先日、訪問中の廊下で子ども達やご家族と関わっていると、
医師が通りかかりました。
医師はポケットからサッと何かを取りだし、
私達に微笑みながら
クルッと後ろを向き、
またこちらにクルッと向き直りました。
満面の笑顔の鼻にはレッドノーズ!
その場に居た子ども達、ご家族、医療スタッフ、
もちろん私達も
「わぁぁぁ〜☆」と歓声を上げ、
和やかな微笑みの輪が廊下いっぱいに広がりました。
この突然の素敵なサプライズを私達は見逃しません!
「今日は、3人でやって来ました〜!
クリニクラウン新人でーす!」
と医師を紹介し、3人でポーズ。
そのままコミカルな遊びを展開しました。
子ども達は、普段の姿とは違う医師の様子に、
身をよじって笑ったり、
コミカルな動きに自然と言葉がでてきます。
目の前で起きている、人と人とが作り出す
コミュニケーションと微笑みの輪を全身で感じ、
そこから生まれる「楽しい!」と思う自分の感情を
ストレートに素直に表現していました。
その子ども達の様子は、
ご家族、医療スタッフの心をも動かし、
楽しませ、一体感を生み出していました。
医師のほんのちょっとの「変身」が、
その場に居た全ての人達の心を動かす新たな原動力となり、
微笑みの輪が廊下から、
病室、ナースステーションまで広がっていきました。
病棟という空間で過ごす子ども達の心を動かし、
感情を表出するきっかけは
時に、とても身近なところにあるのかもしれません。
ゆっきぃ
2012年03月02日
変身
posted by cliniclowns at 21:04| クリニクラウン