
「佐賀から元気を送ろうキャンペーン」の「平成28年熊本地震」への支援で全体の調整役を担っている「認定npo法人地球市民の会(Terra People Association)」が報告会を開催し、支援に関わられた3名の方が報告をされました。
NPO法人アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PAD Japan)の事務局長の根木佳織さんは、本来は全体の調整を行うべき自治体や、社会福祉協議会が被災し混乱していた。普段から災害に対してどうすれば被害を減らすと同時に復旧までの時間を短くするかを考える「レジエンス(Resilience)を高めること=縮災への取り組み」が重要だと話されました。そうして地元の方々が自ら復興を担っていくための教育が、今後必要になると強調されていました。
地球市民の会事務局長で、佐賀から元気を送ろうキャンペーンの委員長でもある岩永清邦さんは、東日本大震災の時に作られた支援のネットワークが、今回の震災に役立ったと話されました。課題として、支援を受ける地元と、支援をする側の双方のコーディネーターが不足していると指摘されていました。今回の支援に携わった経験者はコーディネーターとして、今後は佐賀県でも起こりうる災害に対して生きると話されました。
佐賀県の職員として西原村の避難所で活動された鶴田さゆりさんは、何の連絡もなく支援に来られても現場は対応に追われる。支援をする側も、もっと被災地に配慮して欲しいと話されました。また、子どもへの支援が一番後回しになっている。重傷者、高齢者への支援は優先するとは思うが、同時にもっと子供への配慮もして欲しいと強調されていました。
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報告会は佐賀新聞でも取り上げられました。(佐賀新聞より引用)
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/314349NPOの3人 熊本での支援活動を報告
2016年05月22日 10時04分
熊本地震発生から1カ月が経過する中、NPO法人「地球市民の会」は21日、佐賀市の佐賀商工ビルで被災地支援の報告会を開いた。支援活動に携わったNPO事務局長ら3人が現地で感じた課題を挙げ、支援効率化のための調整役の必要性などを訴えた。
NPO法人「アジアパシフィックアライアンス」(東京)事務局長の根木佳織さんは、行政ではカバーが難しいペット連れの避難者向けにテントを設置したことを踏まえ、「効率的な支援には現地での調整役が欠かせない」と強調。復興期間を短くするレジリエンス(縮災)という言葉を紹介した。
西原村の避難所で支援した県職員の鶴田さゆりさんは「避難所に連絡がないままカレーを500人分持ってくると言われ、調整が大変だった」と振り返り、「支援する側も避難所に配慮した方がいい」と感想。県内のNPO法人など25団体で支援効率化の取り組みを進める岩永清邦さんは「この連携が、佐賀県が被災地になった時に生きる」と話した。
地球市民の会の大野博之さんは「どうすれば支援を受けることができるか。地域で『受援力』を高めておくことも大切」と総括した。
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【「熊本地震ボランティア」人材バンク登録】
特に、佐賀県民の登録を是非ともお願いしますm(_ _)m
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http://www.saga-mirai.jp/information/2016/04/000874.html 下記の支援活動にもご協力お願いします。
【熊本地震災害緊急支援募金】
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http://www.saga-mirai.jp/information/2016/04/000872.html
posted by 佐賀から元気を at 03:03|
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