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コモンビートの中心から代表が叫ぶ!りじちょーブログ更新中!

特別なことじゃないダイバーシティ&インクルージョンの日常を切り取るNPO法人コモンビートりじちょー安達亮のブログです。平日は毎日更新しています!


祭りの後の作業はNO!祭りの最中の作業はYES! [2014年10月21日(Tue)]
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こんばんは!NPO法人コモンビートの理事長の安達です。

コモンビートはボランティアマネジメントに長けているとご評価いただいていますが、その最たるものがミュージカル公演当日の「ウェルカムキャスト」たちです。全国からステージにのぼるキャストを支えるべく、旅費交通費は手弁当でやってきてくれます。彼らの存在なくしてはコモンビートのミュージカルはなし得ません。

そんなウェルカムキャストと一緒に長年運営をしてきて思うことがあります。これはコモンビートに限ってのことかもしれませんが、ボランティアマネジメントの観点からも参考になるのではないかと思ったのでお伝えします。

「祭りの後の作業はNO!祭りの最中の作業はYES!」

ということです。

これは何を言っているのかといいますと、ウェルカムキャストは公演2日間のためにやってきます。この2日間はミュージカル公演という巨大なお祭りなので、その会場には不思議なマジックがかかっていて、「キャストのためならなんのその!支えに来たのだ俺たちは!」という気持ちによって突き動かされていると思います。ただ、シンデレラじゃないですがその効力があるのは公演が終わるまでということがよくわかってきました。

運営側としては、その2日間で終わらない作業も手伝ってもらいたい!と思ってしまいがちです。ですが、気持ちには「切れ目」があるということで、気持ちが切れているので無理に作業を頼んでしまうとお互いのためになりません。ただ、運営に使った備品の整理などはどうしても終わってからの作業になってしまいます。使ったままの状態で返されてしまうと、整理整頓が非常に大変になってしまいます。

そこで、どうしたら気持ちが続いているときに、事後作業を手伝ってもらえるのか考えてみました。その答えは、公演中の作業として事後作業も盛り込んでしまうという単純なものでした。

毎回のウェルカムキャスト運営時には、次回公演への申し送りシートを各部署のリーダーに作成してもらうようにしています。「祭りの後はNO!やりたくない!」なのですが、「祭りの最中であればYES!やる!」なのです。不思議なものですが、人間心理的にはこういうものなのだと思っています。

ボランタリーのみなさんと一緒に何か作業をするには、工夫が必要だと思っています。彼らが気持ちで関わってくれているということを忘れてはいけません。でも逆に、気持ちをうまく流れに載せてあげれば、協力してくれるということになります。

10年間のボランタリーマネジメントの中でこういったことを、コツコツとやるようになりました。お陰様で、ウェルカムキャスト運営は、今までに述べたようにやればやるほど強くなっていく仕組みにすることができました。経験の蓄積とそれに裏付けられた運営道具の準備は本当に大切だと思っています。

ぜひ、みなさんのボランティアマネジメント運営にも活かしてみてはいかがでしょうか?

※写真は部署ごとに作成してもらっている「申し送りシートです」。備品のチェックと共に、足りないものやリクエストを記入してもらい、事務局で整理整頓しておきます。次回公演の際にはパワーアップしている仕組みです。

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