昨日、3月11日
前日の10日に、大川小に手を合わせに行き、昨日は特に行事などにに参加せずに、福地の家で静かに過ごしました。
一年前は、茨城にいて、原発事故の影響がなければ、4月から県内最北の町のとある通信制の高校で働いているはずでした。
今は福地で、一年前までは別の家族に飼われていたであろう猫と一緒に暮らしています。
ここに来たのは5月に入ってから。地震直後を私は知りません。
「どんなにやさしい心があっても、つらいめにあったことのない人間は、つらいめにあっている人間の心の中にまで入ることはできないのだ」
高校生のとき読んだ灰谷健次郎の本で、ずっと考えている言葉です。
ではどうすればいいのか。やさしくすらなれず、まだまだ、こたえはみつかりません。
今は、ただここに居させてもらっていること、子どもたちと一緒に笑えることを、日々大切にしていきたいと思っています。
今日の勉強会は、久し振りに来てくれた中学生の女の子2人と、もっともっと久し振りに来てくれた近くの小学生の男の子が加わって、新鮮な顔ぶれでした。
小学生の男の子がしゃべると、中学生の女の子たちは「かわいいー」とみんな笑顔。
猫をスケッチしてみたり、パズルで遊んでみたりと、いつもと違う光景がみられました。
そして、中学を卒業して、ついにスマホを入手した女の子たち。
やはり、なめこ栽培は欠かせません。
そんな今日の勉強会でした。
きっせ