ミュージカルづくりの「その先」を考える
[2019年10月10日(Thu)]
コモンビートのミュージカルは「手段」である。だからこそ、ミュージカルプログラムの公演には「その先」がある。
100人100日と銘打っているので、その先のことを「101日目から」と言い表す人が多い。つまりは、その先の人生どう生きていくのか、どんな自分であるのか、どう行動していくかを考えてね!ということだ。
100日間の集大成はミュージカル公演じゃない。101日目からその先だ。
この考え方があるからこそ、ミュージカルは手段になり、教材になり、キャストひとりひとりの成長の力となる。ミュージカル公演をゴールにしてしまってはあまりにももったいない。
多様な100人での100日間は本当に貴重な場だと思う。人生でも何回も経験できるものでもない。だからこそ、入口は「ミュージカル楽しそう、やってみよう!」でいいので、出口は「これから先の人生どうしてこう、こんな自分あんな自分であろう、社会に働きかけていきたい」みたいな状態に少しでも意識が変わってくれたら嬉しい。
うちが劇団ではなくNPOとして活動している理由はそこにある。みんなの「その先」をどんどん生み出していきたい。