【活動報告】事前研修(第2回)実行計画づくり [2015年08月02日(Sun)]
8月2日(日)に「東海ろうきん NPO育成支援助成 事前研修(第2回)実行計画づくり」が開催されました。前回同様、最終選考会に臨む12団体にご参加いただきました。まずは前回の研修で、講師の山元圭太さん(NPOマネジメントラボ代表)より出されていた「宿題」の結果を、グループ内で共有しました。
前回の研修で出された宿題のひとつに、「自団体の受益者最低3名にインタビューしてくる」ことがありました。(助成が決定する前から、非常にボリュームのある支援プログラムを提供しているのが、当助成プログラムの特徴です。) ところが今回、なんと1か月で100名以上の受益者にインタビューを行った団体さんがいらっしゃいました!インタビューを通じて、様々な気付きを得たとのこと。「社会を変えたい」という想いを持った団体が集まっていることを実感しながら、この日の研修がスタートしました。 今回の研修では、「成果目標」「必要資源」「資源調達」について考えました。講師の山元さんが「『「困りごとを解決したい』という想いがあり、専門性もあるNPOが、資金のやりくりで悩んでいる状況を解決したい」とおっしゃっていた通り、「資源調達」はとりわけ大きな悩みの種になっていると、複数の参加団体が発言していました。自然とワークにも熱が入ります。 ですが、いきなり「どうやってお金を集めるか」という部分を考えても、なかなか上手くは行かないものです。社会課題を解決するNPOとして、一番重要な「誰の困りごとを解決して、どんな社会を作りたいのか」という基礎をしっかり作り、「そのために誰に何をするのか」という部分に説得力が無いと、お金は集まらないし、たとえ集まっても社会課題の解決には結びつきにくいものになってしまいます。今回の全2回の研修では、山元さんから参加団体の皆様に、NPOの運営について考えるための「型」を伝えていただきました。 参加団体の皆様が社会を「変える」団体となることを、当助成プログラムの運営を通じて、今後も応援していきたいと思います! また、助成先を決定する最終(公開プレゼンテーション)選考会は一般公開イベントとなっています。ぜひ、ご参加ください! ⇒詳細はこちら https://blog.canpan.info/rokin-ikusei-kifu/archive/5 最後に、全2回の事前研修を振返ったアンケートの内容を掲載します。 ▼東海ろうきんNPO育成支援助成 事前研修(全2回) 第1回:2015年7月4日(土) 第2回:2015年8月2日(日) 満足度:95点(平均/100点満点中) 感想(一部抜粋) ●2回目のみ、代理での参加となりましたが、できれば2日間とも出たかったです。1団体から複数人数で参加した方がよいと感じました。講師の方、スタッフの皆様、お疲れ様でした。どうもありがとうございます。 ●頭の中で考えていたこと、何気なくこうしたい・こうなっていきたいという事を文字にすることが大切だと思いました。 ●今まで、団体内で自分・もしくは誰かがやりたいことをやる、楽しいことをやる、ということしか考えていなかったけれど、今回の研修を受けて自分で団体の存在理由や、何をどうすべきか、どこにどう注力すべきかを考えることで、色んなことが見えてきた気がします。今後の活動に活かせそうです。 ●話を聞くのがやっとでしたが、これで良かったと感じています。 ●自分たちがやりたいこと、やりたかったこと、その問題点など「見える化」できてよかったです。 ●問題構造をしっかりと認識できていなかった。このやり方を学べたことが今後の団体にも大変参考になると思いました。 ●存在理由の定義・問題解決仮説がすべてだと思いました。 ●本当に良い研修会をありがとうございました。こういう研修は初めてですごく勉強になりました。 ●団体の人間だけでは煮詰まっていたと思いますが、サポーターの方が入ってくださったことで、すっきりと考えられたり、頼ったりすることができました。御礼を申し上げたいと思います。 ●課題解決のために必要なことは、誰のために何をしようとしているのかをまずメンバー内で明確に共有する事、作戦を練ってしたたかに実践していくことだと教わりました。そのために考えなければならないことがたくさんあります。 ●うーん、まだしばらくお金で頭を悩まさねばならないようです。 ●NPOでも一般企業と同じように事業収入を意識し、注力すべきという思いが強かったのですが、今回の2日間の研修により、他の方面への意識もできるようになりました。 ●内容は、いろいろなことに気づかせていただき、100点でした。途中で分からない単語がでてきて、調べてしまいました。私には聞きなれない言葉でしたので。 ●普段自然発生的にしていることを言語化するのに大いに役に立ちました。ありがとうございます。方法として意識的にやっていきたいと思います。まさに”型”の意義を再確認しました。 ●今まで感じていたことを改めて図に落として、俯瞰的に見える化することができた。非常に勉強になりました。 ●今日一日で大学4年分勉強した気分です。 ●他の社員も連れて来ればよかった。 (コミュニティ・ユース・バンクmomo 運営事務局 小池) |