どうもどうも、林田です。
以前、三つ折りパンフレット講座をさせてもらった時のこと。
講座後に、主催施設のセンター長さんから
「スライド作成に使っているソフトはなんですか?」
「スライドに使っている書体、あれはなんですか?」
「スライド番号があるスライドと、ないスライドがありますね」と立て続けに、マニアックなご質問をいただきました。
料理屋さんに例えると、
「お使いの包丁の銘はなんですか?」
みたいなイメージでしょうか。とてもマニアック!
でも嬉しかったです。
こんなご回答をさせていただきました。
「スライド作成に使っているソフトはなんですか?」Keynoteを使っています。
PowerPointでもいいのですが、特にこだわりはありません。
使用パソコンがMacだからでしょうか…。
「スライドに使っている書体、あれはなんですか?」Googleが無償公開している「Noto Sans CJK」というゴシック体を使っています。
「能登」ではなく「ノー豆腐」の略です。本当です。
アンチ日本食ということではないですよ。由来はググってみてください。
この書体の開発に関わったメーカーがつくっている書体が好きなのと、
Slideshareという、スライド公開サービスにアップしたときに文字化けしない、
という理由で、使っています。
「スライド番号があるスライドと、ないスライドがありますね」そうなんです!
当日投影するスライドのうち、ほとんどを印刷して、配布しています。
スライド番号が書いてあると、いまどのスライドを使っているか、わかりやすいと思ったからです。
スライドのほとんどを印刷して配布する理由は、
団体に持ち帰った時に共有していただきたいからです。
私の自己紹介とか、ワークの流れとか、省略してもいいスライドには
番号をふっていません。
番号のないスライドは配布もしない、というしくみです。
ただ、この方式に至るまでに悪戦苦闘をしておりました。
Keynoteにも、PowerPointにも、スライド番号をとばす機能がついていないのです。
こんな風にしたいのに
1、2、3、□ 、4、5…
(□ はスライド番号無し)
KeynoteやPowerPointのスライド番号機能だと、
1、2、3、□ 、5、6…
(□ はスライド番号無し)
となってしまうんです。
ということで、ちょっとの手間をかけまして、標準で付いているスライド番号機能は使わず、次のような手順で番号をつけています。
@スライド番号なしでスライド作成
A投影のみのスライドは番号部分にシカクバツ
B完成したらPDFに書き出し
CPDFから投影のみのスライドを削除
Dスライド番号を付ける専用のIllustratorファイルを開き、PDF書き出す
E配布用スライドPDF完成
F投影用スライド作りこみ
G投影用スライド完成したらPDF書き出し
H投影のみのスライドを挿入、PDF書き出す
I投影用PDF完成
少しでも分かりやすく、少しでも共有しやすい講座を心がけています。
なにしろ10年以上「分かりやすく伝える仕事」をしていますので、分かりにくい講座をするわけにはいかないのです。