日韓ミュージカル開幕!プログラムを海外へ持ち出す理由
[2015年05月29日(Fri)]
こんにちは!NPO法人コモンビート、代表の安達です。
ここ最近はずっとフィードバックブログシリーズを書いていましたが、前回で書き終えたので、次の話題に移ろうと思います。5月16日から日韓ミュージカルプログラムが開幕しました。日韓市民約100名で100日間練習を重ね、9月にソウル、10月に福岡で公演を行います。
ミュージカルプログラムが今回初めて海を越えました。国内展開と同時に国外展開も視野に入れて今後10年動いていく方針ですので、その第一歩が早くも実現しそうなので嬉しい限りです。
なぜ海外にミュージカルプログラムを持っていくのか。
単純に言えば、ミュージカル「A COMMON BEAT」が描いている異文化理解や平和へのメッセージを団体自身も追い求めていきたいと考えていることがあります。あの作品をリアルに感じられるプログラムをつくっていくことは、私たちの次なるステップになると考えています。
また、「個性が響きあう社会」の実現というビジョンは日本に限定されているものではありません。それは、海外にも日本と同じような社会問題を抱えている国があり、国が違えど、コモンビートがその解決の一助になる場合もあるのではないかという思いからです。
韓国の共催団体スタッフと話をする中でも、「今の韓国に必要なプログラム」「若者がもっと生き生きと自分らしく生きられるように」「能力の高い人に限定されていた芸術が市民参加型という新しい形で届けることができる」など、コモンビートのミュージカルプログラムに期待しているものも大きいようです。
国と国との関係性の改善・解決の前に、まずは市民レベルでの対話・交流からお互いを深めていくことが必要なのではないかと思っています。
国内で10年間実施し続けてきたこのミュージカルプログラムが、海を越えて、その先にある社会で役に立っていくこと。それはすごいことだし、すごく嬉しいことです。
ミュージカル「A COMMON BEAT」という素晴らしい作品を合言葉に、まずはアジア、そして世界のみなさんとちょっとずつ「お互いの顔が見える関係」を生み出していければと思います。
それが私たちができる社会をよりよくする一歩です。
ぜひ、応援をよろしくお願いします。
▼日韓ミュージカル応援募金にご協力をお願いします。(目標100万円)
http://commonbeat.org/project/asian-beat/musical2015/ouen/
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