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立岡晄著「共同作業所のこころと実践」 [2010年01月20日(Wed)]
滋賀県社協の講演会で、長浜市のひかり福祉会副理事長立岡晄さんから御著書をいただきました。
立岡さんは「きょうされん」(旧称:共同作業所全国連絡会)の理事長を長く務められていた方です。

苦学して日本福祉大学を出られて知的障碍者の名古屋の共同作業所で働き始めた立岡さんは、その後写った滋賀県の共同作業所で、理事長一族の法人私物化のもとで施設が競売にかけられるという事件に遭遇します。
施設を守る運動は、「この作業所で働き続けたい」という当事者の願いを基に、10年に及ぶ競売差し止め訴訟の結果勝利を収めました。
立岡さんは、その中心にいて、今目の前にある課題に積極果敢に挑むという現実的な対応に徹しつつ、障碍者福祉の在り方について夢や展望を描き、その夢に向かって着実な運動も展開してこられました。

この著書は、障碍者福祉と共同作業所の発展、福祉の考え方(思想)を一つの軸
もう一方に軸には、立岡さんが若いころであった障碍者(仲間)との現在に至るかかわりを据えて書かれています。

障碍者福祉に限らず、福祉全体の課題に鋭く迫る好著です。
多くの皆さんに読んでいただきたいと思います。
著書紹介(注文書付き) ☛ http://www.kyosaren.or.jp/book/tateoka.pdf

立岡さんは、
逆境に立たされたときこそ、徹底して、「福祉の原点、思想」に学ぶこと、そしてどこまでも「仲間たちの願いや夢を語り、地域に打って出ること」で、大きな危機も乗り越えられることを、私は身をもって体験した
と書かれています。