• もっと見る

« 2016年05月 | Main | 2016年07月»
プロフィール

林田全弘さんの画像
最新記事
カテゴリアーカイブ
リンク集
<< 2016年06月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/rindazenko/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/rindazenko/index2_0.xml
デザインする上での優先順位は「たわら」で判断! [2016年06月29日(Wed)]

どうもどうも、林田です。

名刺やチラシ、パンフレットなど広報物における、デザインする上での優先順位を整理しています。

キーワードは、たわら
た→わ→ら
の優先順位で考えましょう。

一番優先するのは、ただしさ。
そもそも、可読性が高いかどうか、誤字脱字がないか。過去2000枚近く名刺交換してきましたが、メールアドレスが間違っている方がお一人、英語のスペルが間違っている方が一人いました。

次は、わかりやすさ。
相手のことを考えて、わかりやすく丁寧な表現になっているかどうか。相手が次の行動をしやすいような設計になっているかどうか。画像やイラストを使って、相手の想像力をサポートしたり、理解を促したり。

最後が、らしさ。
あなたらしさ、団体らしさ。装飾を加えたり、オリジナリティを出したり、というのは優先順位としては一番最後。

いくらかっこいいデザインでも、文字が間違ってたり、小さくて読めなかったり、わかりにくければ、意味がない。

ということで、ただしさ、わかりやすさ、らしさ、の順番で広報物をつくっていきましょう。そんなことを整理していました。見栄えのデザインに走る前に、優先するものがありますよねー、というところをお伝えしたかったです。当たり前ですが、大事なこと。

ちなみに、たわらは漢字で「俵」と書きます。人に表立って伝える広報物にはぴったりな漢字だと思いませんか?(後付け〜)
セミナーづくりに立ちはだかる、3つの壁 [2016年06月20日(Mon)]

どうもどうも、林田です。

今年に入って、セミナー講師のお声がけをいただく機会が増えました。
とてもありがたく、嬉しく思います。ありがとうございます!!

(林田の講演・イベント情報はこちらにまとまっています)
http://design4npo.com/category/hayashida-lecture/

でも、セミナー内容を考えるのは慣れておりません。
経験不足ですね。非常に難しいです。

広報物をデザインすることと、
人前でお話させていただくこと、
「伝える」という意味で共通点はあるのですが、同じようにできるかというと
まだそこまでの応用力がなく、苦しんでおります。

いま、目の前には3つの壁があります。

●まとめる壁
ひとつめは、自分の伝えたいことを整理してまとめるという壁です。
2時間程度のお時間をいただいて、一番伝えたいことは何か?
セミナー後に持ち帰っていただきたいものは何か?
そもそも、NPOに必要なデザインは何か?
NPOになぜデザインが必要なのか?
デザインとは何か?

「伝えたいことは、絞りましょう」
と、パンフレットやチラシなどのお仕事の現場で、
NPOの方々に(偉そうに)言ってきたものの、
いざ自分の伝えたいことを絞るとなると、ものすごい大変です。

自分ひとりで絞り出すことの大変さが身にしみます。
誰か、私の話し相手になってください。


●伝える壁
ふたつめは、わかりやすく伝えるという壁です。
お伝えしたいことが絞れたとしても、
聞いていただく方の腑に落ちない限りは
「伝わっている」とは言えません。
事例を出したり、例え話をしたり、クイズ形式にしてみたり、
参加者同士で話し合っていただいたり。

やり方はいくらでもあるんでしょうけれども、
そのひとつひとつが「一番伝えたいこと」という大きな串で
刺さっているかどうか。これがまた難しい。

最初から終わりまで、一気通貫させるのは至難の技です。
あれも伝えたい、これも伝えたい。
あのやり方が面白い、このやり方を試してみたい。
そんな小手先に走ろうとする気持ちの多さに辟易します。


●期待に応える壁
最後の壁は、参加していただく方々の期待に応えることです。
有料のセミナーなら言わずもがな。
無料だとしても、貴重なお時間をいただいていますし、
交通費もご負担いただいています。

せめて、期待通りの内容を。
できれば、期待以上が望ましく、
最終的には、期待を超えるセミナーを目指していきたいです。


まとめる壁、伝える壁、期待に応える壁。
登り方は、まだ見えません。
こういう時はどうしたらいいんでしょうね。
でもきっと、自分の中に、答えがあるはずです。
いきなり多数決で決めない、合意形成のやり方メモ。 [2016年06月12日(Sun)]

先日のミーティングでうまくいったのと、過去のデザインワークショップでもうまくいった経験があるので、備忘録としてメモしておきます。

今回はプロジェクト名称などのテキストが題材でしたが、デザインの検討にも使えます。
・決めたもの:プロジェクト名称、キャッチコピー、説明文
・必要なもの:ホワイトボード、ポストイット
・参加人数:今回は5人(10人くらいが限度かなー)



1)みんなのアイデアをホワイトボードに箇条書きで書く
A4用紙に書いて壁に貼ってもいいかも。
出たアイデアは全て褒めると場の空気が良くなるのでオススメです。あまりにも非現実なアイデアでも「Yes,but…」で一度褒めておく。


2)ポストイットを2〜3枚配り、ポストイット投票をする
2枚なら一人2票、3枚なら3票という具合に複数票持つのがポイント。
いいな、と思えるアイデアのそばにポストイットを一人ずつ貼っていきます。投票の結果を決定にはつなげず、現時点でのみんなの意見を確認することが目的です。
ポストイットは正方形タイプを使い、改善アイデアや意見など書き込むと尚吉し。
ということで、書き込む時間を5〜10分程度設けたほうがいいですね。ポストイットの色は同じ色にして、意見の差が視覚的に生まれないように配慮。貼る際には、ポストイットに書かれたコメントを読み上げたほうがいいですね。


3)意見交換をする
どのアイデアにポストイットが貼られているか/貼られていないかを確認しつつ、ポストイットに書かれたコメントをしばらく俯瞰。
いま感じていることや、思いついた意見を口頭で出し合う。


4)出た意見を受けて、新しいアイデアを考える
アイデアを上乗せしたり、改変したり、組み合わせたり、5〜10分程度、さらなるアイデアを各自考えていきます。
この時、ポストイットが集まらなかったアイデアも発想のヒントになる可能性があるので消さずに残しておくといいですね。


5)新しいアイデアをホワイトボードに追記する
今回はこの時点で参加者全員が「いいな」と思えるアイデアが生まれました。

もし生まれなかった場合は、もう一度ポストイット投票をして、
(さっきのとは別の色のポストイットがいいでしょうね)
得票数のなかったものをボツにしたり、得票数の多い上位3つから決選投票をしたり、意見交換をしながら、最終的に多数決で決める、というプロセスになるかと思います。


ブレストしたけど、どう絞る?という時に効果的と思います。
ご意見やアドバイスありましたらお待ちしています!