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2013年09月05日

距離感からうまれた安心感

クリニクラウンが病棟に入り、廊下をコミカルに歩いていくと、
遠くからその姿を見ただけで泣き出した女の子がいました。

その女の子は以前、スタッフから訪問前のカンファレンスで、
「とても怖がりな子なので部屋から出ないようにします」
と、聞いたことのある子どもでした。

「そっちには行かないから大丈夫だよ」
クリニクラウンは、彼女の気持ちを尊重して時間をおくことにしました。

しばらくたってから、彼女のいる部屋を覗いてみると、
彼女はまた顔をクシャッとしかめ、泣き出しました。

むっくが
「大丈夫だよ。これ以上近づかないからね。安心してね」と伝えてから
「聴いて欲しい音楽があるんだ」と
ハーモニカを取り出し吹いてみました。

すると彼女は泣き止んで
「あっその曲知ってる!」
とベッドの上に立ち上がり関心を示してくれたのです。

少し怖かった気持ちが和らいだようだったので
彼女にクリニクラウンの存在を受け入れてもらえるように、
まずは、同室の子どもと関わっている様子を見てもらいました。


すると彼女は、クリニクラウンと子どもの遊びをじっとみつめ
クリニクラウンに興味を持ち、安心した表情に変化していきました。

彼女の気持ちの変化をかんじとり、声をかけると、
一緒に、会話を楽しめるようになりました。

むっくも楽しくなって病室の中をグルグル移動すると、
そのコミカルな姿をみて
彼女は大喜びでした。
さっきの不安な表情とは別人のように、大笑いをしていました。

クリニクラウンは常に子どものパーソナルスペース、
子どものその時々の気持ち、心の変化を大切にして関わります。
このくらいが、心地良い距離、というのを見極めることが
子どもの安心感につながるのです。

むっく
posted by cliniclowns at 14:06| クリニクラウン