セミナーづくりに立ちはだかる、3つの壁 [2016年06月20日(Mon)]
どうもどうも、林田です。
今年に入って、セミナー講師のお声がけをいただく機会が増えました。 とてもありがたく、嬉しく思います。ありがとうございます!! (林田の講演・イベント情報はこちらにまとまっています) http://design4npo.com/category/hayashida-lecture/ でも、セミナー内容を考えるのは慣れておりません。 経験不足ですね。非常に難しいです。 広報物をデザインすることと、 人前でお話させていただくこと、 「伝える」という意味で共通点はあるのですが、同じようにできるかというと まだそこまでの応用力がなく、苦しんでおります。 いま、目の前には3つの壁があります。 ●まとめる壁 ひとつめは、自分の伝えたいことを整理してまとめるという壁です。 2時間程度のお時間をいただいて、一番伝えたいことは何か? セミナー後に持ち帰っていただきたいものは何か? そもそも、NPOに必要なデザインは何か? NPOになぜデザインが必要なのか? デザインとは何か? 「伝えたいことは、絞りましょう」 と、パンフレットやチラシなどのお仕事の現場で、 NPOの方々に(偉そうに)言ってきたものの、 いざ自分の伝えたいことを絞るとなると、ものすごい大変です。 自分ひとりで絞り出すことの大変さが身にしみます。 誰か、私の話し相手になってください。 ●伝える壁 ふたつめは、わかりやすく伝えるという壁です。 お伝えしたいことが絞れたとしても、 聞いていただく方の腑に落ちない限りは 「伝わっている」とは言えません。 事例を出したり、例え話をしたり、クイズ形式にしてみたり、 参加者同士で話し合っていただいたり。 やり方はいくらでもあるんでしょうけれども、 そのひとつひとつが「一番伝えたいこと」という大きな串で 刺さっているかどうか。これがまた難しい。 最初から終わりまで、一気通貫させるのは至難の技です。 あれも伝えたい、これも伝えたい。 あのやり方が面白い、このやり方を試してみたい。 そんな小手先に走ろうとする気持ちの多さに辟易します。 ●期待に応える壁 最後の壁は、参加していただく方々の期待に応えることです。 有料のセミナーなら言わずもがな。 無料だとしても、貴重なお時間をいただいていますし、 交通費もご負担いただいています。 せめて、期待通りの内容を。 できれば、期待以上が望ましく、 最終的には、期待を超えるセミナーを目指していきたいです。 まとめる壁、伝える壁、期待に応える壁。 登り方は、まだ見えません。 こういう時はどうしたらいいんでしょうね。 でもきっと、自分の中に、答えがあるはずです。 |