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また、質問に答えられなくて。 [2018年09月06日(Thu)]

熊本で災害支援に取り組む学生団体向けに、講座を一席。
例によって、講座内でつくってもらう系のやつです。いやー、修正のしようがない、過去最高と思えるアウトプットを皆さん出していただきました。

問題は、講座の後の広報相談会と題した質問タイム。
「目に止まる広報はどうやったらできるか?」という質問に、まったくもって答えることができませんでした。

目に止まる、つまり見てもらえるために何をすべきか。確かに目に止めてもらうのは大事。でも、過激なことをしたらいいか、というとそうでもない。

「あ、この広報は自分に向けて言ってることかな」
「ちょうど欲しかった、自分にとって必要な情報だ」
と思ってもらうことがいいのかな。

目に止まる努力をしなくても、見てもらえる関係をつくる、とか、
気になって仕方がない関係になってもらう、とか、
そのあたりのことを言いたかったけど、どう言えばよかったのか、いまでも答えが出てきません。
10月23日考。 [2017年10月23日(Mon)]

どうもどうも、林田です。

10月23日は恩師というか旧友というか、
僕の人生に影響を与えてくれた方の命日です。

あの時僕が彼に語って、肯定してもらった「NPOの広告代理店」という夢はもう、
いまとなっては目指す方向とはちょっと違ってきたけれど、
それはそれで、動いてきたからこそ見えた答えとも言えますね。

NPOの広告を「代理」するつもりはさらさらなくて、
むしろ一緒に考えて、悩んで、試して、答えをともに見つけていきたいです。

「デザインの世界って、こんなに奥深いんだ」
と思わせてくれた講座。
ひとつの講座が、ひとりの人生を変えるきっかけに、なることもある。
彼は、その講座の講師をしてくれました。

僕もいつか、誰かの人生にいい影響を与える講座ができたら、
それはとても幸せなことだと思います。
10年以上経っても、難しい。 [2017年10月21日(Sat)]

どうもどうも、林田です。

NPO向けのデザインを生業として10年以上経ちまして、当初より大切にしてきた考えを振り返っています。
振り返りの伴走相手はこのワークブックです→「NPOのための想いを伝わる言葉にするワークブック」
http://design4npo.com/2017/05/24/990/


当初より大切にしてきた考えは以下の4つです。
1.「見えるデザイン」よりも、「見えないデザイン」を
目に見えないしくみづくり(広報プランニング)ができてはじめて、目に見えるデザイン(チラシやポスター)が活きてきます。

2.答えはNPOの内にある
外から加える見せかけのデザインではなく、内から引き出すデザインを。

3.クライアントではなく、パートナー
仕事を発注・受注する関係ではなく、共通の目標に向かって問題解決していくパートナーとしておつきあいします。

4.つくり手の楽しさは、使い手にまで必ず届く。
そのNPOに関わる全てのスタッフがウキウキしながら広報物をつくれたら、きっと社会は変わる。


10年以上経っても、大切にしたいという思いは変わりません。そして、10年以上経っても、もがいている最中であることも変わりません。
NPO広報の問い [2017年10月03日(Tue)]

どうもどうも、林田です。

NPOの広報について、自分のなかで整理したり
明文化しておかないといけないな、と思っています。

NPOの広報を一言でいうと、何か?
NPOの広報で、大事な考えを3つ挙げるとすると、それは何か?
NPOの広報は、どんな要素によって構成されているのか?
そして各要素はどんな働き・役割があるのか?
NPOの広報は、いくつのプロセスに分かれているのか?
NPOの広報の問題点や課題はどこにあるのか?
NPOの広報には、どんな制限や制約があるのか?
NPOの広報にかかるコストはどのくらいか?

恥ずかしながら、これらの質問に対して、
ズバッと答えられる状態では、まだありません。

このあたりを整理したうえで、
NPOの広報をテーマにした初心者向け講座ができたらいいな、と思っています。
提供する価値は? [2017年06月09日(Fri)]

どうもどうも、林田です。

僕がNPOに提供できる価値は何か?

それは「言葉」や「デザイン」あるいは「成果」といった
目に見えるものではないのかもしれない、と考えました。

今日、尊敬する方、というか同志というか、
先輩とも言える方と少し立ち話をした時におっしゃっていた、
「自分の提供できる価値は、安心、なんだよね」
という言葉。

透明に近いくらい自然な軽さで会話に流れていったんだけれども、
いやまてよ、と。
なんとかキャッチして、いまはものすごい重みのある、塊のような存在で、
僕の頭に残せています。

すごい人というのは、たまにそういう言葉を落としていくんですよね。
さらっとすごいことを言っちゃう。
さらっと研ぎ澄まされたエッセンスをパスしてくれる。

安心かぁ〜。
なるほどなぁ。
根っこはそこか〜!

そう考えると、僕が提供できるのは、
NPOの広報効果を最大限高める!
とか、
NPOが本来持っている価値を伝わりやすくする!
とか、そういうところじゃない気がしてきました。

もうちょっと潜らなきゃいけない。
掘り方が足りない。
目指せ、Center of the earth。
自分のマントルが、そこにある。
紙媒体にどれほどの力があるのか。 [2017年05月23日(Tue)]

どうもどうも、林田です。

チラシやパンフ、報告書などの紙媒体にどれほどの力があるのか。
「あまりない」と割り切っています。

でも、
「全くない」とまでは諦めていませんし、
「最大限まで力が発揮できたらいいな」と思って、かなりこだわってつくっております。

自分の経験に照らし合わせてみると、
チラシを見て参加を決めた講座は過去20年間で、たったの2回です。

パンフや報告書などの紙媒体を読んだことがきっかけで、
寄付をしたことは一度もありません。

参加や寄付といった、読み手の行動を変える、人を動かすのは
非常に難しいことだと身を持って感じています。

でも、
「全く意味がない」とまでは考えていません。
その紙媒体単体では、人の行動を変えるのは難しいかもしれないけれど、
使うシチュエーションやタイミングによっては、
「最後の一押し」や「自分を納得させる理由づくり」になると思っています。

なので、気を抜いたりはできません。
何をやるか、の前に、なぜやるのか。 [2017年04月16日(Sun)]

どうもどうも、林田です。

エイプリルフールにも、花見にも乗り遅れました。
季節の変わり目に弱い私は、喉の痛みと鼻のつまりと目の痛みにやられています。

日々、いろいろアイデアが湧いてきます。

NPO広報をテーマにしたサマースクール
NPO向けデザインセミナーを動画にする
NPO広報初任者研修
寄付付きKindle、略して寄付ドル
などなど

でも、何をやるか、から始めてしまうといけないんじゃないかな、と感じていて、湧き出るアイデアをかき消す自分がいます。

何をやるか、の前に、なぜやるのか。
どんなNPOの、どんな課題を、どうやって解決して、どんなステージに行ってもらうために、何をするか。
そもそもの部分がしっかりしていないと、広がりも深みも生まれないのではないか、という不安があります。
そもそもの部分がしっかりしていないと、壁に当たった時に「あれ、なんのためにやってるんだっけ?」と迷子になってしまいます。

まずは芯をしっかりつくること。
頭の中でもやもやしててもしょうがないので、紙とペンを使って作戦会議をしたいですね。
できて当たり前を疑う [2017年04月03日(Mon)]

どうもどうも、林田です。

フィードバックが欲しい。
そんなふうに感じる時が、たまーに、あります。

でも、人の振り見て我が振り直せ、なんですよね。
人に要求する前に、果たして自分は他の人に
フィードバックのひとつでも、しているんだっけ?と。

していないんですよ。
時間通りに届けてくれる宅急便。
指定通りに仕上げてくれる印刷会社。
電気を送ってくれる電力会社。水道局にガス会社。

お金を払っているんだから、できて当たり前。
こっちがちゃんと指定したんだから、問題なく仕上げて当たり前。
競争相手がいるんだから、安くて当たり前。

まだまだあります。
定刻通りに来てくれる鉄道。
宅急便の受取先として荷物を保管してくれるコンビニ。
便利なWebサービスに、スマホアプリ。

まずは、
「できて当たり前」
「やってもらって当然」
知らず知らずのうちに身についてしまったその感覚に
疑問を持つことから始めようと思います。
講座と実践をつなげるための3つの要素 [2017年02月15日(Wed)]

どうもどうも、林田です。

講座に参加しても、学んだことを実践できない。それはなぜか?
講座と実践の間にある「現場」という壁をどうやって乗り越えるのか。
講座と実践をつなげるためには、3つの要素が重要なのではないか。そんなことを考えました。

1つめは、わかりやすさ。
一度に記憶できる量は限られていますので、講座で伝えたいことは、限りなくシンプルに。そのシンプルな軸に、講座内容全てをひとつなぎにしたいところです。

2つめは、説得力。
例えば、講師の実績。「この人が言うなら、やってみよう」と思ってもらえるくらいの実績が欲しいです。あとは講座で提案するノウハウに効果の裏付けがあるかどうか。効果はできるだけ多く、高いものを。

3つめは、自分でもできるという確信。
少ない時間でも導入できる手軽さと、効果、つまりは高い費用対効果。あとは効果のあった事例が自分よりも格下の方がいいんでしょうね。さらに講座内でワークの時間を設けることで現場に戻る前にトライ&エラーをしておいて、感覚を掴んでもらうのもいいと思います。

講座に参加した方が「よし、やってみよう」と気持ち良く思えるにはどうしたらいいか?そんなことを考えています。
なぜチラシで悩むのか。 [2016年12月27日(Tue)]

どうもどうも、林田です。

多くのNPOからニーズがある「チラシ」。
なんでみんなチラシで悩むんでしょうか。ちょっと考えてみました。

これはきっと、広報全般の課題がチラシという形で表面化しただけであって、そのチラシの悩みというのは氷山の一角なんじゃないでしょうか。

参加者の立場を考えた視点が足りないのかもしれませんし、
喜ばれるような企画を生み出すノウハウがないのかもしれません。

集客の協力をお願いするのが苦手で、
いわゆる「助けてコミュニケーション」が足りないのかもしれないし、
持っている価値を文章に落とし込むコミュニケーションデザインが
身についていないのかもしれません。

そして、それらすべてが揃っているのに、
チラシがわかりづらく魅力に欠ける表現になっているのかもしれません。

いろーんなコミュニケーション上の課題、アイデンティティの課題、
マーケティングの課題、それらが身近なツールとして現れた、と。
それがたまたまチラシなんじゃないでしょうか。

チラシをつくらないNPOならば、それがロゴに現れるかもしれませんし、
パンフレットやWebサイトという形で表に出てくるのでしょう。
このように、チラシの悩みは、いろーんな課題が絡み合っています。

逆から考えれば、
チラシを起点にして、いろんな課題を解決に導くことができるんでしょうね。
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