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なんでsaculaを始めたの?[2023年11月27日(Mon)]
さて、2016年にsaculaを立ち上げて丸っと7年たちました。

ちょこちょこ小出しにしてはいたけど
そういやちゃんと書いたことなかったな、という
小ネタを出していこうと思います。

まずは、saculaを立ち上げた経緯でも⎛𖥚・̄ധ・̄𖥚⎞

事務局がある京都市西京区の地域は、もともと代表が児童館で働いていたところ。
その児童館の学童保育で出会った子どもたちの声が
saculaの誕生のきっかけです。

当時は学童保育は小学3年生まで。
そんなまだまだ小さなある子から
「学童から帰っても20時まではお母さん帰ってこーへんねん」
と、ある日ポソッと言われました。
その後も、土曜保育のお弁当の中身が白ご飯とプチトマトだけの子が
「私プチトマト好きやからええねん」と言っていたり
親御さんが疲れているから休ませたくて、音読を学童で終わらせたいとごねられたり
お母さんに買ってって言えないからって
同級生が持っているものを自分のものにしようとしたり
150人近くの子どもたちの声を聴き
モヤモヤする日々が続きました。

そんなある日、児童館で子ども同士の喧嘩勃発。
相手の子に怪我をさせてしまった子の対応を任されました。

なんで手を出してしまった?ときいても
「だってアイツが!!」と、興奮気味。
相手を怪我させてしまったから、お母さんにも話させてな、と伝えると
「お母さんには言わないで!!」と勢いよく言われました。

お母さんに怒られるのが嫌だから、というわけではないんです。
「お母さん疲れているから、迷惑かけたくない」と。

お母さん思いのとっても優しい子。
忙しいのに、児童館に呼び出すだなんて本気で迷惑かけたくないと思っていました。
とはいえ、それとこれとは話は別。
怪我をさせてしまったこと、保護者にお伝えをしました。

普段、家ではとても良い子。
でも学校ではちょくちょくトラブルがあるようで、保護者の方もお困りの様子でした。

学校では問題児扱い。
周りからちょっかいをかけられると、ついカッとなってしまう子でした。
「次学童でちょっかいかけられて嫌な思いしたら、やり返す前に私に言うて!」
と、私と約束してからは、ついカッとなりそうになるところを抑えて
泣きながらも私のところに来れるようになりました。

ちょっかいをかける側の子の話をきくと
「あいつからかうとおもしれぇもん」と。
でもその子の話をよく聴くと、自分自身が家で兄弟や親から受けるストレスを
その子にちょっかいをかけてぶつけていたことも判明。

《困った子は、困っている子》

私はそう思っています。
もしかしたら問題児と呼ばれるこの子たちも
何かに困っていて、それを上手く出せないんじゃないか。

ゆっくりすごしながら、否定されることなく、その子がその子らしくいられるような
そんな場所がもっとあればいいんじゃないか、と思うようになりました。

「サードプレイス」をつくりたい、と地域の方に最初に話をしたのが、ここに務めて8ヶ月後。

「木村さん、生き急がんでもいいよ。」と当時は年齢を理由に退けられました。

当時私は24歳。この地域に来て日も浅く
地域の方からしたら、不信や不安もあったのでしょう。

「居場所」について、私自身が何も知らなかった。
じゃあ、知りに行ってこよう、と児童館を辞めて
子どもの居場所活動を行うNPOで仕事を始めました。

ここがまた、転機。
NPOで仕事を始めて半年後。

他の居場所活動をしている方々の集まりに行った際
私より若い、学生団体をNPO法人化させて精力的に活動されている方と出会いました。
その方に言われた言葉に、ハッとさせられました。

「子どもの声は待ってくれませんからね」

私は児童館に務めている間、「寂しい」などの声を聴いてきていたのに
そこを見て見ぬふりして自分の都合で先延ばしにして
年齢を理由に逃げて、何してんだろ、と。

で、まずは形からや!任意団体つくるぞ!!と、saculaが誕生し
「地域の居場所」というためには何が必要か?
その時ちょうど子ども食堂ブームもあり
子ども食堂を自治会館でやるのはどうやろ?
そのためにはまず活動資金貯めんと!!
と、アクセサリー200個つくり、マルシェなどで売り
エンジンかかってからの数ヶ月は自分でもびっくりするくらい
アドレナリン出まくっていました(´∀`)

その後、自治会長さんと民生委員さんにサードプレイスの話をするも断られ
児童館に行き子どもにアンケートを取り、
「なぜこの地域にサードプレイスが必要なのか」をまとめ、再度プレゼン。
たまたまその場に居合わせた児童館に子どもが通っていたお母さんも一緒に説得してくださり

2016年10月任意団体立ち上げから半年後
2017年4月から、【ひまわり食堂】が始まりました。

今でも、子ども若者・ご家族や地域の方などから
「こんな居場所がほしい」という声を受けて
saculaは様々な活動をつくっています。
「ニーズに応える」ことは当初から大切にしていて
今はスタッフたちも一緒に大切にしてくれています。

こんな感じでまた気まぐれに小ネタを書いていきます〜。
Posted by コミュニティ・スペースsacula at 06:44 | saculaの話。 | この記事のURL | コメント(0)
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