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K. Kashiwagi
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「ボタ」とは、渥美半島の先端、田原市(旧渥美町)の堀切海岸沿いに約2.5kmにわたり築かれている津波堤防です。地元で語り継がれた話によると、「ボタ」は別名「貝ボタ」と呼ばれ、1854年の安政東海地震後に、これ以上村に被害が出ないようにと当時の住民らが貝殻や土砂を盛り完成させたものといわれています。

2007年度、特定非営利活動法人レスキューストックヤードは日本財団より「ボタ」の調査に対して助成をいただきました。この調査の目的は、「ボタ」がこの地域に残した地震の教訓を、地域の子どもが学べる教材としてよみがえらせることです。

多くの市民がその存在さえ知らない「ボタ」には、地域を守るための先人の智恵がたくさんつまっているはず。地元の方への聞き取りや文献調査を通じて、その物語を探っていきます。
「ボタ」の話 表紙公開![2008年03月28日(Fri)]
デジタル紙芝居「『ボタ』の話」
 ぶん・え やまだひかる
 こえ・方言指導 人業劇団 ひらき座
 制作・NPO法人レスキューストックヤード
 監修 田原市
 制作助成 日本財団

表紙を公開します!
紙芝居、多くの皆様の労力の結晶として完成しました。30日の発表会が楽しみです!



ボタ発表会開催[2008年03月27日(Thu)]
 ボタ紙芝居もいよいよ完成を迎え、このたび発表会を開催することになりました。

 紙芝居発表会では、完成した「『ボタ』の話」を地元堀切小学校や伊良湖小学校の児童、および地域住民の皆さんで鑑賞していただき、紙芝居への感想やご意見を述べていただきます。また、堀切地区で「ボタ」が防災に限らず地域で果たす役割について学びます。

 発表会は基本的には地域の方向けに行いますが、参加を希望される方はレスキューストックヤード(電話052-783-7727)までご連絡ください。

■日時: 2008年3月30日(日)13:30〜15:00
■場所: 堀切市民館(愛知県田原市堀切町西猫池97-1)
■プログラム
  「ボタ」調査報告 RSY(松田)
  紙芝居「『ボタ』の話」鑑賞
  グループ学習
ボタ脚本完成間近[2008年02月18日(Mon)]
ボタ脚本はほぼ完成し、あとは「三河弁チェック」を残すところのみとなりました。プロローグ部分を紹介します。


― 時は昭和30年。渥美半島の先っぽ、堀切・日出の村のある表浜(おもてはま)は、色つやのいいおいしい魚を栄養たっぷりの黒潮が育ててくれるため、漁がとても盛んでした。その頃は今のような探知機などありませんから、全て人力でした。魚の群れを見つけるのも、船を漕ぐのも、網を引っ張るのも。
 岩さは、そんな魚の群れを見つけるプロ中のプロ。雨の日も風の日も、じっとボタの上で海を見つめます。岩さの目は、海の色の違いが分かるのです。今日も、岩さは朝からボタの上でほうきを片手にじっと海を見つめます―
編集会議開催[2008年01月10日(Thu)]
本日、紙芝居編集会議を開催しました。



決めたことは、各シーンの具体的なセリフと時代、登場人物の設定。

・舞台 昭和30年代後半(伊勢湾台風被災後)の堀切村
・登場人物
-イロミシ(砂浜で魚のアカミを見る、熟練の漁師)
-波郎(見習いの漁師。)
-宇八(日出村のインテリ)
-兵三郎(堀切村ののんびりや)
-寅次(堀切村のツッコミ役)


※これから、進捗状況をさかのぼって報告していきますのでよろしくお願いします。
絵コンテ公開[2008年01月10日(Thu)]
ボタ紙芝居の絵コンテを少し公開します!



制作順調!?
ボタ調査隊 神谷!![2007年09月19日(Wed)]
こんにちわ!! 

今回RSYのボタ調査隊の一員としてボタ紙芝居製作に参加します神谷です!よろしくお願いします。

海岸堤防は津波、高潮から被害を抑える為にのみ存在、建設してきたものとばかり考えてきた防災ボランティア初心者の僕ですが、今回の渥美半島での取材調査を通して”ボタ”が昔の村民の豊かな生活を送る中で大きな存在意義があったことに防災と暮らしの密接な関わりを知ることができました。今回の調査をもとに先人が現代の人達に伝えていきたい人と堤防とのつながりを紙芝居として皆さんにうまく、楽しく発信できたらと思っています。

どうぞよろしくお願いします!!
ボタ取材 3日目[2007年09月13日(Thu)]
今日は浜名湖へ。
こっちにも津波関係の地蔵があると言うので、息抜きがてら行く。

近くでゲートボールをするおじいおばあに話を聞くと、津波よりは海難よけの地蔵だった。
しかも「網に地蔵がかかってきたんだわ。だから奉ったのよ」とおじい。
そりゃすごいなあ。



お昼は釣りに来ていたおじさんにうまい店を教えてもらって食べに行く。
すぐ隣りが市場で、魚がうまかった。

昼過ぎには豊橋駅から電車に乗り、帰宅。

photo

11日に渥美郷土資料館の方に教えてもらった渥美の元漁師で書家の磯丸の全集を宿泊先の休暇村で発見!神がかり的な書を書くことで有名で、またよく効いたそうな。にしても。その呪が面白いのなんのって。蚊が来なくなる歌とか、乳が出る歌とか、住処を決める歌とか、髪の生える歌とか。眠くて死にそうだったのに、この本で一時間くらい盛り上がってしまった。

安政の地震で津波被害を受け、海岸近くにあった場所から少し山側に移転した常光寺。玄関の木が南国色やなー。やっぱ渥美はあったかい場所なんやね。
ボタ取材 2日目[2007年09月12日(Wed)]
今日は午前中地元の人に津波よけ堤防の話などを伺う。

お話してくださるのは、この地域に住んでいる大正生まれのおじいさん二人と戦後生まれの地区総代さん一人。
休園中の保育園を地区の集会所(改築中の臨時使用)にしていて、なんだかかわいらしい風景の中でお話を聞く。

ところがいざ集まったおじいさんを見てお互いにびっくり!
昨日現地を見に行っていた時、ウミガメの卵を保護している囲いを眺めていたおじいさんに、私が飛び込みインタビューをしたんだけど、保育園に現れた一人がそのおじいさんだったのだ。



なんちゅう偶然。

しかも昨日「明日も同じ人が来たらどうする〜?まさかね!」と笑っていたのだ。

おかげで緊張ぎみのお二人もとてもリラックスしたのか、身を乗り出して昭和30年頃の渥美半島の様子を教えてくれた。
当時の地引き網の話なんかは特に面白かった。

話を聞けば聞くほど、生活は貧しかったけど、ほんと心が豊かだったんだなあと思う。

午後からはもう一度現地を見に行き、田原市の郷土資料館を案内してもらって終了。おつかれさまでした。


↑伊良湖岬からの眺め

ボタ取材 1日目[2007年09月11日(Tue)]
ボタ取材の開始です。

午前中は現地を視察、午後は地元有識者2人の話を聞く。

まずはなにはともあれ、現地に行く。


取材中ウミガメの産卵の巣作りをしているというおじいさんに出会う。ボタのことを非常によく知っていた!突撃大成功。

有識者取材はかなりおもしろかった。渥美半島が、昔は関西からの文化や物が流通する中心地だったという話は驚いた。古墳が多かったり、奈良の東大寺の瓦を焼いていたりと、今の寂しいイメージとは全くかけはなれてるんだよね。

にしても、80才を超えるお二人の有識者からは、とめどなく過去の歴史があふれ出る。なんだか津波の取材で逆に私たちが知識の津波に飲み込まれた気分。

それだけにすーぐ本題からずれるから軌道修正が至難の技。取材途中から焼酎片手に古文書ずらりだったので、流れで焼酎しっかり頂くハメになるし。根性のいる聞き取りだった。

お一人目の有識者取材。1854年11月4日に安政東海地震の号外記事。これが、防災教育では有名な「稲村の火」のきっかけになった地震。

この頃の避難生活、今と同じ。

二人目の有識者。古文書や手書きの地図をばんばん叩きながら説明してくれる。他にもいろんな貴重なものを、こんなに間近で見られるなんて、めったにないよね。
調査の成果[2007年07月11日(Wed)]
この事業の目的は、東海・東南海地震による津波への防災意識を高めるための教材作りを行うことです。最終的にはこのような成果が得られる予定です。

1.「ボタ」のストーリーをもとにした電子紙芝居
1854年の安政東海地震後に住民が協力して築いたという「ボタ」のストーリーを掘り起こし、この地域の子どもに地震に備えるための教訓として伝えられるような紙芝居を制作します。

紙芝居は、音声ナレーションをつけたパワーポイントのスライド形式とする予定です。

2.聞き取りおよび文献資料を含む事業報告書
現代では市民もその存在を知らない「ボタ」についての逸話を集め、また地域の高齢の方から聞き取りを行い、事業報告書をまとめます。
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