始めた時はわからないけど、続けているとわかってくることがある。
[2019年12月19日(Thu)]
コモンビートが上演しているミュージカル「A COMMON BEAT」はアメリカのUp with Peopleという教育団体が製作したものだ。
そのUp with Peopleの教育プログラムに日本からキャストを送り出している。上半期にひとりと下半期にひとりの年間2名だ。プログラムの参加費の一部(50万円)を支援する制度ができた2010年から19名を送り出してきた。
そしてこのメンバーたちが今ではコモンビートの活動を支えるスタッフとして活躍してくれている。ミュージカルの演出もそうだし、スクールのファシリテーターやアジアンビートのツアーコーディネーターもそうである。この活躍はもちろんUp with People で半年間、プログラムを通して異文化理解やその体験や経験をしてきたからこそ、コモンビートのメッセージをさらに伝える力がついているからだ。
制度を始めた2010年当初にここまで予想していただろうか。どちらかというと「まずはやってみよう」という挑戦感が強かった。それから続けるうちに、帰国後の彼らの活かし方を考えるようになり、今は好循環が生まれている。
もちろん彼らが活躍できるように組織を整えたりしてきているわけだけど、最初からそれができていたわけじゃない。今ある事業はきっとそんな誰かの挑戦で始まり、それをさらに継続したからこそ成果が出始めてるのだと思う。
まずは始めること、それを如何に継続するか。それをガムシャラにやったその先に何か成果が待っている。まずは一歩を踏み出そう。