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こしあんに学ぶ。 [2014年05月29日(Thu)]

IMG_2212.jpg

こんばんは、林田です。

今日も暑かったですね!
徐々に夏になりかけて、新緑が鮮やかなこの季節、一番大好きです。

早朝30分は読書タイム!ということで
「ファーストクラスに乗る人のお金」(中谷彰宏 著)
を読了しました。

中谷彰宏さんというと、どの本も行間が広いし、改行も多くて
なんとなーく読めちゃう、なんとなーく分かるけど、ただそれだけ。
というイメージ。

でもこの本の中に、刺さるフレーズがありました。
ご紹介します。

“56 こしあんと粒あんの両方を持つ”という項目です。
以下、引用します。
====================ここから

(前略)
こしあんは途中でこさなければならない分、粒あんより加工の手間がかかります。
値段は同じです。
しかも、売り上げは、粒あん8割、こしあん2割です。
普通に考えると、こしあんはやめたほうがいいという話になります。
お店の人は、より手間がかかっているこしあんを買ってほしいのです。

(中略)
すべての人の仕事の中に、「粒あん」と「こしあん」があります。
私の中にもあります。
1歩間違うと、こしあんをやめたくなる気持ちが湧いてきます。
本来は、こしあんをやりたいのです。
生活のために、粒あんをやっておきます。

(中略)
手間のかかることをやっておくことが、一番ノウハウが貯まります。
こしあんの部分があるおかげで、ラクにできる粒あんがスピンオフして生まれるのです。
ラクなものだけやっていると、それだけで終わります。

====================ここまで

そして最後には、
“「好きだけど、儲からない仕事」を持とう”
という言葉で締めています。

きましたね。刺さりました。

NPOの多くは合議制です。
メンバー全員の意見を聞いて、全員の理解と合意が得られないと前に進みません。
だから、NPOの制作業務は時間も手間もかかります。
やればやるほど儲からない仕事が多い、というのが現状です。

でも、僕はやりたいんです。
なぜならば、それが僕の原点だから。
それに、合議制で磨かれるとデザインは強くなるし、
誰もが納得して活用することになるので、有効なツールへとグレードアップするためです。


とまあ、本に影響されてかっこいいことを言ってしまっていますが、
儲からない仕事が9割だとつぶれちゃうので、
なんとか3割ぐらいに抑えつつ、末永くNPOの仕事を続けていきたいと思います。

ありがとうございます!
それでは!