育館に立っていた。
人の多さに僕の心拍数はさらに上昇する。いよいよぼくのシングルス戦だ。
いつもは船酔いしない僕だが,なぜか桜島フェリーで酔った。
「コールします。」
確かに聞こえた。僕はコートに立つ。今までとは違う光景だ。
観客の多さにプレッシャーが増す。
「お願いします。お願いします。」
大きな声を出したつもりが,緊張しているせいか出ない。
と思った瞬間,チャンスボールが見えた。「スマッシュ」今なら決められる。
しかし,体が思うように動かない。クリアになる。判定はアウト。
その後も思ったようなプレーができない。おかしい。
いつものプレーをすれば勝てる相手なのに。
「集中すれば勝てる。」
コーチからの声。「集中」言葉が詰まってしまう。プレーが再開する。
ラリーが続く。次の瞬間,僕は滑って体勢を崩してしまった。
それでも「ここで諦めるか」とドライブを続ける。
すると相手も体勢を崩し,こちらのポイントになった。
このポイントで気持ちが前向きになった。未だ五点差を縮められない。
気がつくと終わりが近づいていた。このまま終わっていいのか。
まだコートに残りたい。そう思った瞬間,それまであまり動いていなかった足が動いた。
僕が再起動した。いつの間にか僕のスマッシュが決まっている。
いつものあの感じだ。スライディングした左ひざが痛い。
しかしゲームはまだ終わっていない。再び僕のスマッシュが決まった。
九月の大会ではここから逆転して勝った。もう一度あの勝利をつかみ取りたい。
僕は百パーセントの力を振り絞った。
「ありがとうございました」
相手とコートに一礼する。県大会デビュー戦は一回戦敗退。
敗者審判のため,僕は主審をしなければならない。
しかし,マークシートは汗でにじんでいる。ふいてもふいても汗は止まらない。

 県大会から約三か月が過ぎた。今でもあの試合を時おり思い出す。
「集中しろ」
「努力すれば勝てたのに」
この言葉が耳から離れない。後悔が残る。
しかし,この後悔を後悔のまま終わらせることはできない。
この試合を通して「自分自身の力」も認識できた。
これまでは自分の力を百パーセント出し切ることはなかった。
まして,自分の力というものが何なのかも意識したこともなかった。
この大会を通して悔しさの他に大きなものを得ることができた。

バドミントンを始めて約一年半。
もともと幼いころから習っていた水泳を除いては運動が苦手であった僕。
その僕をバドミントンの世界へ導いてくれたのは,学校のみんなだった。
ジョセフと同じく,周りの勧めでバドミントンを始め,大会にも出場し,バドミントンが好きになった。
そして,バドミントンとの出会いが,僕自身を成長させてくれている。
この成長は,これからも続いていくだろう。
きっとジョセフもこれからさらに成長していくに違いない。
一年後の僕はどのような自分になれているだろうか。
その姿を思い浮かべ,僕は今日もラケットを振る。



 〜本を読み終え,ジョセフと僕には共通点があると感じている。
  ジョセフにとってマラソンが彼を成長させてくれたように,
  バドミントンが僕を成長させてくれている。〜
 主人公との共通点を見つけて,本に夢中になっている姿が思い浮かびます。

 〜きっとジョセフもこれからさらに成長していくに違いない。
  一年後の僕はどのような自分になれているだろうか。
  その姿を思い浮かべ,僕は今日もラケットを振る。〜
 スポーツは心も体も成長させてくれる素晴らしい存在であることに気がついた
 S君。 いつも体育館でがんばっている姿を思い出しました。 


12月に入りました。
子ども達が世話をしている
ポインセチアがきれいです。

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posted by 長ア at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童生徒作品紹介

2019年11月29日

読書感想画 〜カムイチカプ〜

2年生
T・R君の読書感想画
「カムイチカプ」です。
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きれいな色づかいで
元気なシャチたちの様子を描いていますね。
posted by 長ア at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童生徒作品紹介

2019年11月28日

二日月を読んで 〜読書感想文〜

二日月を読んで
   奄美市立崎原小学校 五年 H・A

 もし,自分が生まれ変わって,全然違う
環境で生きていたらどうだろうか。
例えば,外国に住んでいる。障がいをもっている。
今の性別と違うなど,たくさんの変化があると思う。

 私はこの「二日月」という話を読んで改めて
障がいというものについて考えてみた。
この本の主人公の杏の妹,芽生は生まれつき
ミルクを飲んでもすぐにはいてしまい
大きくなれないという病気を抱えていた。
一歳になっても歩けないし,立てない。
どうして大きくなれないんだろうか。
私が杏の立場だったら「どうして芽生が」という
問いでとまどってしまうと思った。

 私は,生まれてから今まで,
かぜなどにはかかったことはあるが,
大きな病気はしたことがない。
障がいをもった人と深く関わったこともない。
町で買い物をしているときに口を動かせなくて
話しにくそうにしている人とすれ違った。
私は思わずじっとみつめてしまった。
かわいそうだなと心の中で思った。
その人はとても苦しそうだった。
何かを伝えようとしていることは分かるが,
何を言っているのかは分からない。
聞き取る人も大変そうに見えた。
私はかわいそうだなとしか思わなかった。
 もし,逆の立場だったらどうだろうか。
気にしない人もいると思う。
しかし私はあまり人に見られたくないと思うだろう。
この本に出てくる芽生のことも
どこか他人事のように考えていた。

 しかし,三年前にたまたまテレビで見た
パラリンピックで競技をしている人たちを見て
私の考えは変わった。うでがない人や足の先が
ない人たちが私より速く走ったり,泳いだりしているのだ。
車椅子で,テニスやバスケットボールをしていた。
どうして私より速く泳いだり,走ったりできるのだろうか。
私の頭の中にはぎ問しかなかった。
今まで障がいをもっている人を見てかわいそうと
心の中で思っていた私にはしょうげき的だった。
 手や足に不自由があるとできることが限られている。
スポーツをするなんて無理だ。
そんな私の偏見を打ち破るようにどの選手も活躍していた。
どの選手も顔がいきいきとしているように見えた。

 障がいをもっている人のことをかわいそうと
思っていた私は恥ずかしくなった。
たとえハンデがあっても,努力し続ければ
たくさんの可能性があるのだと実感した。

 「人の心は月の満ち欠けに似ている。」
という言葉が本の中に出てくる。
私はこの言葉をよんではっとした。
私の心の中にもそういう部分があったからだ。
私は今まで障がいはかわいそうという目でしか見ていなかった。
それは,月の太陽が当たらない真っ暗な月の部分のようだ。
私の心の暗い部分とよく似ている。

 今,私の心は明るい月のようにキラキラしている。
障がいをもっているから何もできない,かわいそうという
偏見を持たずに同じ人としてみんなに優しく接していきたい。




二日月という本を読んで
考え方・感じ方が大きく変わっていく様子が
よく伝わってくる文章でした。

特に,もし自分が○○の立場だったら・・・。
と相手の立場に立ったときのことを考えたり
これまでの自分の経験を振り返ったりしながら
文書にまとめていくとこで,説得力のある
実感のこもった感想文になりました。

素敵な本に出会えて本当によかったですね。

それから,偶然にも今日の月齢は2。
二日月ですね。

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天候不良のため
天文ソフトで再現してみました。
posted by 長ア at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童生徒作品紹介

2019年11月19日

2019年11月12日

アカショウビン

アカショウビン
奄美市立崎原中学校二年 M・Y

 転校。それは父の仕事の関係で、
これまでも私の身近にあるものだった。
鹿児島市内から奄美大島に転校してきて一年がたち、
中学一年生となる入学式の日。
私の左胸のポケットには、
今日から三年間を共にする赤色のネームが光っていた。
しかし、中学二年になった今、
私の左胸に光っているのは白色のネームである。

 奄美市立崎原中学校。この学校に新しく転校してきたのは、
父の仕事とは関係がない。
だからこそ、今までとは違う緊張感と不安があった。
校長室で先生方から説明を聞いているその時、ヒュルルルルー。
その鳴き声の正体はアカショウビンであることを初めて知った。
何てきれいなんだろう。気持ちが少し軽くなった。
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 教室へ案内されて、自己紹介をする。
 「初めまして。M・Yです。」
そう言って教室を見回す。一年生は女子が二人。同級生は男子が一人。
そして、窓の向こうに広がるのは、海。

これまでの学校とは何もかも違う。うまくやっていけるのだろうか。
しかし、そんな不安はすぐに打ち消された。皆が声をかけてくれたり、
色々なことを教えてくれたりしてくれたからだ。
緊張と不安から始まった一日もあっという間に終わり下校時間になった。
登下校はスクールバスで、小学生と中学生関係なく楽しそうに会話をしている。
転校初日でこんなにも「楽しい」と思えたのはこの崎原校が初めてである。

 数日がたったある日。崎原中に部活があることを知った。
バドミントンだ。私はスポーツが得意ではない。
そんな私がバドミントンなんてできるのだろうか。
しかし、先輩や同級生が楽しそうに取り組んでいる姿を見て、
「私もやりたい。」そう思うようになった。
最初は、慣れない素振りに手首が痛くなっていたけれど、
だんだんと楽しくなっていく。
「できないから」そう思って遠ざけていたものも、
小さなきっかけと、やりたいと思う気持ちがあれば変えられるんだ、
と少しうれしくなった。

 転校してきて一週間。私はあることに気がついた。
それは、他校に比べて自分の意見を発表する機会が多いということだ。
私は発表をすることが好きではない。いつも人の意見を気にしてしまう。
それではいけないと分かっていながらも、変えることができないままでいた。
しかし、発表する機会があるのは、正々堂々と自分の意見を言うチャンスがあるということだ。
ここでなら変われるかもしれない。学習発表会の話し合いがあった日。
私は緊張しつつも手を挙げてみた。皆の視線が集まる。
握っていた手は汗ばんでいたけれど、心はとても晴れやかだった。
下校時のバスに乗るとき、アカショウビンが鳴いていた。
いつもより遠くまで響きそうなさわやかな鳴き声だった。

 そして気付いたことがもう一つ。
それは、この学校では生徒が中心で活動しているということだ。
委員会でも、学級の話し合いでも、司会進行をするのは生徒である。
これまでの学校では主に先生が進行をしていたが、
それではなかなか自分の考えを求められても発表がしにくいように感じる。
しかし、生徒が進行だと、気負うことなく発表や活動ができる。
 誰かが失敗すると、誰かが笑う。誰かに嫌われたくないから誰かの悪口を言う。
悲しいことだが、学校などでは良くあることなのかもしれない。

しかし、それが全てではないことを、私はここに来て知った。
失敗することや人の目を気にせずに、自分の考えや意見を伝え合うことや、
認め合うことができる仲間がいる。
まだ発表が怖いと思うことがあるが、どんな場所でも堂々と
自分の意見を伝えられるようになっていきたい。
 ヒュルルルルー。青く高い空。アカショウビンが力強く鳴いた。

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第62回県児童生徒作文コンクール 地区特選作品


「誰かが失敗すると、誰かが笑う。
 誰かに嫌われたくないから誰かの悪口を言う。
 悲しいことだが、学校などでは良くあることなのかもしれない。」
という部分に共感しました。社会でもよくあることかもしれません。

「新しい環境に飛び込む。」
簡単そうだけれど,実はとても勇気が必要なことですよね。
 新しい環境でも前向きな姿勢をもち続けると,
自分の成長を実感できることでしょう。
 また,友達との交流の中で支え合うことを学ぶと,
認め合うことができる仲間ができることでしょう。
 
    ※ 本人の了解を得て,イニシャル表記にしています。
posted by 長ア at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童生徒作品紹介

2019年10月07日

対馬丸から感じたこと  〜児童作文より〜

対馬丸から感じたこと
崎原小 4年 F・S

 ぼくは,小さなころから船の名前や大きさなどを
調べることが大好きだ。
だから,理科の自由研究も船について調べることにした。
 そんな時に,ある一つの船が気になった。
その名は,「対馬丸」だ。
どうして気になったかというと,
ぼくと同じ年の子どもたちが,
この船に乗ってなくなったという資料を見たからだ。
「どうして,たくさんの子どもたちが
なくならなければならなかったのだろう。」
ぼくの頭の中に,たくさんの疑問が出てきた。
「お母さん。対馬丸について知りたい。」
すぐに,母と二人で対馬丸について調べることにした。
だが,調べていけば調べていくほど,とてもつらい気持ちになっていった。

 この対馬丸のちんぼつには,戦争が深く関わっていた。
ぼくは,さらに対馬丸のことを調べるために,
船が出港した沖縄に実際に行ってみることにした。
 沖縄に着き,対馬丸記念館に向かうことにした。
向かう車の中で,「対馬丸に乗っていた
子どもたちのことや,なぜちんぼつしたのかを
しっかり見てこよう。」
と,心に決めた。

記念館に入るとすぐに,対馬丸の模型が目にとびこんできた。
そこには,対馬丸とは何かという説明が書かれたプレートがあった。
読んでみると,千六百六十一名の方が対馬丸に乗船し,
そのうち千四百十八名の方がなくなられたとあった。
 しかもその中の半数が子どもだったというのだ。
そしてその横には,対馬丸に持っていた子どもたちの
ランドセルがおかれていた。
それを見ると,「ぼくと同じくらいの子どもたちが,
どんな気持ちで対馬丸に乗ったのだろう。」と,胸が苦しくなった。
父も,同じ気持ちだったのか,とても悲しい顔をしていた。
記念館から帰る車の中,胸のおくがずきずきした。

 後日,出校日に校長先生が,対馬丸のお話をしてくださった。
聞くと対馬丸に乗っていた人たちが,
自分の住んでいる奄美大島に流れ着き,島の人たちが助けたというのだ。
ぼくが住んでいるこの奄美にだ。
 なんだか,今まで遠い場所でおこったことだと思っていたものが,
急に身近なものに感じた。そして胸があつくなった。

 よく戦争という言葉を聞くけれども,
自分の中でそこまで深く考えたことはない。
今,自分の住んでいるこの日本で,戦争は起こっていない。
だから,考えなくてもよいのだろうか。
 しかし,少し前には,ぼくと同じ年の子どもたちが戦争を経験し,
命を落としている。
そんな時代に,ぼくが生まれていたら。
ぼくは何を考え,何をしていたのだろう。
いくら考えても答えはでない。
でも一つだけぼくが強く思うことがある。
それは「戦争は,ぜったいにしてはいけない。」ということだ。
今度の休みは,家族で対馬丸のいれいひがあるうけん村に行ってみようと思う。
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S君が感じている今の気持ちがとても大切ですね。
「平和のありがたさ・大切さ」について
家族で考えることができた夏になりましたね。
posted by 長ア at 08:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 児童生徒作品紹介