講座スライドに寄せられたご質問 [2017年10月30日(Mon)]
どうもどうも、林田です。
以前、三つ折りパンフレット講座をさせてもらった時のこと。 講座後に、主催施設のセンター長さんから 「スライド作成に使っているソフトはなんですか?」 「スライドに使っている書体、あれはなんですか?」 「スライド番号があるスライドと、ないスライドがありますね」 と立て続けに、マニアックなご質問をいただきました。 料理屋さんに例えると、 「お使いの包丁の銘はなんですか?」 みたいなイメージでしょうか。とてもマニアック! でも嬉しかったです。 こんなご回答をさせていただきました。 「スライド作成に使っているソフトはなんですか?」 Keynoteを使っています。 PowerPointでもいいのですが、特にこだわりはありません。 使用パソコンがMacだからでしょうか…。 「スライドに使っている書体、あれはなんですか?」 Googleが無償公開している「Noto Sans CJK」というゴシック体を使っています。 「能登」ではなく「ノー豆腐」の略です。本当です。 アンチ日本食ということではないですよ。由来はググってみてください。 この書体の開発に関わったメーカーがつくっている書体が好きなのと、 Slideshareという、スライド公開サービスにアップしたときに文字化けしない、 という理由で、使っています。 「スライド番号があるスライドと、ないスライドがありますね」 そうなんです! 当日投影するスライドのうち、ほとんどを印刷して、配布しています。 スライド番号が書いてあると、いまどのスライドを使っているか、わかりやすいと思ったからです。 スライドのほとんどを印刷して配布する理由は、 団体に持ち帰った時に共有していただきたいからです。 私の自己紹介とか、ワークの流れとか、省略してもいいスライドには 番号をふっていません。 番号のないスライドは配布もしない、というしくみです。 ただ、この方式に至るまでに悪戦苦闘をしておりました。 Keynoteにも、PowerPointにも、スライド番号をとばす機能がついていないのです。 こんな風にしたいのに 1、2、3、□ 、4、5… (□ はスライド番号無し) KeynoteやPowerPointのスライド番号機能だと、 1、2、3、□ 、5、6… (□ はスライド番号無し) となってしまうんです。 ということで、ちょっとの手間をかけまして、標準で付いているスライド番号機能は使わず、次のような手順で番号をつけています。 @スライド番号なしでスライド作成 A投影のみのスライドは番号部分にシカクバツ B完成したらPDFに書き出し CPDFから投影のみのスライドを削除 Dスライド番号を付ける専用のIllustratorファイルを開き、PDF書き出す E配布用スライドPDF完成 F投影用スライド作りこみ G投影用スライド完成したらPDF書き出し H投影のみのスライドを挿入、PDF書き出す I投影用PDF完成 少しでも分かりやすく、少しでも共有しやすい講座を心がけています。 なにしろ10年以上「分かりやすく伝える仕事」をしていますので、分かりにくい講座をするわけにはいかないのです。 |