「こころ」が先?「ノウハウ」が先?
[2016年03月01日(Tue)]
※ニックネーム名札による自己紹介の様子
コモンビートは「個性が響きあう社会」の実現に向けて、1年間のほぼ毎週末に50〜100人のキャストと共に表現活動を行っています。異なる年齢、職業、バックグラウンドを持つ多種多様な人たちが集まってひとつの作品をつくりあげることは並大抵のことではありません。それを乗り越えて心がひとつになったときに、大きな感動が生み出され、社会を変える力となっていきます。
プログラムには様々なアクティビティを散りばめています。チームとして相互に支え合えるように、お互いのことを知り合えるように、お互いに感謝しあえるように、つまりはチームや仲間への愛着向上、仲間同士の関係性の構築を自然と行えるようにしています。
そして最近は、NPO法人CRファクトリーのみなさんとの出会いによって、そのアクティビティのひとつひとつが組織運営における「ノウハウ」になっていることに気づかされました。
私たちとしては、「目の前の仲間たちとどのようにしたら仲良くなれるのか」、「何をしたらみんなが喜んでくれるのか」「何をしたらモチベーションが上がるか」という、どちらかというと「こころ」を動かすための観点でいろんなことを試してきただけなので、それを「ノウハウ」と言われるとちょっとした小っ恥ずかしさがあります。ですが、そのように「こころ」を先に動かそうとしてきたからこそ、約10年間の活動を経て「ノウハウ」となったのだと思います。
最近ではコモンビートの様々な「ノウハウ」を事例として紹介させていただいていますが、それをそのまま自団体に取り付けても効果があるかどうかはわかりません。大前提として、実施する側が「仲間のために!」という「こころ」が動いている必要があります。「こころ」と「ノウハウ」がバランス良く働いた時に初めて、仲間たちをつなげていく力を持つのだと思います。
そして、「こころ」が動けば動くほど、その方法となる「ノウハウ」を生み出すアイディアがたくさん浮かび上がってくるはずです。そのアイディアこそが、強くあたたかい組織を生み出していくための力となっていくことでしょう。
> NPO法人コモンビートのWEBサイトはこちらから